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Coachella2026

完璧なエンターテイメントを見せつけたサブリナの演出

今年のコーチェラは今までコーチェラを知らなかった日本の多くの人たちも注目しているようです。私は現地には行った事がないのですが、ここ数年はカントリー系のシンガーをチェックしていつも見ています。1999年のコーチェラは25000枚のチケットが、1枚たった50ドルで、週末の2日間の開催、相当な損失でその後しばらく開催されていなかったそうです。1年を通して、アメリカでは1年の最初のフェスという立場のコーチェラですが、昨年に続き、現在は650ドル近いチケットが25万枚売れ、2週に渡って行われていることもありかなりの収益、現在はYoutubeでも見れることから(太っ腹)今まで足が向いてなかった人たちも出向くようになっていると聞いています。

そして今回は日本からCreepy Nutsと海外レーベルと契約して活動している藤井風さんの出演。Creepy Nutsはこの2週にわたるコーチェラ出演で合間にアメリカの各地とメキシコでもコンサートを行うようです。藤井風さんに関して言えば、日本からかなりのファンが足を運んでいるという話も聞いています。


さてそんなコーチェラ、EDM、ヒップホップ、ロック系中心ということで、2週に渡って開催され、終わってから同じ場所でステージコーチフェスというカントリー系のフェスが1週に渡りあるのですが、全部見たら4月はほとんど今現場で暮らすことになりそう。いつか行きたい。

昨年はコーチェラにカントリー系のシンガーも多数出演していたのですが(昨年の私の記事に記載)今年はほとんどカントリー系は出ていません。カントリーのアーティストはステージコーチに全振りしてる感じ。そんな感じなので私も今年は興味がある出演者といえば、サブリナ、ジャスティン、そして日本の出演者と、アイスランドのレイヴェイといったところ。

そんな中でテディ・スウィムズはカントリーの香りがする楽曲もありしっかりした歌も聴き心地がよく、早い時間のショーを見ていました。途中で、なんとヴァンヘイレンのデビッド・リー・ロスが出てきて「ジャンプ」を歌ったのは「お〜!」という感じでしたが、もうデビッドは71歳なんですね。お元気そうで何より。また、見れてないのですがヴァネッサ・カールトンもゲストで「サウザンド・マイルズ」を演奏したとのこと。見たかった。彼のステージはいろいろなゲストとのコラボを披露してフェスの楽しさを見せてくれた気がしました。

ジャンプ!!!

全くチェックしてなかったCMATが最新作で評価の高い"EURO-COUNTRY”の楽曲中心に演奏し、スチールギターとフィドルが加わり、どことなくカントリーの香りがするステージで面白かったです。ちょっとおどけた感じの彼女の演出、独特かつ迫力のあるパフォーマンス、終始スチールのミュージシャンは静かに演奏してましたが、とてもいいスチールの音色でした。こういうパフォーマンスってさすがだなと。いつも自分のライブでも取り入れたいと思わされるんですよね。


さて、日本のCreepy Nutsですがすごくよかった。彼らの日本でのパフォーマンスが損なわれることもなく楽しく演奏してたんじゃないかなと。Gobiの広さがちょうどよかったのか映像からも一体感があるように見えて、日本でも思わずTVの前で踊りながら見てました!言語なんか関係ない、あの勢いとちょっとMCでは恥ずかしそうな喋りまでも観客を魅了したんじゃないでしょうか。


このスケジュール表に名前が掲載されているのは嬉しい

そして、サブリナ・カーペンターは七ヶ月もかけて構想を練ったというだけあるというか、さすが女優であり歌手である彼女。ステージに対しての考え方は古くはバーブラ・マンドレルをはじめとするエンターテイナーのステージを彷彿させるような演劇的なライブでした。

そして、サブリナの強さを感じるステージ構成だった気がしました。政治的意見を言ったために映画界から弾き出されているスーザン・サランドンを起用したことや(あの長い、まるでサブリナ自身の体験をスーザンに言わせることも)、コンサート中に口笛?を吹かれたことに対して、「私はそういうのは嫌い」と曲のイントロで語ったりするのを見ていると、彼女が今の地位に辿り着くまでに様々な人間と関わって、苦労もあったから、自分の確固たる意思を貫いて仕事をして、だからこそ今の位置にいるのだろうとつくづく感じるくらいでした。まだすごく若いのに。彼女はこれからどこに向かっていくんだろう。
コメディアンのウィル・ファレルが照明スタッフの変装をして「サブリナ・カーペンターって誰だ?」と言いながらステージでタバコを吸って悪態をついてるのは面白かった。スーザン・サランドンの長台詞の途中でサブリナの友達でもある俳優がちょっと出てくるところや、私の大好きな映画「オールザットジャズ」をオマージュした演出、後半で見せた、古き良きハリウッドのステージセットなどは、サブリナが女優であり歌手であるからこその演出に思えたし、昔のハリウッドのある種、恐ろしく煌びやかに見せていたステージは、現在のアメリカの混沌とした現状を考えるとあまりにも異質に思え、二度とあの時代のエンターテイメントには戻らないのではと思わせるような風刺を感じて、全てがサブリナの考えならば、今後彼女はどんな世界に飛び出していくのだろうと思わされました。

サブリナのステージでも後半、強風が吹いていたようですが、アニマが強風のため中止になったのは本当に残念。次週に期待したいです。

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