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関西の勝ち組は本当に士業や関電なのか🤡

結論:別に士業や関電は勝ち組ではない

 トンキンオワコン論、関西最強論が唱えられるXにて、我々上京組の関西人は日々苦虫を嚙み潰した思いで生活している。仮に関西が本当に勝ち組ならなぜ関西で相対的にかなり地頭上位にいたはずの我々がわざわざ上京して、臭い下水に悩まされながら日々を暮らしているのだろうか。関西という地域は端的に言うと与えられた能力を存分に発揮できる環境がないデカい地頭限界シティである。つまり、原義なんもないベッドタウンが続く。
 今回の論考では、東京人が指摘できないリアルな関西像を公立中と私学の両方を経験した私が事細かく解説させていただこうと思う。
 まず結論から言うと、関西において本当の勝ち組は士業や関電ではない。

自己紹介

 当ノートを初めて読む人や久しぶりに読む人向けに軽く自己紹介をしておくと筆者の属性
は、公立小中→私立進学校→京大→上京、上も下も縦も横も、士業もエリサラも見てきた。
 一方で自身は公務員家庭と自営業家庭のハイブリッド、親せきだけで野菜が送られてくる農家や自動車の車検、建築まで賄える、一方で医者だけが親族にいないので東京風の言葉を借りるならば関西版マイルドヤンキー家庭と評せるだろう。

関西の地頭序列

 まず、関西の勝ち組を論じるにあたって、関西人の中の本当に地頭がいい人間、所謂地頭天元密度の高さ順に進学先を並び替えた。関西は中学受験が盛んなので基本的に私学>公立となり、公立中学に進むことはエリートとしてのキャリアの終焉を意味する。灘甲陽東大寺などの超有名進学校の人間のうち地頭天元層がどこを志望し、どこに受かっていくのかは下記のとおりである。

東大理系→医学部→文系→深海魚私理・私文

 いくら医学部が予後がいいと言われてもなお、灘甲陽東大寺の地頭天元層はやはり東大を目指す。最初から医学部で離隔できるのは親が医者だったり、高1高2の模試で自分の地頭限界を悟ったり、怠惰に寝そべって受験に間に合わないことが確信した人間だけで、やはり本当に頭がいい人が理一や理三の魔力に抗うのは相当の理性を必要とする。実際、これら関西御三家出身で医学部再受験している人間は現役時代理一に入り卒後社会不適合や不和を起こして退職し医学部再受験の道を歩むことがある。最初から医学部に行っていればとは簡単には言うけれど、その魔力を完全に断ち切ることは難しい。

士業高校とエリサラ高校

 そもそも、医者が勝ち組とされてたのはコロナ化以降のここ数年で、それまでは医学部=親がお医者さんじゃないとなれないめちゃくちゃ学費が高くて難易度も難しい、それこそ今でいうパイロットみたいな扱いだった気がする。開業医は一代目は設備投資の借金返済に時間と金を奪われるため医者が本当の意味でお金持ちになれるのは2代目3代目以降だとも聞いた。それが医者によるエッジ隠しのネガキャンだったのか否かは今となってはもう分からないが。 
 関西には士業家庭が集まる中高一貫とエリサラ家庭の単身赴任の子供が圧案るエリサラ高校の二種類が存在する。前者は、灘甲陽東大寺のような比較的名門かつ伝統もある高校、星光や六甲もこちらに該当すると思われる。一方で後者は新興系の進学校である可能背が高く、どこの中高に入れば東大京大に入りやすいのかという観点で学校選択の意思決定が行われがちだ。余談だが、後者の学校を見抜く方法として関西にもかかわらず早慶の合格者や進学者が多い学校が上げられる。というのも、普通の関西人ならば同志社や神戸大学の好機で満足できるが、そうじゃない「外の世界」の味を知った関西人は早慶を評価できるからだ。いうまでもなく、私は後者の出身者であり、自分の学校で自分だけが非エリサラ地方公務員家庭だった。
 大学に合格した後、同じ制服を着ていたはずの友人たちが慶応や早稲田に入り、東大落ちのショックもなんのその上海やシンガポールに卒業旅行行ってて衝撃を受けた。エリサラ高校出身者は学力が基準の上下関係が序列となるので、自分より全統模試が低い人間が海外旅行に行けるという事実を感覚的に受け入れにくいのだ。

公立の実際的な進学実績

 では、公立高校はどうなのかというと良くも悪くも凡人が行く。何故なら公立中学段階で地頭天元の可能性が少しでも芽生えたら灘や東大寺を目指したくなるからだ。私学は高いから目指さないとしても、北野か神戸高校総合理学などで滑りどまる。問題はこれらの高校が別に東大も医学部も排出しておらず、京大の数で進学実績を稼いでいるに過ぎないのである。大学受験で上京した人間は如何に京大が入りやすく、その進学実績数に実質的な意味がないことを理解しているだろうが、地頭天元が目指さない大学というのはそれだけで存在意義がない。故に、そこにしか行けない上に進学実績も予備校浪人パワーでかさましして、実質的な倍率が1.4倍程度の公立高校に関西では「神童」が存在しない。すべての公立高校は種類物未満といえる。北野や神戸総理などの関西で比較的「上」な高校でもこれなのだから、長田や神戸普通科、天王寺、その他諸々の公立上位高校も進学実績を考慮すると完全にオワコンといえるだろう。エリサラもいなければ士業のガキもいない、中学受験と高校受験の搾りかすが集う最終処分場が公立高校である。
 個人的にそういう簡単な高校入試すら乗り越えられないジアゲン層がガチで苦手なので、須磨学園やら神戸高校普通科程度から京大に入ってイキってるやつが自分より幸せそうなのは許せないのはまた別のお話。

関西版富裕層・支配階層

 では、本題の関西の真の勝ち組に関して触れて行こう。どういう属性なのかというと、甲南付属や○○女子、関関同立の付属に殺到している。これはトンキンで例えるならば慶応内部に近く、端的に言うと受験勉強の力学が働いていない。学力が高い人間が偉いというよりも資本とネットワーク、生産装置を有して代々経営者やってる奴が偉いという身もふたもない話である。芦屋や阪急沿線、神戸東灘に住んでいる所謂オハイソで皆さんが勝ち組のステレオタイプを抱く関西人はこれらだろう。士業や関電が勝ち組という謎理論を私が関西人ながら手放しに賛同できないのは、これらの「上の世界」が存在することから目を背けているからだ。東京に松濤やアマンレジデンスがあるように、関西には六麓荘がありそこには一代では入れない。東京と違い、フルレバペアローンを組んでもなお「売られてない」が故に住めない住環境が存在する。一定以上の年収と共働きさえしていれば千代田区に住めるトンキンと比較すると、そもそも最初から売られていないものが最上位に存在して戦意を喪失させてくる関西と比べたらマシといえるだろう。
 また、これらの経営者は工場や商品を有していることが多く、トンキンのように虚業をしていない点も新規参入の戦意喪失に繋がっている。口先だけで錯覚資産を積み上げる戦法は関西では通用しにくいので、信用創造やフワッとした虚業よりもガッチリと地に足をつけた実業が上の世界には存在する。そのような面が資格で手に職をつける信仰に繋がっているだろうし、実際関西でコンサルが根付かない一因になっている気もする。

関西には「激務エリサラ職」も「巨大な工業」もない

 関西に就職しようとエリートが考えた時に思い浮かぶのはせいぜいキーエンスかMBB、BIG4の大阪オフィス。ニンテンドーやクボタでは物足りず高校同期の同窓会に行けるかが危うい。
外銀や外コン、商社もなく、すべての会社が2000年代に上京してしまい副首都確変でワンちゃん帰ってくるかどうかの瀬戸際。関西人のエリート階層は関西で働ける先がないと悩み上を目指して上京する。実際東京に来てからであった関西人に何故上京したのかを聞くと関西は働ける場所がないから東京に来たと言うことが多い。その機会は人によっては大学受験、人によっていは就活だったりする。また名古屋とは違いトヨタがないのでここに入れば安泰という会社も存在しない。結果的に手に入らない天井部分にロックがかけられて、その天井部分に相当する能力を有したジア天にとって関西という町は大きな虫かごのように思えてくる。勿論ヴォルとか修羅よりはマシなんだろうが。

本当の金持ちは経営者・自営業だが流動する

 関西における本当の勝ち組がエリサラではないことは先ほど述べたが、それら富裕層階層も不安定な立ち位置なので常に流動する。豪遊できるほどキャッシュを継続的に生み出せることは少なく、関西で金持ちとされている家庭はマンションを持ちながら自前で設備管理を行い家賃収入という形でキャッシュを生み出しているように思える。というのも、住んで投資という東京の特有の文化がないので金持ちでもフルレバタワーマンションを普通に冷笑しているのだ。家とは住むものであり転売するものではないという考え方が根強いので、不動産を経営してるレベルの階層でも普通にタワマンを利便性と修繕費の観点で冷笑している。
 となると、やはり土地という実物資産に紐づかない富裕層や自営業は脆いため、数年で序列が入れ替わり強いのは昔から強い家のみというなんとも面白みがない帰結となる。
 商工会やらJCでも二代目三代目の金持ちはいるが、いずれにせよ事業の継続に苦労しているようでr>gの時代に転売という経済的な合理性を発揮できる東京カジノはやはり異端といえよう。
 さらに、東京との違いとして金持ちの子供でも親金や資産にたかることが恥ずかしいという考えが根付いている。親から得たものよりも自分で得たものにこそ価値があると考えるため、故に親の資産を生かしてどう運用していくかという観点が抜けており、家庭レベルで常に上の世界に居続けられるかは親族の地頭レベルに左右されてしまう。

もっとも彼らは失敗したときのしりぬぐいだけは親にさせるからそんなことなら最初から頼っとけよと、無産階級ながら思わないでもない。そんな感じで流動性があるのならば僕らにも付け入るスキがあるのではと思うけれど、これは結局蜘蛛の上で積乱雲が循環するような話なので地上までは当然ながら回ってこない。

資格が強いとは

 士業という業態は顧客がいて成り立つ便利屋さんに近い。つまりはなにかやってくれと頼まれて走りをするということだ。そしてコバンザメは張り付くサメが大きくて強いほど簡単に安全に肥えることができる。どういうことかというと、関西における士業は顧客の経済状態に左右されるということだ。関西が右肩下がりならばそこを土壌に栄養を得る士業は枯れてしまうし、そうじゃないなら反映することができるだろう。
 資格が強いというのは、経営者にはなれずエリサラがそもそも存在しない関西という場所においてまだ勉学一本で比較的上層に食い込みやすいという意味に過ぎないので、東京のように四大があったり監査法人パートナーとして何千万も稼げるというわけではない。
 サメが弱りつつある時代にコバンザメの生存戦略が問われると言っても差し支えないだろう。
 圧倒的な「上」に経営者や中小がいて、その下に士業や大阪オフィスのエリサラ、その下に電気インフラ系、公務員、在阪メーカー。
 つまり、京阪神の学歴が「余る」のだ。もっと言えば、学力すらその3つの学歴では「余る」のかもしれない。その余った人間が行く先は東大になるが、どうせ東大が無理ならば京阪神非医で余らせるのではなく、きちんと医師免許という形でお釣り貰ってたほうがまだよかったんじゃないだろうか。就活でも関西圏ではオーバーキル状態なためにみんな上京するのだ。

関西版パス回し

 そして金持ちは金持ちで、独自の上の世界を構築しているためガリ勉や資格程度では中枢に入り込めない。悲しい現実がここには存在している。この現実をどう対処したらいいのだろうか。一般に、関西人は東京人に話している言葉の癖が強いため馬鹿だと思われてる点が否めない。しかし、関西にも確かに貴方たちと同じ知的階層は存在し、日夜己の地頭や能力を持て余しながらいつの日か上京か海外で己の翼を主うん存分広げられる日を待ち望んでいるのだ。
 関西には地頭天元向けの「死に場所」がない、俺はそれを作りたい。

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