節約しているのに、お金が残らなかった本当の理由
家計簿をつけ始めてから、
私は毎日のように数字を見るようになりました。
「今月はいくら使ったかな。」
「あとどれくらい残っているかな。」
そんなことを考える時間が増えました。
最初は、
「きっと食費が多いんだ。」
そう思っていました。
でも、家計簿を見返してみると、
思っていたものとは少し違いました。
食費でもありませんでした。
洋服でもありませんでした。
大きな買い物でもありませんでした。
一番多かったのは、
「何に使ったか思い出せないお金」
でした。
コンビニで飲み物を一本。
子どものお迎えの帰りにパンを一つ。
「今日は疲れたから。」
そんな理由で買ったお菓子。
一つひとつは300円もしません。
だから、その時は
「これくらいなら大丈夫。」
そう思っていました。
でも、それが何度も重なると、
気づけば何千円にもなっていました。
家計簿をつける前の私は、
お金が残らない理由を、
「もっと節約しなきゃ。」
だと思っていました。
でも本当は、
節約が足りなかったわけではありませんでした。
私は、
何となくお金を使うことが多かったんです。
そのことに気づいた日、
少しだけ肩の力が抜けました。
「もっと我慢しなきゃ。」
じゃなかった。
「ちゃんと気づけばいい。」
それだけだったんです。
それからは、
買い物をする前に一つだけ考えるようになりました。
「私は今、本当にこれが欲しいのかな。」
たったそれだけです。
我慢するためではありません。
自分で選ぶためです。
不思議なことに、
その一言を心の中でつぶやくだけで、
「今日はやっぱりやめておこう。」
と思う日もあれば、
「今日は買って帰ろう。」
と気持ちよく選べる日もありました。
どちらでもいい。
自分で決めたことなら、
後悔が少なくなりました。
節約って、
お金を使わないことだと思っていました。
でも今は少し違います。
「自分で選んで使うこと。」
それが私にとっての節約なのかもしれません。
家計簿をつけ始めてから、
お金は急には増えていません。
でも、
お金との付き合い方は少しだけ変わりました。
それだけでも、
私には大きな一歩だった気がします。
🌷
次回は、
家計簿を続けている中で、
少しだけ勇気を出して、自分のためにお金を使った日のことを書こうと思います。
あの小さな買い物が、私の気持ちを少しだけ変えてくれました。
