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幼い頃の記憶、母と二人きりの生活の始まり

幼い頃の記憶は、今でも鮮明に残っています。それは、母と二人きりの生活が始まった頃の記憶。
大きなマンションの一室。内覧に訪れた時、冷たそうな鉄の扉を開けると、閉まったカーテンの隙間から薄暗い光が差し込みました。ざらついた砂壁には、海外のポスターが貼られていました。
「ここに住むのか…」
そう思った時、言葉が出ませんでした。まだクリーニング前だと言われ、少し安心したのを覚えています。
二人きりの生活
これから始まる二人きりの生活。昼間は学校へ行き、外は前の環境とは違い車が多く、一人では外に出ないように言われていました。
毎日、母と一緒にお風呂に入り、ご飯を食べました。楽しみにしていたアニメのゴールデンタイム。一人で笑いながらテレビを見ていました。
しかし、そんな楽しい時間も束の間。
「着物の帯締め手伝って」
母の怒り口調が響き、うまくできないと更に怒られました。当時のことを聞くと、母は笑っている私を見て、よく思っていなかったようです。
夜は一人で過ごし、朝起きると同じベッドに母が寝ているのを見て、安心する。そんな日々が続きました。
記憶を辿って
今、この記憶を辿ってみると、母も必死だったのだと思います。一人で私を育てなければならないというプレッシャーや、慣れない都会での生活。
それでも、幼い私にとって、母は絶対的な存在でした。嬉しかったこと、楽しかったこと、そして悲しかったこと、寂しかったこと。全てが大切な思い出です。
最後に
幼い頃の記憶は、今の私を形作っている大切な要素の一つです。これからも、この記憶を大切に、生きていきたいと思います。

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