谷川俊太郎の、辞世の詩「感謝」

11月13日に亡くなった、谷川俊太郎の書下ろしの連作詩「どこからか言葉が」の最近作「感謝」が17日(日)の朝日新聞朝刊に掲載されています。このネット時代に、亡くなってから4日たって生前の作品が、発表されたことになります。しかし、その詩には、作者の死の影が色濃く描かれています。
 まだ生きているんだ~どこも痛くない/痒くもないのに感謝/いったい誰に?と続き、最後の4行に繋がります。それは、
 神に?
 世界に?宇宙に?
 分からないが
 感謝の念だけは残る
という言葉でした。
辞世の句というものがまだあるとしたら、まさに、谷川俊太郎の「辞世の詩」であり、生前の数多くの詩作の中で、永く伝えられる詩の一つであると思いました。ご冥福を祈ります。

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