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50代 | 雛人形を出した理由は、たぶん一つじゃない

毎年ちゃんと雛人形を出しているわけじゃない。
正直に言うと、数年に一度くらい。

うちは親王飾りだから、出し入れがものすごく
大変というわけでもない。
それでも、子どもが大きくなるにつれて
「そのうち出そう」
「まあ、今年はいいか」
そんなふうに、いつの間にか忘れてしまう。

今年は、防虫剤を替えたかった。
それも、雛人形を出した理由のひとつ。

でも、たぶんそれだけじゃない。




娘は、今年27歳になる。
彼氏は、いる。

社会人一年目の頃、
同じ会社の人と付き合い始めた。
彼は娘より7歳年上。
3年半くらい経った頃、
「この人と結婚するのかな」
なんて、親の私は勝手に思っていた。

ある時、
「一回、連れてくればいいじゃん」
と軽い気持ちで言ったら、
娘は少し間を置いてこう言った。

「実は、もう付き合ってはないんだよね」

一瞬、頭が追いつかなかった。

遊びに行っている話は聞いていたし、
泊まりで出かけたこともあった。
親から見れば、どう考えても“恋人同士”に
見える。

付き合っていないのに泊まりで遊びに行く。
それって、なんだか嫌だな、と思った。
不安だった。

たぶんそれは、
私自身が21歳で結婚したのもあると思う。
今の時代とは違うと分かっていても、
どこかで自分の基準を重ねてしまう。




そんなふうに思っていた頃、
娘に新しい彼ができたらしい。
今の彼も、7歳年上。

「年上が好きなのか?」
と、心の中で思わずツッコミを入れた。
…まあ、私の旦那も6歳年上なので、
何も言えないけれど。




昨年、長男夫婦に子どもが生まれた。
でも、遠方に住んでいるから、
なかなか会えない。

正直に言うと、
もし娘に子どもが生まれたら、
いつでも会えるし近くで成長を見られるのに、
そんなことを考えてしまう自分もいる。

勝手だな、と思う。

娘が幸せになることが一番。
それが大前提なのに、
自分の都合や寂しさも、どうしても混じる。




私は、母親を早くに亡くしている。(小3)
だからこそ、もし娘が生まれたら、
一緒に色々なことをしたかった。

その思いを、
娘が叶えてくれた。

娘は、私にとって一番の相棒だ。

私がライブに行く楽しさを知ったのも、
娘がいたから。
今も一緒にライブやフェスに行く。
温泉にも行くし、ディズニーにも行く。
今度は、オールインクルーシブのホテルにも
泊まりに行く予定だ。

娘がいるから、
私の生活は、確実に彩られている。

だから正直、
いつまでも近くにいてほしい。

でも、ずっとここにいてもらっては困る。
堂々巡りだ。



そんな色々な気持ちが重なって、
今年は少し慌てて雛人形を出した。

「色々うまくいけばいいな」

誰に向けた願いなのか、
自分でもよく分からないけれど、
きっと娘の未来と、
それを見守る自分自身に向けたものだったと思う。

雛人形を出したからといって、
何かが変わるわけじゃない。

でも、
出さずにいられなかった、
今年はそんな春だった。


娘の雛人形です🌸



子どもが大きくなってからの行事、
みなさんはどうしていますか?


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊



この記事は、るこのみらいさんの
ひな祭りイベントに参加させていただきました。
娘の事を思いながら書けました。
ありがとうございます☺️
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