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【連載/第8回】みんな大好き「ガパオ」の正体とは?/ワンディー風|タイ語で紐解くタイ料理の世界

タイ語で紐解くタイ料理の世界へようこそ!
第8回は、日本でもすっかりお馴染みの人気メニュー「ガパオ」をご紹介します。日本ではガパオと呼ばれているメニューですが、鶏肉を使った正式名称は**「パット・グラップラオ・ガイผัดกระเพราไก่」**といいます。

2023年に日本へ帰国して驚いたのは、ガパオライスがカフェチェーンや個人レストランの定番メニューとして定着していたこと。タイ料理がこれほど日本で愛されているのを見て、とても嬉しくなりました。

「ガパオ」の本当の意味、ご存じですか?

実は「ガパオ(正確にはグラップラオกระเพรา)」とは、料理名ではなく**「ホーリーバジル」**というハーブそのものを指す言葉なんです。

イタリア料理でよく使われるのは「スイートバジル」ですが、タイ料理ではこのスイートバジルとホーリーバジルを料理によって使い分けます

ホーリーバジルは独特の爽やかな香りがあり、庭で育てると周辺がふんわりタイ料理の香りに包まれるほど。非常に丈夫で、夏の間はどんどん大きく育ちます。「こんなに増えたら、毎日ガパオライスを作らなくちゃ!」と思うほど収穫できるんですよ(笑)。ただ、その香りに誘われて緑色の芋虫がやってくることも……。でも、それこそが無農薬でナチュラルな証拠ですね。
お料理に使う時には、良く洗ってお使いくださいね!

タイ語を紐解いてみよう!

料理名の「パット・グラップラオ・ガイ」を分解すると、こうなります。

  • パット ผัด= 炒める(野菜炒めの「パット・パック」と同じ)

  • バイ・グラップラオใบกระเพรา = ホーリーバジルの葉(バイใบ=葉、グラップラオกระเพรา=ホーリーバジル)

  • ガイ ไก่= 鶏肉

つまり、**「鶏肉とホーリーバジルの炒めもの」**という意味になるのです。


【ワンディーレシピ】鶏肉のガパオ炒め

タイの料理学校「ワンディー」流のレシピをご紹介します。先生の味は、少し甘めでコクがありつつ、刺激的な辛さが特徴です!

【材料】1人前

鶏肉ไก่:50g
・玉ねぎหัวหอมใหญ่:1/2個
・ホーリーバジルの葉ใบกระเพรา:1/4カップ
・大きな唐辛子พริกชี้ฟ้า:2~3個(お好みで)
・ニンニクกระเทียม:大さじ1
・ナンプラーน้ำปลาดี:大さじ1
・砂糖น้ำตาลทราย:小さじ2
・オイスターソースซอสน้ำมันหอย:小さじ2

【作り方】

  1. ニンニクと唐辛子をクロック(タイのすり鉢)で叩き潰す。油を引いたフライパンで、香りが出るまで炒める。

  2. 薄切りにした玉ねぎと、一口大にそぎ切りした鶏肉を加える。時々少量の水を加えながら炒め、ナンプラー、砂糖、オイスターソースで味を調える。

  3. 最後にホーリーバジルを加え、全体にさっと火が通ったら完成!


辛さのポイント:唐辛子の使い分け

レシピにある「大きな唐辛子」は、タイ語で**「プリック・チーファーพริกชี้ฟ้า」といいます。タイでは大きな唐辛子と、小さな唐辛子(プリック・キーヌーพริกขี้หนู)を使い分けますが、実は「小さい方が圧倒的に辛い」んです! 特に緑色のものは要注意
タイのマダムの中には、お食事の間のお口直しにこのプリッキヌーを生で頂く方がいらっしゃるのですが、本当に驚かされます!!

さて、今回のプリック・チーファーพริกชี้ฟ้า
はプリッキーヌーと比較すればマイルドですが、それでも辛いですから、何本使うかは自己責任で調整してくださいね。

★アレンジアドバイス
今回は「鶏肉料理」としてご紹介しましたが、ご飯に乗せる「ガパオライス」にするなら、鶏肉を鶏ミンチに変えてみてください。お肉とタレがご飯にしっかり絡んで、最高の一皿になりますよ!

🟣小さな唐辛子🌶️ピリッキーヌー
🩵大きな唐辛子🌶️プリックチーファー

タイにはいろいろな種類の唐辛子があり
料理に合わせて使い分けします

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