日本お米ばなし vol.78 ごはんの悩み100問100答編 22/100 「ふるさと納税で失敗しない有機栽培米の選び方」
Natural Farmingは、お米の専門家である「五ツ星お米マイスター」のいるお店です。
お米が大好きな私たちがお届けする【 日本お米ばなし】ぜひご覧ください。
日本お米ばなし vol.78「ふるさと納税で失敗しない有機栽培米の選び方」
ふるさと納税の返礼品として「お米」を選ぶ方は多いですが、せっかくなら体に優しく、かつ最高に美味しいものを選びたいですよね。 特に有機栽培(オーガニック)のお米は、シングルオリジン(単一生産者)。一軒の農家のお米のみで、産地の生産者のお米を混合した一般流通のお米とは異なり、その生産者のこだわりや生命力が強く出やすいのが特徴です。
今回は、2024年12月に本格スタートし、比較的新しいサービスながら利用者数が増加中のAmazonのふるさと納税で販売中のお米から、失敗しにくい有機米の選び方をご紹介します。

失敗しにくい選び方
ふるさと納税では、応援したい産地のものを選ぶことを基本としつつも、たくさんの商品があり、どれを選んだら良いのか悩むことが多いと思います。
そこで、米屋の視点で、ちょっとしたコツをご紹介したいと思います。
特Aの産地銘柄を選ぶ
一般社団法人日本穀物検定協会による食味ランキングで最高ランク「特A」を獲得した産地の銘柄は、その土地が持つポテンシャルが証明されています。
有機栽培の場合は、一軒の農家の技術が反映されますが、その地域の最適な田植え時期や水管理のノウハウは共通しています。特に近年は、技術力が高い地域でも、異常気象や水不足でランクを落としてしまう場合もあり、一つの基準として特A産地銘柄から選ぶと良いかと思います。
「有機JASマーク」を必ず確認する
「無農薬」や「自然栽培」という言葉は曖昧に使われることがありますが、国が認めた登録認証機関の検査をパスした「有機JAS認証」のお米には必ず太陽と雲と葉をモチーフにしたマークがついています。

ふるさと納税の返礼品画像や説明文で、このマークの有無を確認することで、オーガニックのお米を確実に選ぶことができます。
無洗米は避ける
旨みを最大限に味わいたい方は、通常の「白米」を選ぶのがベストです。無洗米は手軽で節水にもなりますが、精米の過程で美味しさの層まで削られてしまうことがあるため、プロの視点では「削りたての白米」を優しく洗って炊くことをおすすめします。
発送時期と「精米日」のポリシーを見る
お米は生鮮食品です。精米した瞬間から酸化が始まるため、「発送直前に精米してくれるか」は味を左右する大きなポイントです。届いたらすぐに冷蔵庫の野菜室などで保管し、カビや酸化を防ぐのが美味しく食べ切るコツです。
令和7年産:特A産地の人気銘柄(産地×品種)
特Aの産地銘柄の中でも、近年人気のある食味のものをいくつかピックアップしますので、ぜひ参考にしてください。
北海道産「ゆめぴりか」
ワンポイント:「転換期間中」という表示を見かけたら
これは、農家さんが有機栽培に切り替えてから、まだ3年経っていないお米のことです。でも、栽培方法はすでに有機JASと同じ、農薬や化学肥料に頼らない厳しい基準で行われています。
未来のオーガニック農家さんを応援したい方には、実はとてもおすすめの選択肢です。
新潟県魚沼産「コシヒカリ」
魚沼のコシヒカリは、美味しいお米の選択肢が豊富な現代においてもまだまだトップブランドとして認知されています。いつもの良いものが安心な方にぴったりです。
山形県置賜エリア「つや姫」
山形県といえば、日本のお米のルーツ「亀の尾」を生み出しました。その亀の尾の正統な系譜を引き継ぐ良食味米が「つや姫」です。コシヒカリよりも甘みや旨みが強いとされ、人気があるお米です。
お米選びは結構難しい
有機米を探している方にとって、選ぶのを難しくしている書き方がよく見られます。「有機米」「オーガニック米」などで検索して表示されるものの中には、注意が必要なものもあります。
有機質肥料使用
商品名に「有機米」「有機」「有機質肥料」といった表示がある場合、商品詳細ページで「有機JAS認証」を取得しているのか確認しましょう。
特別栽培米・栽培期間中農薬化学肥料不使用
この書き方の場合、有機JAS認証は取得していないものの、栽培方法は有機JASと同等であると判断できます。商品名に「有機米」「有機」と書いていないことで、表示ルールに従っているため、むしろ誠実です。
「特別栽培米」だけの記載の場合は、わずかでも化学農薬や化学肥料を使用して栽培されている場合がありますので、「栽培期間中農薬化学肥料不使用」もセットで記載されていることが見分けるポイントです。
おわりに
ふるさと納税を利用する方にとって、有機米選びはなかなか難しいものです。米屋と違って、表示ルールに従って消費者にわかりやすくしているものばかりではないためです。
もし、ふるさと納税でなくてOKという方がおられましたら、「農薬・化学肥料・家畜由来の堆肥を不使用」のNatural Farmingのお米ものぞいてみてください。
消費者が本当はこうであって欲しい「有機米」を取り揃えた、日本で一番厳しい基準のお米の専門店です。
