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那由多電影 #17|チ。ー地球の運動についてー

『チ。ー地球の運動についてー』(2024年)


『那由多電影』は、橋本那由多おすすめの映画・ドラマ作品をスピリチュアルな視点から考察する不定期連載です。
第13回〜第17回は、「やまとの民」というキーワードで作品を紹介して行きます。(「やまとの民」についての説明は第13回『ダンス・ウィズ・ウルブズ』の記事をご参照ください)


第17回は、2024年〜2025年放送のテレビアニメ『チ。ー地球の運動についてー』(原作は魚豊うおと氏による漫画作品)です。
本作は、カトリック教会の権威下にある15世紀のポーランドをモデルにした架空の国を舞台に、教会の思想に反する仮説、いわゆる「地動説」に魅了された人々の苦難の歴史を描いた作品です。
当時の神学では、静止した地球を中心に天が動いている(天動説)と考えられており、その真理に異を唱える地動説論者は異端者とみなされ、拷問や火あぶりといった厳しい処罰の対象となりました。


本作では、現代では誰もが知る「地動説」というテーマを取り上げ、その歴史に関わったであろう人々の苦悩を描いていますが、その物語の本質に隠されているのは、この分野、この時代に留まらず、広く人類の歴史において世界の・・・真実を・・・知って・・・しまった・・・・あらゆる人々が共通して体験したであろう悲劇であり、過去世において近しい経験をされた方であれば誰もが胸を打たれる物語なのではないかと思います。


拙著『九十九つくも神示』のあとがきでも触れたように、私は過去二十年にわたる鬱病と対人恐怖症に苦しみ、それが原因で仕事を二度離職し、経営していた店舗も畳みました。
その後、守護霊団からその因縁について教えられ、過去世において何度か幽閉された経験があることを知らされました。
おそらくその多くは、本作の主人公たちのように世界の真実を知ってしまったり、時の権力に異を唱えたゆえのことなのだろうと思います。(本作の主題歌を務めるサカナクションの山口一郎さんも同じく鬱病を公表したことで知られており、私と同じような因縁から本作との関わりが生まれたのだろうと思います)


過去、世界中に散ったやまとの民たちは、神々との契約や預言、あるいは決して手放してはならない神と人との繋がりそのものを決死の思いで守り、数千年にわたって子孫たちに伝えて来ました。
本作では書物による伝承が描かれていますが、彼らの多くはそれを文字にし、書物に残すことの危険性を知っていました。(本作でも描かれるように、文字に残せば必ず権力者の目に留まり、焼き払われることを知っていたからです)
そこで多くの者たちは口承(口伝)で語り継ぐという方法をとり、今日に至るまで世界中の先住民族たちの言い伝えは口承によって守られて来ました。


私は本作を鑑賞しながら、『九十九神示』ならびにこれまで書物として書き残されて来た多くのご神示を思い、毎話毎話涙を流しました。
そして今日、本作の主人公たちが求めて止まなかった「絶対不変の真理」が、一部の人々の口伝えではなく、書物として多くの人々にシェアされる時代を迎えられたことに得も言われぬ感謝と開放感を感じずにいられませんでした。(本来、ここから第三次世界大戦が始まり、再びこのような紙の本が検閲を受けるタイムラインもありましたが、現在は回避されています)


また、本作のキャッチコピーには「動かせ。歴史を、心を、運命をーー星を。」とあり、予告編でも流れる劇中の台詞には、「今から地球を動かす」という表現があります。
天動説の時代から地動説の時代への移り変わりを描くこの物語は、まさに日月神示の文脈で言う天の神々の時代から地の神々の時代への移行(回帰)と深くリンクしたものであり、長い年月を経て再び「」が動き出す霊的サイクルを示唆した作品であると感じます。
そして各話のタイトルにもあるように、そこに至るまでの道のりには多くのやまとの民たちの「」の犠牲があり、それでもなお宇宙の真理を渇望し続けた人々の「」(真理・神)への飽く無き憧憬が横たわっています。


宇宙の真理を学び、真実を知ってしまった人はいつの世も孤独です。
拙著に興味を持たれ、このnoteをお読みいただいている皆様も、少なからず本作の主人公たちと同じような孤独の中にあるのではないかと思います。
とても暗く、凄惨で、悲しい作品ですが、全話が神回とも言えるほど深い霊性とメッセージ性を持った作品ですので、鑑賞が苦でない方はぜひ最後までご覧いただければと思います。


いよいよ本年2026年から、地の大神様であるスサノオ様の本格的なご活動が始まっています。
このタイミングで本作をご覧いただき、私たちの中に宿る「やまとの民」の魂を燃やし、この大峠の時代を乗り越える力に変えていただければと思います。





『チ。ー地球の運動についてー』(2024年/日/全25話)

【ストーリー】舞台は15世紀のP王国。宗教が人々の心や科学までも支配している時代、教会の教えのなかで最も大切なものの一つが、地球が宇宙の中心であり、その周りを惑星が動いているとする「天動説」だった。「天動説」がこの世の真理だとされ、その教えに背く者は"異端者"のレッテルを張られ、激しく弾圧された。そんな時代を生きるのは、飛び級で大学への進学を認められた神童・ラファウ。彼は周囲の期待に応え、当時最も重要とされていた神学を専攻すると宣言。しかし、以前から熱心に打ち込んでいた天文への情熱を捨てられずにいた。ある日、彼はフベルトという謎めいた学者と出会う。異端思想に基づく禁忌に触れたため拷問を受け、投獄されていたというフベルト。彼が研究していたのは、宇宙に関する衝撃的なある仮説・・・・だった・・・。(*全4章構成になっており、以上は第1章のみのあらすじ)

【監督】清水健一
【キャスト】坂本真綾、速水奨、津田健次郎、小西克幸、中村悠一、仁見紗綾 他

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