那由多電影#10|VIVANT(2023)

『那由多電影』は、橋本那由多おすすめの映画・ドラマ作品をスピリチュアルな視点から考察する不定期連載です。
第9回・第10回は、「スサノオ」というキーワードで作品を紹介して行きます。
第10回は、2023年に放送され大ヒットを記録した日本のテレビドラマ『VIVANT』です。
第1話の冒頭、「天照大神、イエス・キリスト、アブラハム、アラーよ」という台詞から始まる本ドラマに一貫して流れているのは、まさにこの世の根源神にして、日月神示の文脈において「地の大神」などと表現されて来た国常立大神の地上顕現、スサノオ様のエネルギーです。
劇中では、主人公・乃木憂助が度々参拝に訪れる神社として、スサノオ様と縁の深い神田明神(平清盛はスサノオの霊統)が登場し、モンゴルや中東など、日本神話において「天孫」や「天津神」と言われたスサノオ系支族の足跡を思わせる舞台設定が施されています。
そして、何と言ってもドラマの主軸である「VIVANT」というキーワードには、昨今スピリチュアル・都市伝説界隈でも頻繁に扱われるようになった「八咫烏」「山窩」「裏天皇」、あるいは「神の民」といったトピックに見られる、日本の歴史における"陰の守護者"という深層的テーマ(それはスサノオ様のお働きそのものでもあります)が横たわっており、日月神示において上下、善悪が「グレンとひっくり返る」とも言われるように、本ドラマが長きにわたり権力者たちによって封殺されて来た本当の歴史や、元なる神々の復活を巡る狼煙のような役目を持っているように私には思えます。
ドラマ後半に登場するスサノオそのものの暗喩とも言える主人公の父や(前回紹介した『ゴジラ -1.0』同様、父性というテーマも含んでいる)、日月神示を思わせる「標的は日本」といった台詞など、劇中のあらゆるところにスサノオを連想させる要素が散りばめられた本作は、私たち日本人の記憶をDNAレベルから刺激し、呼び覚ます働きを持っています。
難しい考察や謎解きは必要ありません。
本作に滾るスサノオ様のエネルギーを感じながら、息もつかせぬ物語を存分に楽しみ、いよいよ「グレンとひっくり返る」ここからの世界の動向に胸を踊らせていただければと思います。
『VIVANT』(2023年/日/全10話)
【ストーリー】「いいか。どんな手を使ってもいい。一か月以内に九千万ドルを取り返せ」大手商社に勤める乃木憂助は、ある日勃発した誤送金事件を解決するため、中央アジアの小国・バルカ共和国に向かう。自身の全てを掛けて大金を追ううちに見えて来たのは、世界中で暗躍する秘密組織の影だった・・・。
【監督】福澤克雄 他
【キャスト】堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、富栄ドラム、役所広司、小日向文世、松坂桃李、二宮和也 他
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたチップは本の制作費や書店の運営費として大切に使わせていただきます。