家族交流会 in 新宮市
こんにちは!
NPO法人nearの井口です。
今回は、11月9日(日)に開催された
和歌山県医療的ケア児等支援センター主催の
家族交流会 in 新宮市について、
当日の様子や、参加して感じた私の想いなどを綴りたいと思います。
当日はあいにくのお天気でしたが、
しとしとと雨が降る外とは対照的に、
会場の中はクリスマスの飾りがきらめいて、
ぱっと明るい空気が広がっていました。

みんなでつくる「希望の木」
交流会の最初は、「希望の木」づくりのワークショップ。
葉っぱの形の画用紙に、好きな色のクレヨンで模様を描いたり、言葉を書いたり。
nearっこ、ご家族、支援者、nearサポーター…
その日そこにいたみんなの手で一枚一枚の葉っぱが増えていき、一本の木になっていく。

「その色すてき!」「わ、それ上手~!」
「どこに貼ろうかな?」
そんなちいさな会話が自然と生まれて。
初めまして同士でも、ふっと距離が縮まり、
場の空気をやわらかくほぐしてくれたように感じました。

「希望の木」のワークショップは、和歌山市での家族交流会に続いて今回で2回目とのこと。
今後も各地域の家族交流会でこのワークショップを広げていき、完成した作品は県庁に飾られていくそうです。
nearっこときょうだい児の時間
記念撮影をしたあとは、それぞれの時間へ。
nearっこときょうだい児さんたちは、
アシテック・オコさんのユニバーサルな遊びの体験や、きょうだい家族学習会のみなさんが用意してくださった制作などの体験ブースへ。
*アシテック・オコさんについてはこちらから⬇︎
アシテック・オコさんのブースでは、
スイッチを押すと恐竜の口から煙が出たり動いたりするおもちゃや、一人ひとりの身体や特性に合わせて遊び方を選べるゲームやUFOキャッチャーなどがあり、みんなが遊んでいる楽しそうな姿を見て「私も遊びたい…」と思ってしまいました(笑)。

きょうだい家族学習会の皆さんが用意してくださった紙粘土やアイロンビーズの製作ブースでは、素敵な作品がたくさん出来上がり、中にはご家族へのプレゼントをつくっている子もいて。
そのやさしい気持ちに心がふわ~っとあたたかくなりました。

対話から見えてくる、地域のいま
同じ時間、ご家族や支援者のみなさんは
医療的ケア児等支援センターの高塚さんと、
near代表の加藤が進行を務める対話型ワークショップへ。
私もそこにご一緒させていただき、2つのテーマでグループワークをしました。

テーマ①「支えられたと感じたこと」。
日常の中で支えられていることはたくさんあるけど、いざ言葉にしようとすると、何を話せばいいんだろう…と迷っていたところ、
同じグループにいたnearっこママが「ウチは旦那さんが洗濯を全部してくれて…」と話してくれたことをきっかけに、
「職場の子が気づいたら机を整理して片付けてくれて…」というエピソードや、
「子どもが学校で食べてる給食も、ありがたいよね〜」など、
小さな日常の中にある“支え”の話が次々に広がっていきました。
小さなことでも、確かにそこにある支え。
話しながら、「自分もたくさんの優しさに支えられて生きているんだ」と気づいた時間でした。
テーマ②「困りごとや、あったらいいなと思うこと」。
このテーマではそれぞれの暮らしのリアルが語られました。
同じテーブルの方からは、
・大きな病院に行くとなるとどこに行くにも遠く、交通費や時間、そしてご家族の心身的な負担が大きいのに、支援が足りていない現状。
・医療的なケアが必要な子どもが成人する(児から者に変わる)と、利用できる制度が変わってしまい、それによってご家族が仕事を辞めざるを得ないこともある。
・この地域には、駐車場から建物まで屋根のある施設が少なく、雨の日は移動だけでも大変…。
などの声があがりました。
お話を聞きながら、
日々の暮らしの中にこんなにも多くの"気づかれにくい負担"があるということを知り、胸がぎゅっとなりました。
でも同時に、こうして声にしてもらうことで初めて知れることもあり、私の視点も “すこし先” まで伸びていくような感覚がありました。
この時間は、解決策を出す場ではなかったけれど、「知ること」「共有すること」そのものに大きな意味があって、
困りごとが “ひとりの悩み”ではなく“地域で向き合いたいテーマ” へ変わっていく瞬間に立ち会えた気がしました。

歌がつないだ、やさしい時間
家族交流会の締めくくりは、美熊野福祉会のみなさんによる歌のプレゼント。
『どんな色がすき?』『やおやさんへ行こう』の曲では、手拍子がひとつになって笑顔が広がり、
『にじ』の曲では、そっと涙ぐむ姿も。
(そんな私も去年の【nearと奏でるクリスマス】を思い出して1人ウルっとしていました。)
短い時間でしたが、やさしい歌声とピアノの音が会場全体をひとつにして、あたたかい空気に包まれていきました。

最後に
今日、ここで生まれたひとつひとつの対話や笑顔、交わされた想いは、すぐに形にはならなくても、きっと誰かの未来のどこかで灯りになる。
声を届ける人
声を聴く人
そして、寄り添う人。
それぞれが少しずつ“つながること”で、
地域はやさしく変わっていくんだと感じました。
nearも、この循環の一部として、
これからもひとつひとつの出会いを大切に、
地域とともに歩んでいきたいと思います🌿
ご支援のお願い
私たちの活動はnearの思いに共感してくださった
たくさんの方に寄り添っていただき運営することができております。
今後も継続的に活動を運営するためにnearでは、
年間を通じて寄付を募集しております。
この地域に暮らす、医療的ケア児や重症心身障がい児とその家族が
nearサポーターや地域社会と一緒に
心がワクワクするような経験が
できるように活動の輪を広げていきます。
この活動には
会場利用料や安心安全な運営のためのスタッフ、
物品などの費用が必要です。
ご寄付いただける方は、いずれかの方法でぜひお願いいたします。
銀行口座への振込
新宮信用金庫 本店営業部 普通1103390
GMOあおぞらネット銀行 法人第二営業部 普通2006354
※上記いづれかの銀行にお振込をお願いいたします。
※お振込と合わせて以下申込フォームよりご連絡をお願いいたします。
クレジットカード決済による寄付
クレジットカードに決済にて以下ご支援の方法を選択可能です。
一口寄付プラン(単発での寄付) : ¥3,000~
nearファミプラン(毎月定額での寄付) : ¥500~¥10,000
賛助会員(年会費での寄付) : ¥3,000~
※nearファミプラン参加者向けの以下イベントを計画中
- 年4回のオンライン・トークイベント
- 年1回のオフライン交流イベント
以下寄付サイトよりご登録をお願いいたします。
