夏バテが治らない人ほどやっている。「体調を崩しやすい5つのNG習慣」|三首を守るファッション医療
「しっかり寝ているのに疲れが取れない。」
「食欲はあるのに身体が重い。」
「肩や頭痛がなかなか治らない。」
そんな"夏バテ"を感じていませんか?
7月中旬は太平洋高気圧の影響で厳しい暑さが続く一方、湿った空気の流れ込みによって湿度が高く、午後は局地的な雷雨やにわか雨も発生しやすい時期です。
屋外では30℃を超える暑さでも、室内では冷房が効き、1日の中で大きな温度差が生まれます。
この時期は首・肩・頭痛・全身の倦怠感を訴える方が増えてきます。
実は、その原因は暑さだけではなく、毎日の何気ない習慣に隠れていることがあります。
NG① 「暑いから」と首を無防備にしている
首には筋肉・神経・血管が集中しています。
エアコンの風が直接当たり続けると、首の筋肉が緊張、血流が低下し、肩、頭痛が起こりやすくなることがあります。
改善ポイント
薄手のモックネックやハイネック、軽いストールなどを活用し、「首を冷やしすぎない」ことを意識しましょう。
NG② 汗をかいた服を着たまま過ごす
汗は体温を下げる大切な働きをしています。
しかし、汗を含んだ衣類のまま冷房の効いた部屋へ入ると、汗が蒸発する際に必要な身体の熱まで奪ってしまいます。
これが汗冷えです。
汗冷えは、首、肩の痛み、身体のだるさ、自律神経の乱れにつながることがあります。
改善ポイント
素早く汗を処理、必要以上に熱を奪わせないために、吸汗速乾素材のインナーや汗をかいたらインナーを着替え、それが無理であれば、最低限通気性の良い素材を取り入れることです。
NG③ 首元、手首、足首全部出したまま冷房に当たる
私がおすすめしているのが、首・手首・足首の「三首」を冷やしすぎないことです。
この3か所は皮膚の近くを太い血管が通るため、冷房や風の影響を受けやすい場所です。
改善ポイント
首元は薄手のモックネック
手首は軽い羽織りで調整
足首は薄手ソックスで保護
大切なのは厚着ではなく、「必要なときだけ守れる服装」です。
NG④ 水だけを大量に飲む
夏は水分補給が重要ですが、汗とともに失われるのは水だけではありません。
ナトリウムやカリウムなどの電解質も失われます。
大量に汗をかいた日は、水だけを一気に飲むよりも、食事で塩分・ミネラルを補い、経口補水液を適切に利用すること。
これを、少量ずつこまめに飲むことが大切です。
NG⑤ 気温だけで服装を決める
「今日は暑いから半袖一枚。」
これだけでは、夏の体調管理としては不十分です。
服装を考えるときは、気温や湿度、気圧、室内の冷房環境、屋外と屋内の滞在時間まで考えることが大切です。
私は、この考え方をファッション医療と呼んでいます。
服装は見た目だけでなく、身体を守るためのセルフケアでもあるのです。
今日からできるセルフケア
夏バテを防ぐために、今日から次のことを始めてみましょう。
朝に首・肩・肩甲骨をゆっくり動かし、1時間に一度は立ち上がる。
冷房の風向きを確認して、直接あたらないようにする。
お風呂は38〜40℃のお湯に10〜15分浸かる。
水分と電解質をこまめに補給する
※突然の激しい頭痛、手足のしびれ、ろれつが回らない、意識障害、高熱を伴う症状がある場合は、筋肉や冷えだけが原因とは限りません。速やかに医療機関を受診してください。
今日の服装提案
蒸し暑さと冷房の両方に対応するため、今日は次のような組み合わせがおすすめです。
吸汗速乾インナー
薄手のモックネックまたはハイネック
UVカット機能付きの軽量カーディガン
通気性・ストレッチ性の高いボトムス
足首を覆う薄手のソックス
蒸れにくくクッション性のあるシューズ
「暑いから薄着」ではなく、「暑さにも冷房にも対応できる服装」を選ぶことで、一日の疲労を軽減しやすくなります。
まとめ
夏の体調不良は、暑さだけが原因ではありません。
湿度、気圧の変化、冷房、汗冷え、そして服装が重なることで、自律神経や筋肉には想像以上の負担がかかっています。
だからこそ、三首(首・手首・足首)を冷やしすぎないこと。
そして、その日の環境に合わせて服装を調整すること。
これが、私が提案するファッション医療の基本です。
健康のために我慢するのではなく、快適に調整する。
その小さな工夫が、夏を元気に過ごすための大きな一歩になります。
