お砂糖とミルクはおつけしますか
カフェやファーストフード店などで、これを聞かれることがある。
砂糖・ミルク・ガムシロップ・ポーションレモンなど、セルフで持っていけるお店もあるが、おつけしますかと聞かれて、必要な量を申告する場合である。
コーヒーにしろ紅茶にしろ、Mサイズなら砂糖3本は必要な生き物である、大熊猫。
ちなみに、もしもスタバのベンティサイズだったら、ガムシロなら5個は必要である。
つまり、非常に申告しづらい。
店員さんはにっこりと微笑んで「3本ですね」と復唱して渡してくれるのだが、家で使うために多めにもらうガメツイ奴だと思われていないだろうか、はたまた、そんなに使うからその体型なんだよ。と思われただろうか…など心配しちゃうのである。
そもそもセルフにしないのは、そういうガメツイ人に過剰に持っていかれるのを防ぐ目的もあるのだろう。
いやいや何を隠そう、私の義母だった人(結婚していた人の母)がそれだったのだ。
先に行っておくが、義母という人は2年に一回クラウンを買い変えるほどのお金持ちである。
お金にはまったく困っていない。
が、カフェやレストランから砂糖を持ち帰りストックするのを「趣味」としていたのである。
一度だけ見せてもらったが、大きめのお煎餅の缶いっぱいにたまった砂糖の山を前に、若き日の大熊猫がドン引きしたのは言うまでもない。
私にはそういった趣味はまったくないが、それでもやはりセルフのお店は良い。
気兼ねなく必要量を持っていける。
だから、というわけでもないのだが、今日も砂糖がセルフである、行きつけのドトールでお茶を飲みながらこの記事を書いているわけだ。
私は18歳のころ、新宿にある某ファーストフード店で働いていたのだが、その店で6時から15時のシフトに入っていた時期があった。
この時間帯は、モーニングとランチという2大ラッシュを乗り切る結構ハードなシフトなのだが、このシフトのもう一つの特徴は、圧倒的に常連さんが多い時間帯ということだ。
特にお客様が急いでいる朝の時間帯は、効率的に接客する必要があるのだが、なんとこのお店が「お砂糖とミルクはおつけしますか」一派だったのだ。
常連さんが多いため、自然と「この人はコーヒーに砂糖1本だけ」とか「この人はコーヒーにミルクだけでマドラーは要らない」とかいうことを覚えてしまい、確認もせずに渡していたものだった。
若いってすごいなあ。
今なら、まず肝心の顔を覚えられないだろう。
・・・老い憎し。
とにかくだ。
まあ、だから飲食店に限らず、常連さんの色々を覚える店員さんというものが存在することは理解している。
お客様の立場ならどうか。
私は何故だか知らんが昔から店員さんにすぐ覚えてもらえる、という特性がある。
たいした常連というほどでもないのに。だ。
前の会社のそばにあったタリーズでは、注文する前に「アイスのココアラテの一番大きいサイズ、ホイップ追加ですね。」とにこやかに確認されていた。
バレている。
数回しか行ったことがないのに、である。
しまいには、いつもので大丈夫ですか。などと言われる始末。
甘いココアにホイップ追加とか、覚えられちゃうのはちょっと恥ずかしくもあるのだが、でもこれってとても嬉しいものだ。
人によるかも知れないけれど、私は喜ぶ属性の人間である。
神谷町のタリーズのお姉さん、その節はどうもありがとう。
セルフのお店にはこれがない。
良いところもあるけど、寂しいところもあるなあ。
まあ、要するにそれぞれの良さがあるよ。ということなのだろう。
今日は冷たい風が強く吹いていたため、いつものアイスティーはやめておいた。
ホットティーにお砂糖を3本、ミルクを1つ。
店員さんには見られていない。
だから気兼ねなくお砂糖を紅茶にインしていた。
その時に視線を感じた。
隣のマダムが隠そうともせず、ガン見していたのである。
顔には「おぞましいものを見てしまった」と書いてある。
忘れていた。
セルフでもこれがあるのだ!
できればお茶くらい、周りの目を気にせず飲ませていただきたい。
そもそも、お砂糖3本って、普通よりちょっと多め。ってくらいじゃないかい?
ああ、でもローソンのアイスカフェラテ(メガサイズ)にガムシロ5個入れてた時、会社の人も引いてたなあ。
みなさんはどうなのだろう。
お砂糖とミルクはおつけしますか?
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