本との出会いは、いつも特別
ちょっと前に地元へ帰った。
やっぱり地元の空気は落ち着く。
そんな中、バスの窓から見えたのは移動図書館だった。
公園に一台の車が停まり、その中にはたくさんの本が並んでいる。
懐かしいなと思った。
私が子どもの頃は図書館まで行くのに少し距離があったので、この移動図書館が来る日を楽しみにしていた。
小さな車の中でお気に入りの本を探す時間が好きだった。
特に「ぐりとぐら」の絵本がお気に入りだったことを思い出した。
本つながりでいえば、私がよく行く本屋さんには少し変わった仕組みがある。
棚を月額で借りて、自分のお気に入りの本を並べられるのだ。
エッセイでもビジネス書でも、小説でもいい。
人生に影響を受けた本や、心が温かくなった本を自由に置くことができる。
そして、その本を見て気に入ったお客さんが購入できる仕組みになっている。
なんだか素敵だなと思う。
ただ本を売る場所ではなく、「好き」が並んでいる場所のように感じるからだ。
この人はこんな本が好きなんだ。
こんな言葉に救われたんだ。
そんな気持ちまで伝わってくる気がする。
いつか私も、自分のおすすめの本を並べてみたい。
誰かの心に残った一冊が、また別の誰かにつながっていく。
本は読むだけではなく、人と人をつなぐものなのかもしれない。
そんなことを思った一日だった。

