ゲーム業界のリモートワークの実態/CEDEC2020アンケートより

お疲れ様です。
俄然、在宅勤務中のゲーム会社の人、ねじおです。

Amazon…パワプロ…はやく…はやくきてくれー!

▲ゲーム発売日のAmazon待ちはこの気分

(ちゃんと昨日の夕方届きました)

いやDL版買えよって話なんですけど、
DL版はDL版で、結局ダウンロードに3時間とかかかって、
初回アップロード入るので、これもこれでやきもきするんです。

あと、パワプロは2018とか2020とか年次で出るので、
何となくパッケージで並べたい想いがあります。

さて、今回はゲーム業界に興味をお持ちの方、
もしくは単純にゲームが好きな方向けに、
コロナ過の中、ゲーム業界も盛んに取り入れたリモートワークの実態について調べたのでお話出来ればと思います。

●開発者アンケート

先週、CESA/CEDEC2020のアンケートが速報として公開されました。

これは、毎年開催されるゲーム業界の開発者向けのカンファレンスイベントです。今年はコロナの影響もあり、9月にオンラインでの動画配信形式で実施されます。

その中で毎年来場者アンケートを取ってるんですが、
今年はオンライン開催ということもあり事前に「在宅勤務」についてのアンケートが行われていました。

▲CESA/CEDEC2020 開発者アンケート

その中の在宅勤務の実施割合の項目。

実に95%の方が在宅勤務有の環境。
素晴らしく、在宅しています。ビバ在宅、愛すべきマイホーム。

過去、在宅勤務の経験があるかの項目では、
経験ありと答えた方が、32%程度。
今回のコロナ騒動で一気に在宅OKの流れが進んだことが分かります。

在宅勤務を実施している理由を見ても、
92%が会社からの指示と回答。

他の質問項目でPCなどの備品も70%以上の方が会社から支給されたと回答されています。

ホワイトだ…。社員を大事にする業界だ…。

●アンケートの情報は正しいのか

上記のグラフだけを見ると、とてもホワイトですが、
実態としてはどうなのか、データに偏りは無いかを詳しく見てみます。

①職種

▲回答者の職種

CEDECは技術寄りのカンファレンスなので、
参加者はプログラマー/エンジニアが最も多く、約43%

続いてプランナー(ゲームデザイナー)、デザイナーが約12~14%

ちょっと職種は偏ったデータと言えます。
(その他って…何だ?営業部門・間接部門の方かな?あ、私か。)

②会社規模

▲回答者の所属会社規模

ボリュームゾーンが2か所見えるかと思いますが、
これはゲームメーカー(ゲームを起動したときに名前が出る会社)と、
開発会社(メーカーから頼まれてゲームを作る会社)の規模の集中具合と一致します。

よってここでの偏りはあまり気にしなくて良いと判断します。

なお、大半が正規雇用で会社に所属された方が回答をしています。
(雇用形態の質問もあり、正社員・契約社員の方が86.5%)

③ゲームジャンル

▲回答者の関わっているゲームプラットフォーム

最も多いのが、スマホ向けゲーム、続いて家庭用ゲーム、PCゲームとづづきます。
PCゲームはスマホと同時展開していたり、DeNAさんのモバゲーやDMMさんのブラウザプラットフォームで展開されているものも含まれているので割合がイメージよりも高くなっています。

複数回答可の項目なので、参考程度になりますが、
ゲーム業界の売上割合(スマホ:家庭用で4:1)よりは、回答者の偏りが無いと言えます。

①②③まとめ
職種の偏りだけが気になりました。
デザイナーとゲームプランナーは在宅で作業できているのかをちょっと調べてみようと思います。

●職種の偏りを確認・検証

「在宅OK」という項目で求人を検索できる募集媒体を使用して、職種の比率を出してみようと思います。

在宅OKで募集されている職種に、アンケートほどの大きな職種の偏りが無いのであれば、プログラマー/エンジニア以外の職種でも在宅勤務が進んでいることが言えるのではと考えました。

FindJob

在宅OKでゲーム系の募集は、47件掲載中。(7/9現在)

▲媒体画面はこんな感じ

この47件をPL(企画系)、DS(デザイナー)、PG/EN(エンジニア系)、その他(デバッカーなど)に分類すると、以下の比率に。

▲求人数比率(FindJob)

エンジニアよりも圧倒的にデザイナー募集が多い。
FindJobはゲーム業界よりもWeb業界に強い媒体なので、ブラウザゲームの会社さんの募集が多かった印象。

また、デザイナーに大きく偏った要因としては、
同じ会社が複数のデザイナーポジションを募集していたため、
比率としては高くなっている。

・engege

▲媒体画面はこんな感じ 特集されてる

続いてen転職さんのサイト、engege。
こちらは18件が特集として掲載。(7/9現在)
ゲーム系以外のものも混ざっている印象だが、、、同じ分類で分けてみる。

▲求人数比率(engege)

その他がまさかの一番多い結果に。
何でECサイトの運営とか商品データの入力がゲーム業界なんだ(苦笑)

ただ、ここでもデザイナーについては募集が多かったです。

上記2媒体のデータから見ると、
職種によっての偏りが無いと言えなくはないが、
プランナー職についてはもしかしたら、少ないのかもしれない。
(今回、ディレクター職もPL/企画としてカウントしている)

●まとめ

周囲の会社のお話や、取引先さんの状況を聞いていても、
4月~6月については多くのゲーム会社が在宅勤務を実施していました。

ねじおの周りの情報だけでは説得力が無いかと思い、
実際に調べてもみましたが、おそらくどの職種でも一斉に在宅/テレワークでの仕事へ切り替えが進んだと見れます。

7月~徐々に通常勤務に戻す会社さんもあれば、
まだ在宅勤務中の会社もあります。

スマホゲームか家庭用ゲームか、オリジナルタイトルかIP(版権モノ)タイトルかなど、関わっているプロジェクトによって、会社内でも判断が分かれていたりするので、
在宅勤務についてはいろいろな要因が絡んでいます。

引き続き第2波が出てきていますので、今後も会社によって対応の差は出てくると思いますが、
一般的な業界よりはフレキシブルに動いた業界だとは言えますし、是非ゲーム会社さん各社の頑張りを知ってほしいと思い、こんな記事を書いてみました。
(いや、ほんと大変なんですよ、いきなりリモートにするのって…)

もしゲーム業界に興味をお持ちいただる方の参考になれば幸いです。

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ねじお★ゲーム会社人事のnote ジュース奢ってくれるんですか!? え!?コーヒーでもいいんですか!? 今から超がんばります。