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【映画レビュー】“意外と”手堅いキワモノ映画!?『ヴァージン・パンク Clockwork Girl』の感想

更新お休み中もたくさん映画を観ているので、たくさん感想を書いていきます。


『ヴァージン・パンク Clockwork Girl』のざっくりとした感想

『ヴァージン・パンク Clockwork Girl』を観てきました。

ヴァージン・パンク Clockwork Girl
制作年:2025年 / 制作国:日本
35分 / シャフト制作 / R15+
監督:梅津泰臣

https://eiga.com/person/19057/

『A KITE』『MEZZO FORTE』など世界的にも名前が知られているアニメーション監督・梅津泰臣が、『魔法少女まどか☆マギカ』などのアニメーション制作会社シャフトのタッグを組んで新シリーズ「ヴァージン・パンク」シリーズをスタートし、今作はその第1弾。

梅津監督が自ら企画・原作・キャラクターデザインも手がけ、バウンティハンターとして生きる少女の苦悩と、彼女を取り巻く人々が織りなす欲望と混沌をめぐる物語を描くそう。しっかりアクション描写は充実していそうです。

本作を観てきた感想をざっくり一言で言うと……


短いながらしっかり満足な秀作。


短い作品ながら精彩な画面のリッチさや容赦ない動きで見せるアクションの外連味にしっかりと満足。

連作で30分級の中編という、かなり注釈のつく作品なのですが、癖は強いながらも意外と手堅さのある作品なんじゃないかと思ったので、その辺り、もっと内容に踏み込んだ感想を書いていきます。


『ヴァージン・パンク Clockwork Girl』のもっと踏み込んだ感想


■クセは強いが意外と設定には気を遣っている?

梅津監督の作品ということで、性的な要素と暴力的な要素が尖っているような作品が出てくることを予想していたので、かなり人を選ぶ作品が出てくるんじゃないか、と思っていたのですが……設定から色々よくできている

(C)梅津泰臣,シャフト/アニプレックス

例えば主人公の羽舞。
少女が強制的に賞金稼ぎの道具にされるという俗な設定に、令和の今に乗り切れるかと少し心配してましたが──実は成人女性だったのに、宿敵の策略によって少女の見た目のサイボーグにされた….という設定で、見た目ほどのゲスっぽい体裁じゃなかったのは驚き。

(C)梅津泰臣,シャフト/アニプレックス

そんな宿敵のエレガンスおじさんもただの変態野郎という感じでもなさそうでしっかり思惑がありそうだし、なんならちゃんと厭なやつであることも描いていたりと、実は要所の気になりそうなところに設定的な注釈が入るように出来ていたので変なノイズは感じず楽しめました。

キワモノでありながらも、そこに甘えないところはまず偉いと思う次第ですよ。

女性キャラクターを意図的に性的に描くとか、その扱いとかにも言いたいことも出てくる人もいるのかもしれませんが、そのあたりも今後の物語のテーマに入ってくるのかな?ということは、羽舞とエレガンスの現在の関係性からも思うので、そのあたりについては評価を保留といった感じです。

俗っぽい見た目だけど、意外とそこに逃げない手堅さがあった。


■キレッキレのアクションは抜群に良かった

本作に期待されている部分の1番の部分って“アクション”だと思うのです。

実際梅津監督といえば、そのアクション描写が海外でカルト的な評価を得てきたという過去があるので、今回の映画もどんなアクションを見せてくれるのかが肝になってくるよなぁ……なんてことをぼんやり思っていたのですが

すごかった。

(C)梅津泰臣,シャフト/アニプレックス

生首とかを飛ばすバイオレンス描写は言わずもがな。
サイボーグ化する前の羽舞のトランクを盾にしながら戦う様子の新鮮さや、クライマックスの舞台を無茶苦茶にしながらも、珍しい武器でトドメを刺す感じなどは大興奮。

尺自体は短いのに、しっかりその中でも見せ場を存分に用意してくれているし、物語の起承転結も成立しているという見事なバランス感。
大満足でしたよ。

これが物語が進んでいくとどうなってしまうのか、というエスカレートしていくであろう今後に期待を含め、一発目としては申し分ないものを見せてくれたと思っています。

アクションには大満足。期待通りのものが観れました。


まとめ

●設定もしっかり練られている。
●アクションは一発目として申し分ない。
●今後がどうなってくるかにもよる。

というわけで、尺も短ければ連作前提という特殊な作品とはいえ、映画館をお披露目の場としている以上、本作も“映画”。

どれぐらいのペースで次回作が公開されるのかはわかりませんが、この出来なら全然今後にも期待ができますし、かなり私は楽しみです。
『ヴァージン・パンク』シリーズ、応援してます!


あと余談。

パンフレットがめちゃめちゃ凝ってるらしいのはすごいけど、しっかり値段も4,000円(税込)で相応だったのにはびっくり。

ペラペラで1000円近いやっつけパンフよりは全然マシなんだけど、思わず躊躇して買い逃しました。今後、買える機会があるといいな。


公式サイト


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