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グザヴィエ・ドランに恋して

 私はグザヴィエ・ドランに恋している。恋だと分かったのは、彼の動画を見て探していたり、急にフランス語を学んだり、彼の作品を次々と鑑賞している自分がいたからだ。

 これを、そとに表現したくて仕方なかった。それは、今の自分の生きざまだからだ。

 しかし、なぜ私がそれを表現しなかったかというと、私は男性であり、男性にも恋心を感じる性質だからだ。しかもそれを周りに伝えるという選択をしていない。

 つまり、心に秘めているので、なんだか胸がつっかえて苦しいのである。

 私がこのグザヴィエ・ドランをどのようにして知ったかというとAmazon primeで同性愛ものをさがしているときだった。

 何本かみて楽しんだあと、最後に見つけた一本、マティアス&マキシム、がドランの作品だった。誰が監督だとか、そういうのに疎い私なので、あとからグザヴィエ・ドランだと知った。

 映画の始まりは、わりと早めの言葉のやり取りから始まり、理解がゆっくりな私にとっては途中でめげそうだった。

 だんだんと出演者の顔が覚わったところで、ある男性の横顔がかわいいなと想った。それがドラン(俳優 兼 監督)だった。なんだか、奥深いなにかを感じさせる表情だった。

 男性同士の愛に、私は心惹かれて、共感して、満足できた。

 気に入った映画を見たあとは、いつも、どこか心が寂しくなる。終わってしまったという寂しさ。それが特に、心惹かれるキャストがいるとなおさら。

 まるで失恋をしたみたいだった。

 それからというものその心の穴を埋めるために、彼の作品をいくつか見た。そのどれもが心に迫るものがあった。

 彼の作品では、嗚咽のように泣く時がいくつかあった。複雑に絡んだなにかを心に感じているのだけれど、なにかはわからない、ただただ涙しているというような感じだった。

 はじめは、彼の外見や雰囲気から気になった私だが、とても才能があって素敵な方ということを知った。

 それから、彼はよくしゃべる。しっかりとした考え方、感じ方があるからだろう。そこがまた魅力的なところだった。

 わたしは、価値観とかあなたの考えは?と言われても言葉が出てこないと思う。

 人は、人に影響されて変化していくものだと思う。私は、noteを久々に開けてこうして書いている。

 少しでも内面の体験や感覚を言葉にしていきたいからである。それは、ドランのよく話す、自分を理解しているそんな姿に影響されているからだ。

 私は、恋をしている。こうして語っているあいだも、ドクンドクンと胸の鼓動が聞こえ、キュンと胸を締め付けられる感覚がしているからだ。

 ああ、愛しのドラン。

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