暗闇に落っこちた先で見つけたもの
心が壊れる音って本当にするんだな、と思ったあの日。
胸の真ん中にある核のようなものが、ペキペキペキ、と剥がれ落ちていく感じ。
新卒で入社した会社で追い込まれて、適応障害になった。
食べ物の味がわからなくなった。
大好きだった音楽は雑音となって聞くに堪えなくなった。
毎日のように読んでいた本も、文章として認識できなかった。
色はわかる。でも、事実として認識できるだけ。
「今日は青空で、快晴だ」それは、わかる。
でも、清々しいとか、綺麗だとか、そんな感情は一切湧き出て来なくなった。
目の前は真っ暗で、前にも後ろにも進めない。
何も希望がなくて、ただただ、自分はもうだめだ、という絶望感にさいなまれて。
しゃがみこんで、耳をふさいで、もう嫌だ、誰か助けて、と泣きじゃくっていた。
そんな時に手を差し伸べてくれた人がいた。
ちょっとだけ前を歩いて、優しく手を引いてくれた。
動けなくなったら、隣に並んで、また歩けるようになるまで一緒に待ってくれた。
いつでも笑顔で、「大丈夫だよ」と声をかけ続けてくれた。
真っ暗だった私の世界に、一筋の光が差した。
彼の手だけがぼんやりと光を帯びていて、手をつかめば、その先へ、連れて行ってくれた。
光はだんだんと広がっていく。
私はまた、戻ってこれた。
I never cared much for moonlit skies
I never wink back at fireflies
But now that the stars are in your eyes
I’m beginning to see the light
I'm beginning to see the light
今まで一度も
月の輝く空には関心がなかったし
ましてやホタルの光に目を向けることなんて
全然なかったけど
今は君と出会って
まるで星のように光る煌きを
君の瞳に見つけられたから
ようやく僕にも
希望の光が見えてきたみたいだよ
https://ameblo.jp/riegoro/entry-12243991517.html
彼は太陽のような人。
私は、そんな彼の光に照らされて輝ける月のような人になりたい。
彼は――旦那は、今でも私の希望の光。
この恩は一生忘れないし、いつか旦那がつらくなった時、その時は私が太陽となって手を差し伸べたいんだ。
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