心が向くほうへ
前回、「心は、どこにあるか」ということを書きました。
そんななか「自分は何のために生まれてきたのだろう。」
と考えるときがあります。
使命や天命という言葉がありますが、
その答えを知って生まれてくる人は、きっとほとんどいないのでしょう。
でも、不思議なことがあります。
「これが好き。」
「これは苦手。」
「やってみたい。」
「どうしても気が進まない。」
そんな感覚だけは、誰かに教えられなくても、自分の中にあります。
理由はうまく説明できなくても、心は自然と反応しています。
好きなことをしていると時間を忘れる。
逆に、どれだけ周りから勧められても、心が動かないこともある。
それは、心が静かに教えてくれているサインなのかもしれません。
好きなことだけで生きていくことは簡単ではありません。
現実には、責任や生活もあります。
それでも、自分の心が何度も向かおうとするものには、
何か意味があるような気がします。
もしかすると、「やりたい」と思えることこそが、
自分に与えられた役割へ続く、小さな道しるべなのかもしれません。
使命とは、最初からどこかに書かれているものではなく、
自分の心に耳を傾けながら、一歩ずつ歩いていく中で見えてくるもの。
だからぼくは、迷ったときほど「世間はどう思うか」ではなく、
「自分の心はどう感じているか」を大切にしたいと思います。
心に従うということは、自分がこの世界でどんな人生を歩みたいのか、
その答えを少しずつ探していくことなのかもしれません。
