一人では生まれないものがある
万有引力では、物と物が引き合います。
磁石では、N極とS極が引き合います。
作用があれば、反作用があります。
重力があれば、それを支える反力があります。
理科や物理で学んだことを思い返すと、
自然界には「一つだけ」で成り立つものは意外と少ないことに気づきます。
必ず何かと関わり、
影響し合いながら存在しています。
もし、この世界に一つしか物がなかったら。
万有引力は働きません。
磁石も引き合いません。
作用反作用も起こりません。
「相手」がいて初めて、
力は生まれます。
人も同じなのかもしれません。
一人で生きているように見えても、
家族がいる。
友人がいる。
職場の仲間がいる。
名前も知らない誰かが作ってくれた道を歩き、
誰かが育てた野菜を食べ、
誰かが書いた本を読んでいます。
私たちは、
誰かとの関わりの中で生きています。
もちろん、人と関われば良いことばかりではありません。
意見がぶつかることもあります。
傷つくこともあります。
思い通りにならないこともあります。
でも、それも「相手」がいるからこそ起こること。
そして、そのやり取りがあるからこそ、
優しさを知り、
許すことを覚え、
成長していくのだと思います。
電気も、
プラスだけでは流れません。
マイナスだけでも流れません。
二つがあるから、エネルギーが生まれます。
人生もきっと同じです。
違う価値観。
違う考え方。
違う生き方。
それぞれが影響し合うことで、
新しいものが生まれていきます。
だから私は、
人との違いを怖がるのではなく、
大切にしたいと思います。
自分とは違うからこそ、
気づけることがある。
支え合えることがある。
一人では生まれなかった景色がある。
物理の世界も、
人の世界も、
本質は意外と似ているのかもしれません。
一人では生まれないものがある。
だからこそ、
私たちは誰かと出会い、
影響し合いながら生きているのだと思います。
