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pythonmba
生活保護申請という名のダンジョンを、今日なんとかクリア。
生活保護の申請は、想像していたよりも“静かに壮大”だった。
まず番号札を取る。
呼ばれない。
とにかく呼ばれない。
モニターの数字を見つめながら、私は思う。
「これ、テーマパークだったらクレーム出るレベルの待ち時間だな…」
やっと呼ばれる。
窓口へ。
「ではこちらの書類にご記入を」
紙、紙、紙。
説明を聞きながら思う。
“この国は紙でできているのではないか”
印鑑を押す場所が多すぎる。
私は兄の代わりに名前を書く。
「ご本人の署名が必要です」
はい、きました。必要書類にもらってきましたよ!と提出。
前日
病室で兄はゆっくりペンを持つ。
止まる。
ペン先が宙で迷子。
私は横で実況する。
「いける、いける、そこ兄の名前!」
「一文字目きた!」
「はい、今ちょっと芸術寄り!」
看護師さん、笑いをこらえている。
書き終えた兄は、ちょっと得意げ。
私は心の中で拍手する。
そんなやりとりしてきたなんて思わないだろうな…
しかし役所は静かだ。
そして帰り道。
私はぐったり。
「……つかれた」
兄にゃ聞かせる事のない言葉が出た。
絶対に兄貴の前では「大丈夫!」の顔を作ると、あの日に決めた私。
50代兄妹、
生活保護申請という名のダンジョンを、今日クリア。
でもきっとまた、次のクエストが待っている。
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