(60)マンリョウ
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このシリーズは散歩中に見た300種くらいの植物を紹介していくシリーズです。
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マンリョウ
日本、台湾、中国、朝鮮半島
東アジアに広く分布する。
林内に生育し
冬に熟す果実が美しく
特に名前がめでたいので
センリョウ科のセンリョウ(千両)などと、ともに正月の縁起物とされる。
名前の由来は実の色や形がセンリョウに似ていて実が大きい所からで、並べられたりするのだが
実はセンリョウとマンリョウは科が違い、植物学としての分類上は、同じ仲間ではない。
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町の空き地などにポツンと生えていることがあるマンリョウ。
鳥が種を運んだと思われる。
山林など環境に恵まれると小規模なコロニーができることようだが、
本来、そんなに急激に増えていく植物ではない。
筆者の体験談だそうなのだが、
園芸店でマンリョウを買ってくると、数十個の実がついている。
試しに、庭の日向、日陰、いろんな条件の場所に、数十のマンリョウの種を植えるということを2シーズンにわたり挑戦。
結果、それらは一つも発芽しなかったそうで
簡単に生えているわけではなさそうだ。
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ところが、フロリダ州で日本から観賞用に持ち込まれたマンリョウが高密度に生育している場所がでてきた。
その増え方は異常で林床――林の下の部分――を90%もマンリョウが覆いつくしてしまっている地域があったり
さらに、テキサス州やルイジアナ州にもどんどん広がりつつあった。
日本では1年間に1本の木から作られる新たに実生で育つ木は約1本であるのに対し、 フロリダでは1本につき15本から74本も育ち定着する。
在来種を駆逐するような圧倒的な早さの増殖は、生態系に大きな影響を与えかねず、大変、懸念されている。
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マンリョウは葉っぱに微生物を共生させていることがわかっている。そして、その微生物を種にまで伝えている。実験的に種を無菌状態にしてから植えると、きちんと生育しないのだそうだ。
まだ解明されていないが、それらの微生物が、マンリョウの発芽や生育に深い関係があるのだろう。
フロリダでの異常繁殖も、土などの微生物が日本とフロリダでは違うことが原因ではないかと言われている。
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良くも悪くも「生きる場所」が変わるというのは、物凄いこと。
これは人間にも当てはまる。
国内外と言わずとも
寒い場所と暖かい場所というようなざっくりした分け方でも変わるし、ちょっと近場で引っ越すだけでも変化はあるものなのだから。
Spetial Thanks!! ナレーション台本化協力 人外薙魔様
参考文献
