(56)アオキ
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このシリーズは散歩中に見た300種くらいの植物を紹介していくシリーズです。
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アオキ
原産は日本である。
暑さ寒さに強く、日陰でも育ち、赤い果実や緑色の濃い葉や斑入りの葉の美しさが好まれて、公園のの植え込みに植栽されるほどだ。
また日本国外でも栽培されている。
また、「青木の花」は春の季語、「青木の実」は冬の季語であり
名前の由来は、四季を通じて常緑で、葉のほか枝も常に緑色(青い)であることからきている。
日の差し込む低山のスギ林や照葉樹林内に自生し
雑木林などでもよく見られ、日陰でもよく育つ。
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雌株に楕円形の小指大ほどの果実が赤く熟し
12月 ~ 翌年5月ころまでついている。
果実は大きさ15 - 20ミリメートル ほどの卵形で、赤色が映えてよく目立つ。
熟した果実はヒヨドリがよく食べるが、種子が未熟なうちは果実の色は青く、えぐみや苦味があり、ヒヨドリなどの小鳥に食べられないようにしている。
アオキの果実は、大きな種子のまわりに薄い果肉がついているだけで、小鳥たちにとって摂食優先度は低く、食べ物がなくなった3月ごろになってから赤く熟した果実が食べられるようになる。
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そんなアオキは
葉に白や黄色の多くの斑が入る園芸品種フイリアオキが選抜され、
日本国外で非常に人気があるのだ。
スウェーデンの植物学者カール・ツンベルクが学名を与えたその翌年(1783年)に、イギリスを経由し
ヨーロッパに紹介され流行し、各地で植えられた。
特に葉に斑が入ったものは貴重で
当初は雌株ばかりが持ち込まれて実がならず、
のちに雄株も必要だと紹介され
冬に赤い実をつけるようになると、さらにアオキ人気が高まったといわれている。
栽培では、半日陰を好み、耐寒性があり作りやすく
熟した果実から取り出した種子を蒔くか、果実観賞用に梅雨時期に雌木を挿し木して育成する。
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ここからはオマケというか
宣伝にもなってしまうのだが
源頼朝が、初戦の石橋山の戦いで大敗して、逃亡しているときに、洞穴に隠れ、その入り口を隠すため
萎れにくいアオキが使われ、アオキの木を持ってきてくれた土地の者に、頼朝が「青木」性を与えたという伝説がある。
こちらの伝説を元に筆者により作られた
もうひとつのアオキのお話。
<植物に聞いてみた アオキ>ももし良かったら聴いてみると
普段見かけるアオキへのイメージがほんの少し変わるかもしれない。
宣伝……いや、これは伝説をまじえた余談である
ナレーション台本化協力 人外薙魔様 Special Thanks!
追記
上記のアオキの雄の木を日本からヨーロッパに持ち帰ったのは、
スコットランド出身のロバート・フォーチュンというプラントハンターで、1860年のことだった。
ツンベルクがアオキをヨーロッパに紹介した約80年も後のことである。
彼のお陰でヨーロッパのアオキも実をつけるようになった。
当時は、緑茶と紅茶は、違う品種から作られていると考えられていたのだが、フォーチュンは、製法が違うだけで、同じチャノキ(茶の木)から、作られていることを発見し、中国からインドへチャノキを持ちこみ、インドで茶の栽培方法を指導したことでも有名。
