最後の曲は石のさなぎ、森のくじら
短冊…はっ!もう七夕…?!とニュースを観ていてびっくらこどんぶらこ。もう数ヶ月が一週間くらいの時間感覚で過ぎていることに戦慄しております。
創作大賞2026の締め切りも間近に迫ってますね。ファンタジー小説部門に出しました「静寂都市」も最終話まで公開できまして、もう後は気になっている方々の宝石のような作品を読みまくる構えであります。うへへ(*´▽`*)
今回は久々に詩の詰め合わせを。Payao様が企画されている「#深夜の二時間作詩」に参加した詩を2編と、オリジナルお題の詩を2編お送りいたします。
石の蛹
指がひび割れたら
オルレアの種を植えます
鼻先をかすめるような
小さな白い花
石の蛹が
孵る時を夢見て
花が咲かないなら
指で春をくすぐってみます
足先を包むような
小さな遠い雲
石の蛹を
胸の奥に隠し持つ
石の蛹と
帰る夕方を夢見て
最後の曲(#深夜の二時間作詩様のお題)
雲の下は水色
今から歌うのは
最後の曲
雲を掘るようなテンポで
雲を丸めるメロディで
最後は最初と間違えて
新年は行くのか来るのか
時間はないものとする
さっきそう決めた
雲の下はうっすら青い
今から聴くのは
最後の曲
解放(#深夜の二時間作詩様のお題)
目的があるふりは終わり
さぁ自分の墓へまっしぐら
飲むつもりだった
水は撒き散らして
省みるつもりだった
あの一瞬さえ燃やして
さぁ自分の墓へまっしぐら
飛べるふりは終わり
歩くつもりだったろう
汗を散らしながら
走る理由もないだろう
初めからあの一閃だけ
それだけで私だった
森のくじら
空気は水と光になった
海は木漏れ日になったよ
迷子になった瞬間から
エコー、エコーロケーション
僕のつぶやきは誰に聞こえて
誰のささやきが僕に届くの
背筋が寒くなるほど自由で
エコー、エコーロケーション
空気は水と光だったよ
海はいつも僕を包む
寂しさを知った瞬間から
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お気に入りいただけましたら、よろしくお願いいたします。作品で還元できるように精進いたします。