絶望を先取りするアホが、ミッドライフクライシスに襲われている
「ミッドライフクライシス」という言葉がある。
マイナビキャリアリサーチラボでは、下記のように定義している。
ミッドライフクライシスとは、「中年の危機」とも呼ばれ、中年期である40~50代にかけて、自身の人生に対する悩みや葛藤を感じる心理状態を指す。
人生の折り返しに差し掛かり、それまでの人生やキャリアを振り返って、「これでよかったのか」など疑問や不安を抱えるようになる状態である。
一方で「四十にして惑わず」という故事成語があり、人間40歳になれば物事の道理を理解し戸惑うことはなくなるという意味だが、平均寿命が短い時代の話なので現代には当てはまらないだろう。
40代〜50代は、悩みまくり、苦しみまくる。
それは僕らも強く実感することころだ。
もちろん、僕だって大いに苦しんできたし、いまも苦しんでいる。
退職は、苦しみの果ての選択であり、決して「前向きキラキラ」なものじゃなかった。
それが幸福な選択だったかはまだわからないが、「羨ましい」と思う人は多いだろう。どんな形であれ、苦しみから逃れたように見える人を羨ましいと思う。それは自然なことだ。
それくらい、ミッドライフに属する人たちは苦しみを抱えている。
ミッドライフ=中年の多層化された苦しみを緩和し、かつ人生を拓いていくにはどうしたらいいのか?
誰もが、その命題に向き合っていかないといけない。
でも、その答えはどこにあるのだろう?
僕は、それまでの自分のままでは見つからないだろうと思っている。
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株式会社野村総合研究所が、2025年10月16日に「現役世代の中核である40代・50代就労者の約4割が「ミッドライフクライシス」による仕事のパフォーマンス低下を実感」との記事をリリースしている。
これは、正社員として就労する40~59歳の男女2,060人を対象に、「ミッドライフクライシス」についてアンケート調査をしたものだ。
この調査では、全体の約半数が「ミッドライフクライシスの自覚あり」と答えている。

二人に一人が危機感を持っているのは衝撃的な数値で、悩みや不安を自覚的に抱えている人がこれだけいるなら、もはや社会問題と言えるだろう。
また、ミッドライフクライシスの原因の回答では、以下の項目が上位に来ている。
「老化・体力の衰え」(63.3%)
「経済状況・お金」(56.1%)
「自分の将来の健康」(53.6%)
お金の心配が上位に来るのは理解できる。この世はお金次第の側面があり、その多寡によって不幸を回避しやすいのは明白だからだ。
後の二つは体力と健康であり、これらは老化を起因とするもので、不可避な面がある。遅らせることはできるが、回避することは不可能であり、受け入れるしかない。
だが、体力と健康が上位に来るのは、潜在的な切迫感があるからだと思う。これは僕自身も強く感じているからよくわかる。
死ぬまで働かないといけないのでは? と、どこかで感じているのだ。
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