『熱闘!サウナバトル 世界大会編』 第一波 開幕!!全世界サウナバトル
覇権国家の条件とは?人口?軍事力?経済力?どれも否である!それは――
北欧、フィンランド。雪深い北極圏の寒村。
12月、陰鬱な針葉樹林の中、全く不釣り合いな秘密飛行場に、静寂を裂く轟音!
自衛隊の極秘VTOLから降りてきたのは、日本国総理大臣、東宮義男(トウグウ・ヨシオ)だ。直角に整えられた白髪に鋭い眼光、吹雪にコートを翻す偉丈夫『令和の信長』!他にもアメリカ、イギリス、ドイツ、中国、続々と各国元首が極秘に到着!
「寒いな。故郷稚内より寒い」
「首相の出身は岐阜県でしょう」
彼のジョークに無表情で返すのは、金髪美貌の女性秘書!極寒の中パンツスーツで直立するその女、外務省特任政務官にして甲賀家当主代行、200か国語を操る才媛、甲賀(コウガ)イリーナ!若干26歳!
「君が震えているとは珍しい。私のコートを貸そうか」
「結構です」
イリーナは震えていた。それは寒さのためではない!(彼女は任務のために北極海をビキニで渡ったこともある)
「あのような若造に我が国の命運を預けてもいいのか。震えているとすれば、その不安でしょう」
「案ずるな。彼は熱い男だ。来たまえッ!我が国最強の『おもてなし』、みなの肌で感じてもらおう!」
首相は機内から、最後の同行者を手招きした。
「おうよ、義男サンッ!!こんだけ寒きゃあ、あっためがいがあるなァ!!」
小柄な体格。目の覚めるような藍染の法被。股引に下駄、そして背負った巨大なうちわには『祭』の一文字!
鼻をこすったその男、生粋の江戸っ子にして、縄文時代より伝わる蒸し風呂の当代湯守!我らが主人公、熱風翔(ネップウ・カケル)、18歳!!
覇権国家の条件とは?人口?軍事力?経済力?どれも否である!それは『最も富める国』であること!それは最高の『おもてなし』ができる国!すなわちーー世界最高のサウナと『熱波師』がいる国!!
地球を熱くする『全世界サウナバトル』!
熱風翔は、その日本代表であるッ!!
【『第二波 対決!カウボーイロウリュ』に続く】
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サウナに行きたいです!