秋の風
夕方の風が、すっかり涼しくなりましたね。
夏の暑さが過ぎ、秋が顔を出すこの季節。空気が少しひんやりしてきて、過ごしやすくなりました。なんだか心も軽くなります。この時期になるといつも「この季節がずっと続けばいいのに」と思います。
秋といえば、やはり食べ物も魅力的ですよね。
さまざまな秋の味覚が目を引きます。お芋や栗、かぼちゃなど、秋らしい食材が豊富に出回りますが、実は私はこれらがちょっと苦手です。なんだかもそもそしてノドを通らず、またどうも重たく感じてしまうんです。そんな私ですが、焼き芋は特別。ホクホクとした焼き芋の香りが漂ってくると、思わず手を伸ばしてしまいます。表面が香ばしく、中はしっとり甘い熱々の焼き芋をほおばる瞬間、秋の訪れを実感します。
そして、もう一つ私が好きなのがきのこ。秋になると、いろいろな種類のきのこが手に入りやすくなりますよね。エリンギや舞茸、しいたけなど、どれも風味が豊かで、食べると口の中に秋の味覚が広がります。特に天ぷらにすると、外はサクッと、中はきのこのジューシーな食感が楽しめて、何個でもペロッと食べてしまいます。
食べ物以外にも、自然の音に癒されることが増えます。窓を開けて夕方の風にあたっていると、どこからともなく秋の虫の声が聞こえてきます。その涼やかな鳴き声に耳を傾けると、とても豊かな気持ちになります。虫の音は自然のBGMみたいで、季節の移ろいを感じさせてくれます。昼間の喧騒が静まった後の、静かな時間に聞く虫の声は特に心地よく、気持ちがリセットされます。
秋は短い季節ですが、その分、味覚や風景、音など、いろいろな楽しみが詰まっています。夏の賑やかさが少し遠ざかり、冬の寒さが訪れる前のこの穏やかな時期を、もう少し堪能したいですね。
そして何より、この爽やかな秋の空気がずっと続けばいいのに、と毎年思います。秋の風は優しく、日中は暖かさも感じられ、夜には涼しい風が心地よい。そんな季節が永遠に続くのは難しいかもしれませんが、少しでも長くこの心地よい季節を楽しみたいと思います。

