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園田プロ策士策に溺れる自爆の差し込み【Мリーグ】

 「策士策に溺れる」差し込みです。

 Mリーグ2025-26レギュラーシーズンの2026年2月10日(火)に行われた1回戦。赤坂ドリブンズ・園田賢プロがオーラスに「自爆」の放銃でトップを逃しました。

 園田プロはトップ目で迎えた南4局。2着目のBEAST Ⅹ・下石戟プロが逆転の満貫ツモを目指してリーチ。さらに、3着目のEARTH JETS・石井一馬プロが追っかけリーチしました。

 園田プロは一馬プロに差し込みにいきました。満貫までならばトップ確定です。ところが、一発放銃の跳満で2位に転落。自らトップを譲る痛恨の一打となりました。

 EARTH JETS・石井一馬プロ、渋谷ABEMAS・白鳥翔プロ、BEAST Ⅹ・下石戟プロ、赤坂ドリブンズ・園田賢プロの並び順。

 南4局を迎え、持ち点は東家・園田52000、北家・下石42100、南家・一馬21300、西家・白鳥-15400です。

 園田プロが持ち前の巧みな打ち回しでトップ目に立っています。

 2着目の下石プロは園田プロと9900点差。満貫ツモか、跳満の出あがりで逆転勝利です。

 3着目の一馬プロが12巡目に5索を重ね、カンチャンの7索待ちでいち早く聴牌しました。

 一馬プロは2着目の下石プロと19800点差。跳満の直撃ならば逆転できます。ピンフやタンヤオへの手変わりを待ち、黙聴に構えました。

 山に7索は残っていませんでした。

 一馬プロは14巡目に4索をツモり、1索と入れ替えました。タンヤオ確定。打点アップを狙い、黙聴の続行です。

 一方、下石プロは15巡目に8索を引き入れて聴牌。2筒・5筒・8筒待ちでリーチしました。

 下石プロはリーチ・タンヤオ・ピンフの手。一発ツモか、ツモって裏ドラが1枚乗れば逆転トップです。

 山に2筒・5筒・8筒は3枚残っていました。

 すると、一馬プロが15巡目に2索を重ね、8索を切って4索・7索待ちで追っかけリーチしました。

 一馬プロはリーチ・タンヤオ・ピンフ・赤ドラ2の満貫確定の手。一発で出あがりすれば跳満です。一発放銃すれば、園田プロは2位、下石プロは3位に転落します。

 4索・7索は山に1枚だけ残っていました。

 2軒リーチに追いこまれた親の園田プロ。16巡目にツモったのは發です。

 2人に現物の8索を外せば、放銃を避けられます。

 北を暗刻で持っているで、オリるのに困りません。巡目が深いので放銃を避け、トップ確定へ「お祈りタイム」で流局の親流れに懸けると思っていました。

 ところが、園田プロは長考後、下石プロのツモあがりを防ごうと、一馬プロに差し込みにいきました。下石プロの現物で一馬プロの危険牌の7索を切りました。

 これが一馬プロに一発放銃。一馬プロはリーチ・タンヤオ・ピンフ・赤ドラ2・一発の12000点(+1000)です。

 園田プロはこの自爆でまさかの2位に転落しました。

 1回戦の結果は下石41100、園田40000、一馬34300、白鳥-15400。

 園田プロは下石プロのツモあがりを恐れていたのでしょうが、この差し込みは絶対にやっていけないミスだと思います。

 一発放銃ならば、一馬プロが一翻アップするのは確実。跳満になる危険性は高まります。

 差し込みにいくのならば、下石プロに1回ツモる機会を与えるものの、少なくとも一発を避けるべきでした。

 まして、もう16巡目なので、下石プロがツモあがりするよりも、流局の親流れでトップを守る確率のほうが高いです。

 ツモあがりされたら仕方ないと覚悟を決め、園田プロにはオリてほしかったです。

 この試合を迎え、チームの総合ポイントは赤坂ドリブンズが-40.4。セミファイナルに進出するボーダーの6位でした。渋谷ABEMASは-48.1の7位です。

 この試合でボーダー争いのライバルとなっている渋谷ABEMASの白鳥プロはハコ下に沈み、赤坂ドリブンズの園田プロはトップを獲得すれば、大きくチームポイントを引き離すチャンスでした。

 レギュラーシーズンはもう終盤です。それだけに自爆の差し込みは痛すぎます。

 園田プロは戦略的な打ち回しで、全局何かをやろうとします。

 この日も技ありの鳴き仕掛けを見せてくれました。

 それが、園田プロの魅力です。多くの麻雀ファンから人気を集めるゆえんでもあります。

 けれども、いわゆる「うまぶり」の裏目となることもあります。

 園田プロは抜群の巧さを誇るのに長年、最高位などのタイトルを獲得できていません。

 園田プロには天に運を任せなければ仕方ないときは、何か仕掛けたいという気持ちをぐっとこらえてほしいです。

 タイトル獲得に向け、今回のようなやりすぎをなくしていくことが、必要なのではないでしょうか。 

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