加藤哲郎プロ初出場初優勝 光るメンチンの倍満ツモ【名人戦】
日本プロ麻雀連盟・加藤哲郎プロが、第18回名人戦で初出場初優勝を果たしました。
勝因となったのは決勝第2戦(最終戦)の東1局の一撃。持ち前の打点力を発揮した「メンチン」の倍満ツモが光りました。
プロ野球の投手として活躍した加藤プロは日本プロ麻雀連盟に入会し、プロ雀士になりました。
今回、名人戦の舞台に初めて立ち、ベテランの強豪相手に力強い闘牌を見せ、決勝進出しました。
決勝はいずれも日本プロ麻雀連盟の沢崎誠プロ、瀬戸熊直樹プロ、加藤哲郎プロと最高位戦日本プロ麻雀協会の新津潔プロが対戦しました。
第1戦を終えた総合ポイントは沢崎53.1、瀬戸熊4.2、加藤-22,6、新津-34.7です。
初戦3位の加藤プロは最終戦で是が非でもトップが必要です。
最終戦は新津プロ、沢崎プロ、加藤プロ、瀬戸熊プロの並び順。
東1局の西家・加藤プロの配牌。メンツが一つあり、まずまずの手です。

加藤プロはここから筒子のツモが効きます。
1巡目に7筒、3巡目に5筒を引き入れました。

4巡目に7筒をツモ。1枚ポツンと浮いている五萬ではなく、両面ターツの6索を外し、筒子の一色手に向かいました。

メンゼン・高打点を得意とする加藤プロらしい選択です。
さらに、5巡目に絶好の5筒を引き入れました。筒子が次々と押し寄せてきます。

6巡目には急所の2筒をツモりました。あっという間にメンゼン・チンイツのイーシャンテンです。

そして、加藤プロは7巡目、4筒をツモり聴牌。カンチャンの8筒待ちで黙聴に構えました。

チンイツ・一気通貫の倍満確定です。
加藤プロは9巡目に6筒を引き入れ、9筒を切ってリーチしました。

4筒・5筒・8筒待ちです。一気通貫はなくなりましたが、あがりやすさを優先。ツモって倍満を狙い、リーチに踏みこみました。
加藤プロは12巡目にずばっと8筒をツモ。リーチ・チンイツ・ピンフ・ツモの4000、8000です。

幸先良いスタートを切った加藤プロはその後も着実に加点し、55900点のトップ。この試合で初戦トップだった沢崎プロを3位、2位だった瀬戸熊プロをラスに沈め、栄冠に輝きました。
名人戦の解説を務めていた故・馬場裕一プロの薫陶を受けたという加藤プロ。馬場プロの代名詞「メンチン」を大一番で決めました。
決勝の最終結果は加藤43.3、沢崎28.8、新津-34.6、瀬戸熊-37.5。
加藤プロは大会を通じて、厳しい状況を打破する持ち前のメンゼン・高打点の打ち回しが光りました。
