アンビバレントなまま
ピアノを始めて三年半。
本当にセンスがないと思っている。
まだやめることは考えていないけれど、このままではどうしようもない。
理想を下げる、というのは一つの手だろう。
下手でも楽しければいい、みたいな。
でも、私はその考えには乗れない。
上手くなければ絶対に楽しくならないから。
とすれば、何かで補わなければならない。
ということで、ソルフェージュを習い始めた。
始める前はけっこう迷った。
だいたい、たかだか大人の趣味だ。
何をそんなにムキになっているのか、という。
まぁでも、性格からいっても、ピアノ愛からいっても、「適当にやる」などという言葉は辞書にはないわけで。
そもそもソルフェージュが何か、ってのも実はよくわかってなかった。
基礎作りにいいらしい、というふわっとした評判しか知らなかった。
あるサイトに入会した。
オンラインレッスンもあるのだけど、なかなか時間が合わず、いまはアーカイブを順に見ている。
最初はほんとに基礎的な「音符の種類」みたいな話から始まり、最近になってようやくソルフェージュらしい内容になってきた。
聴音。
初見視唱。
リズム打ち。
聴音はまだ難しくない。
ハ長調の4分の4拍子の短い曲なので、2~3回聞けば書ける。
視唱は無理。
楽譜は読めるし音の流れはわかるけど、音そのものがわからない。
リズムも難しい。
シンコペーションの最後が小節をまたいでタイでつながっていたりすると、頭の中が「???」となる。
音感とリズム感は、この年齢では鍛えることは難しいな、と思う。
あと、単純にこれが何にどう結びつくのかわからない、というのも、なかなか厳しいな、と思う。
でも、できるできないにかかわらず、意外に楽しい感じもある。
今は初級の内容だけど、もう少し進んだら中級からは調性も習える。
理論は大好きだから楽しみ。
センスがない、と絶望する自分と、ソルフェ案外面白いじゃん、という自分。
アンビバレントなまま、もう少し進んでみる。
