見出し画像

【第8回】空っぽだと思った自分に眠る無限の可能性

質問:あなたは自分の中に本当は何があるのか、気づいていますか?

多くの経営者が抱える悩みの根本にあるのは、実は「自分への信頼の欠如」です。今回の『みんなの戦略会議』では、一人のメンバーが自分を「空っぽ」だと感じていた状態から、眠っていた可能性を発見していく過程を目の当たりにしました。そこには、私たち全員に共通する重要な気づきが隠されていました。

1. 当たり前のことを徹底することの威力

会議の冒頭で、ちびまる子ちゃんのひろしの言葉が引用されました。「宿題やったか、復習したか、飯食ったか、早く寝ろよ、早く起きろよ」——これらは全て当たり前のことですが、本当にちゃんとやった人がどれだけいるでしょうか?

オンデーズをV字回復させた田中社長も同じことを語っています。「僕がやってきたことは、自分ができることを自分のできる範囲でともかくやっただけ」。これこそが、凡事徹底の真髄です。

目新しいことに手を出したくなる気持ちもわかりますが、続かなければ意味がありません。成果につながらなければ、さらに落胆が大きくなってしまいます。当たり前のことを当たり前にやり続ける——この姿勢こそが、ビジネス成功の基盤なのです。

2. 傷ついた経験を自分ごととして昇華する方法

あるメンバーから「他人から傷つけられたことを、自分ごとに置き換える第一歩は何か」という質問がありました。この問いは、多くの人が抱える課題でもあります。

まず大切なのは、無理して乗り越える必要はないということです。その上で、もし乗り越えたいと思うなら、以下のワークが効果的です:

傷ついたままでいることのメリットとデメリットを12個ずつ書き出す

実は、私たちが傷ついたままでいるのは、どこかでそこにメリットを感じているからです。それがデメリットばかりなら、自然と忘れようとするはずです。まずは自分の本音と向き合ってみましょう。

さらに重要なのは、事実とストーリーを分けるということです。「頭をかいた」という事実に対して、「お風呂に入っていないのかな?」というのはストーリー(解釈)です。私たちは往々にして、事実に自分なりの物語を重ねて複雑にしてしまいがちです。

3. 自己紹介は戦略的なブランディングツール

アメリカのMBAでは、自己紹介を「自身のブランディング」として教えます。自分がどのように見られたいか、どう扱われたいかで自己紹介はコントロールできるのです。

多くの人は小学校レベルの「名前、年齢、趣味」で止まってしまいますが、それでは相手の記憶に残りません。私たちには膨大な人生経験があります。その中からその場に最適なエピソードを抽出し、目的に応じて組み立てることで、効果的な自己紹介が可能になります。

4. マイストーリーが持つ真の力

今回、複数のメンバーがマイストーリーを発表しました。特に印象的だったのは、自分を「空っぽ」だと感じていたデザイナーのメンバーの心の変化でした。

彼はVMVMボード(個人版のビジョン・ミッション・バリューの毎日)を他人には作れるのに、自分のものは白紙のままでした。しかし、『みんなの戦略会議』での内省を通じて、自分の中に眠っていた「誰かをスターにして、自分も一緒にスターになる」という核心的な価値観を発見したのです。

「デザインの力で、もの・こと・人の魅力を引き出して伝えていくこと」——この言葉が、空っぽだった部分にスポンと落ちた瞬間、VMVMボードが一気に埋まりました。

5. 過去の挫折を力に変える概念化の技術

人生には必ず挫折があります。しかし、その経験をどう捉えるかで、未来は大きく変わります。これを「自己の概念化」と呼びます。

自分の概念が変わると、ものの見え方が変わります。見え方が変わると、行動も変わります。そして行動が変われば、結果も変わるのです。

長所と短所は表裏一体です。短所も生かせば長所になり、長所もやりすぎれば短所になります。同じことが人生経験にも言えます。どんなにネガティブだった出来事も、それによって得られた経験値、根性、人への共感力などがあるはずです。

6. 自分の価値は自分では見えない

「自分の匂いは自分ではわからない」——これは重要な気づきです。自分の価値も同じで、意外と自分では認識できないものです。

だからこそ、仲間からのフィードバックが重要になります。今回のセッションでも、プレゼンをしたデザイナーメンバーに対して「そこまで自己評価が低いとは思わなかった」「いつもプロとしての的確なアドバイスをくれる」といった声が上がりました。

他者の目を通して初めて見える自分の強みがあることを忘れてはいけません。

7. 継続学習の仕組み化

学習効果を最大化するためには、復習が予習よりも圧倒的に重要です。人間の脳は、エビングハウスの忘却曲線によると、1時間後には56%を忘れてしまいます。

だからこそ、学んだことをすぐに言語化し、振り返りの仕組みを作ることが不可欠です。『みんなの戦略会議』では、チェックアウト(振り返り)を重視しているのもこのためです。

8. 『1%の成長』が生む複利効果

毎回1%ずつ成長し続けると、52週間後には1.68倍になります。収入で言えば、500万円が750万円になる計算です。翌年も同じペースなら、1000万円を余裕で超えます。

たった1%の積み重ねが、これほどまでに大きな変化を生むのです。目先の劇的な変化を求めるより、継続的な小さな改善にフォーカスすることの重要性がわかります。

最後に

今回の『みんなの戦略会議』で最も印象的だったのは、「空っぽ」だと感じていたメンバーが、実は豊かな可能性に満ちていたという発見でした。これは彼だけの話ではありません。私たち一人ひとりの中に、まだ気づいていない宝物が眠っているのです。

古事記に登場する神様たちも、決して完璧ではありませんでした。アマテラスオオミカミは引きこもりでしたし、スサノオノミコトは暴れん坊でした。それでも、それぞれの個性が価値として認められていたのです。

完璧である必要はありません。一人ひとりの個性こそが、社会にとってかけがえのない財産なのです。自分の中に眠る可能性を信じ、仲間と共に成長し続けていく——それこそが『みんなの戦略会議』の真の価値なのかもしれません。

あなたも、自分の中にある「空っぽ」だと思っている部分に、実は無限の可能性が詰まっていることに気づく時が来るでしょう。そのきっかけを掴むために、まずは当たり前のことを当たり前に続けることから始めてみませんか?

仲間たちと共に、お互いの可能性を引き出し合える場が、ここにあります。^^

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集