損得から納得へ。残り半年のお金の使い方を考えた
DIE with ZEROを意識して、残り半年で何にお金を使うかを書き出してみた。
以前なら、「いくら使うか」を考えていたかもしれない。
今は「何が自分の無形資産になるか」を基準に考えている。
ここでいう無形資産とは、記憶や学び、健康、人とのつながりのように、人生を豊かにしてくれる目に見えない資産のことだ。
① よい時間に使う
3月の沖縄から始まった「初夏の旅」のゴールは信州だ。
避暑も兼ねて10日ほど滞在し、高原を歩き、夜はぐっすり眠る。
皇居を望むホテルで過ごした、何もしない静かな時間も忘れられない。
旅行で増えるのは写真ばかりではない。
あとから何度も思い返せる記憶だ。
② 学びを続ける
秋のオープンカレッジでは、「くずし字(古文書読解)」と「相続・贈与」を学ぶ予定だ。
沖縄で見た伝統工芸に刺激を受け、蒔絵にも挑戦したい。
そして秋の夜長には、分厚い専門書をじっくり読みたい。
学びは知識を増やすだけではない。
「知りたい」という好奇心を失わないための投資でもある。
③ 心と体を整える
7月には全身CTスキャンを受け、異常はなかった。
費用はかかったが、「安心」という大きなリターンを得られた。
冬には鳴子温泉で一週間ほど湯治をし、心と体を整えながら、2027年の計画を練るつもりだ。
健康への出費は、未来の自由を買うお金だと思っている。
④ 人との縁を育てる
義父母とは定期的に食事をする。
毎回食材を持ち込み、一緒に食卓を囲む。
前回の飛騨牛は期待ほどではなかったので、今度は名古屋の友人に教えてもらった店から取り寄せ、まず自分で味を確かめてから持って行くつもりだ。
退職した友人とは伊豆への小旅行も計画している。
宿の豪華さより、ゆっくり話せる時間のほうが、私には価値がある。
人との縁は、放っておくと少しずつ薄れていく。
だから、ときどき手入れをしたい。
⑤ 社会に返す
伯父さん記念基金は現在306万円になった。
元本には手をつけず、運用益と配当を2027年の寄附に充てる予定だ。
寄附を続けてきたおかげで、美術館の内覧会に招かれることもある。
社会に返したものが、思いがけない形で戻ってくることもあるようだ。
資産を増やす喜びとは少し違う。
社会へ循環させることで、お金の役割がひとつ増えたように感じている。
金融資産を無形資産に変える
最近、自分の考え方が少し変わった
これまでは「損得より納得」と言ってきた。
でも今は、「損得から納得」という言葉のほうがしっくりくる。
損得を否定的に捉える必要はない。
投資では、損得を考えたからこそ金融資産を築くことができた。
そして、その金融資産があるから、お金を学びや体験、健康、人とのつながり、寄附へと変えられる。
つまり、金融資産を、記憶や好奇心、健康、縁といった無形資産へ変えられる。
私にとっての納得
私にとって納得とは、「後から振り返っても、あのときの自分の判断を、否定しなくて済む状態」だ。
「あれで良かった。」
そう思える選択が一つ増えるたびに、人生は少しずつ豊かになる。
損得は、お金を増やす技術。
納得は、人生を豊かにする技術。
FIREして4年目。
私が本当に増やしたかったのは、金融資産だけではなかった。
損得を味方につけ、その先で「これで良かった」と思える無形資産を積み重ねていくこと。
これからも、そのためにお金を使っていきたい。
