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表紙に一目惚れ!『体感する仏像』がものすごくよかった件について

つい先日地元の書店で買い物をしていた時、たまたま目に入った本がありました。それが村松哲文著『体感する仏像』という本でした。

その表紙を見た瞬間、私は吸い寄せられてしまいました。

これまで私は多くの仏像写真集や参考書を読んできましたが、この表紙は何か不思議な引力があります。これは不思議な体験でした。

そして手に取ってパラパラめくってまず感じたのが「紙の質感のよさ」です。「本の内容より紙の質?」と思われたかもしれませんが、この本を手に取り私が素直に「おっ、これはいいな」と感じたのがこの手触り、重さ、写真写りの良さだったのです。

仏像の写真集は重かったり紙質もかなりしっかりしたものが多いです。いかにも重厚な写真集という雰囲気ですね。ですがこの本は実にちょうどよいのです!何とも絶妙な手触りで、ものすごく手にフィットします。これは意図的な作りなのでしょうか、とても気になります。

さて、この本を第一印象をお話ししたところで、ここからようやく本の内容に入っていきます。

見る者を圧倒する迫力と美しさ。現地にいるかのように、見て、感じる仏像の本

NHK趣味どきっ!で放送された「アイドルと巡る仏像の世界」(2020年)、「アイドルと旅する仏像の世界」(2021年)、「関東 会いに行きたい仏さま」(2023年)の番組テキストを元に編む"仏像ビジュアルブック"。番組テキストで紹介した仏像を厳選して掲載。実際に鑑賞するときと同じ環境・視線で撮影された写真は、公式の資料写真として撮影された仏像専門のカメラマンの作品とは異なり、仏像をはるかに身近に感じさせ、その存在感は見る者を圧倒する。約120体の仏像を、テキスト未掲載のカットも新たに加えた約180点の写真で紹介。この本でしか見ることができない仏像の写真が満載の、愛好家もビギナーも納得の1冊。

村松哲文『体感する仏像』Amazon商品紹介ページより

この本紹介にありますように、本書の特徴は「実際に鑑賞するときと同じ環境・視線で撮影された写真」というところにあります。

資料集的な全体像が見える写真だけでなく、アップの写真や斜めや横からのアングルなど様々な仏像を見ることができます。

ただ、このアップや独特なアングルからの写真といえば以前当noteでも紹介した土門拳著『土門拳の古寺巡礼』でもすでに存在します。

ただ、この『土門拳の古寺巡礼』では写真家土門拳の強烈な個性が反映されていますので、良くも悪くも押しが強すぎるという面があります。好き嫌いが分かれる強力な写真集なのです。

それに対し本書『体感する仏像』ではそのような強い主張はありません。それよりも上の引用にもありましたように「私達が実際に鑑賞するような」雰囲気で仏像写真を楽しむことができます。まさに仏様の前で心穏やかな時を過ごすあの空気感です。

そして全体として静かで柔らかい雰囲気が感じられます。これが読んでいて心地よい感覚になる秘密なのかもしれません。まさに私が惹かれた表紙もそのような雰囲気を醸し出しています。

本書の写真をぜひ皆さんにも紹介したいところですが、著作権の問題もありますのでそれは叶いません。

ですが、「PR TIMES」HPの「仏像の美しさと迫力をそのまま"感じる"ビジュアルブック『体感する仏像』が1月27日に発売!」という記事の中でいくつかサンプルが紹介されていましたので、興味のある方はぜひそちらの記事をご覧頂ければと思います。

私個人としては本書収録の快慶作、醍醐寺弥勒菩薩座像が一番のヒットでした。ものすごくいいお写真です。もはや何がどう素晴らしいのかというコメントが浮かんでこないほどです。言葉が出てこないほど私に刺さりました。今年の5月にこの仏像に会いに醍醐寺に行く予定ですので、ぜひ直接お会いしてまたこの仏像に対する感想を述べたいと思います。

また、本書巻末にはそれぞれの仏像に関する簡潔な解説が収録されています。この解説も最小限にまとめられており、ここにも著者のこだわりが感じられます。

この本はとにかく写真で勝負。読者がまるで実際に仏像と対面しているかのように読み進めていくことが本丸です。余計な言葉や解説は不要!ただただ仏像と対面するというコンセプトが感じられます。

これはいい写真集です。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

以上、「表紙に一目惚れ!『体感する仏像』がものすごくよかった件について」でした。

また、仏像のおすすめ本を以下の記事で紹介しています。仏像に興味のある方、お寺巡りに行かれる方にぜひおすすめしたいです。京都、奈良旅行がもっと楽しくなること間違いなしです。

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