見出し画像

ローマ観光のおすすめ穴場スポットを紹介!徒歩圏内で満喫できる極上のローマをご提案


はじめに

前回の記事では「ローマ観光は3日で十分か問題」について考えていきましたが、私はその問題提起として次のようにお話ししました。

ネットで「ローマ 観光 何日必要」で検索すると、よく出てくるのが2泊3日という日程です。
ですが、私はあえて言いたい。
「3日で効率よく回れるとして、だからといってローマが3日で十分となるのだろうか」と。

ローマ観光は何日必要?「ローマは3日で十分」は本当なのだろうか

前回の記事でお話ししましたように、たしかに効率よく名所を巡るだけならば3日もあれば回ることは可能でしょう。ですが、それで「ローマは十分である」というのは全く別問題であることをお話ししました。

詳しくは前回の記事を参照頂きたいのですが、その中でも私は次のような提案を致しました。

私が提案したいのはプラスαの空白のスケジュールです。

たとえば上で紹介した3日間のスケジュールですが、これはこれで全く問題ありません。正直、効率の点では完璧です。ですがそこに1日、できれば数日、空白の日を加えるのです。

こうすることで3日の間に気に入った場所を再訪する余裕や、さらに行ってみたい場所に足を延ばすことが可能になります。こうして時間に縛られない自由な時間を設定するのです。この自由な時間を楽しむことこそローマの究極の過ごし方になります。

「何を当たり前のことを」と思われるかもしれませんが、これはローマだからこそ重要なことなのです。

私はローマ以外にもミラノやフィレンツェ、ヴェネツィアも訪れましたが、ローマほど滞在すればするほど味が出る街はありません。

ローマに行かれる方は周遊でフィレンツェやミラノ、ヴェネツィアを訪れる方も多いかと思います。

そうなるとたしかにローマに割ける時間というのは2日か3日しかないというのも妥当かもしれませんが、そこに落とし穴があります。

有名な観光スポットを急いで見て回っておしまいはあまりにもったいない!少しでも気に入ったものがあればぜひ再訪し、じっくり味わってほしいです。こんなに味がある街を私は他に知りません。私はこれまで世界一周の旅やヨーロッパの旅を通して様々な街を巡ってきましたが、ローマがベストです。

せっかくイタリアに行くのだからミラノもフィレンツェもヴェネツィアも全部見たいというのはものすごくわかります!ですがそちらに日程が割かれてしまうとローマの魅力を味わうチャンスも失われるのです。

ローマの街には至る所に素晴らしい教会があります。傑作を展示する美術館も多々あります。

しかも数日ローマを巡れば街歩きもだんだん慣れてきます。このローマに慣れてからの街歩きがなんと幸福なことか!

気の向くままに歩けばいいのです。ローマはそれだけで最高に楽しめる街です。あれもこれもと急いで有名スポットを巡り記念写真を撮ることが目的になってしまったら本末転倒です。

有名スポットの写真ならすでにネット上に大量にあふれています。ですが、ローマの街を自分の思うままに歩くことはあなた自身の体験です。これが旅の最高の記念ではありませんか。これぞローマの旅です。

ローマ観光は何日必要?「ローマは3日で十分」は本当なのだろうか

さて、というわけで空白の日程を付け加えることで自由散策の時間が増えることになります。

ローマ観光といえばバチカン、コロッセオ、フォロ・ロマーノ、真実の口など有名どころがありますが、今回の記事ではそれらの紹介はしません。これらは予約が必要であったり、大混雑でもありますので気楽に再訪というのはなかなか難しいという現実があります。

なのでそれよりもふらっと訪れることができてさらに予約も不要な再訪向きの穴場スポットをこの記事では紹介していきたいと思います。

では、前置きが長くなりましたが早速始めていきましょう。

ベルニーニの傑作『聖女テレジアの法悦』があるサンタ・マリア・デㇽラ・ヴィットーリア教会

『聖テレジアの法悦』があるサンタ・マリア・デㇽラ・ヴィットーリア教会はテルミニ駅から近いエリアにあります。私はテルミニ駅付近に宿を取っていたのでそこから歩いて向かいましたが、地下鉄ですとRepubblica駅が近くて便利です。

ここから私の大好きなベルニーニに関する教会を紹介していくことになるのですが、残念ながら日本ではベルニーニの知名度はそこまで高くはありません。

ベルニーニ(1598-1680)Wikipediaより

ベルニーニといえば何と言ってもサン・ピエトロ大聖堂にあるこちらの作品が有名です。

バルダッキーノ(手前)とカテドラ・ペトリ(後方) 

初めて見た時、その独特な姿に言葉を失ってしまうほどの衝撃を受けたバルダッキーノ。

そしてそのバルダッキーノの先にはカテドラ・ペトリというこれまたベルニーニの傑作が配置されています。

そして「ミケランジェロとベルニーニが設計したサン・ピエトロ大聖堂の美の秘密を解説 イタリア・バチカン編⑥」の記事でもお話したのですが、ベルニーニはこの大聖堂内の装飾やバチカン広場の設計も担当しています。

なぜバチカンやローマはこんなにも美しいのか、それはベルニーニという偉大な天才がいたからこそなのでした。

ですがそのことがあまり知られていない・・・。

イタリア美術史の専門家石鍋真澄氏が「これだけ多くの人がローマを訪れ、その魅力を感じながら、その魅力の本体や創造者について知らずにいるのは、いかにも残念に思われてならない。」と述べるのはもっともです。ですが逆に言えばベルニーニについて知ればもっともっとローマが楽しくなるのは間違いありません。現に私はローマが楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。ローマはこんなにも奥深い所だったのかと驚嘆せずにはいられませんでした。

そんなベルニーニの傑作彫刻がこの『聖女テレジアの法悦』になります。

天使と聖テレジアのこの表情・・・!そしてベルニーニ得意の衣襞表現。自然ではありえない衣の波打ちはまさに神の神秘を体現しています。

上から差し込む光は法悦する聖テレジアの顔を照らします。そして下を向いている天使の顔はやや暗くなりますがそれも素晴らしい演出です。光と影の演出効果を隅々まで計算したベルニーニ。これはもはや現代の演劇における照明技術にも匹敵するのではないでしょうか。

それにしても素晴らしい・・・!この彫刻がバロックの最高傑作と言われるのがよくわかります。

私はローマ滞在中何度もこの教会を訪れました。何度観ても感嘆してしまいます。電気もライトもない時代にこれほど完璧に光を操ったというのは衝撃的としか言いようがありません。ベルニーニ恐るべしです。

また、ベルニーニの彫刻では同じくローマのボルゲーゼ美術館の『プロセルピナの略奪』も有名です。

見てください、この驚異の肉感を!若きベルニーニの超絶技巧が炸裂した天才的な作品です。見れば確実に驚くと思います。私も度肝を抜かれました。

また、ボルゲーゼ美術館はカラヴァッジョ巡礼にも欠かせない非常に重要な美術館ともなっています。この美術館も日程の中に組み込む価値が間違いなくあります。人気美術館ということで予約も必須で中心部から少し離れているのが難点ですが、公園をのんびり散歩しながら時を過ごすというのも非常に贅沢な時間です。気軽に再訪できる穴場とは言いにくいですが私も滞在中2度ここを訪れています。こちらの美術館もぜひ合わせておすすめしたいです。

サンタンドレア・アル・クイリナーレ聖堂で究極の美を堪能

この教会こそ私の中のキング・オブ・ローマです。私は10日間のローマ滞在中4回ここを訪れています。それほどまでに素晴らしい教会です。

サン・タンドレア・アル・クイリナーレ聖堂もテルミニ駅からも歩いて行ける距離。私もテルミニ駅近くに宿を取っていたのでこの聖堂へは歩いて通っていました。この教会も上で紹介したベルニーニの設計となっています。

ベルニーニは横長の土地という悪条件の中この聖堂を設計しました。縦長や正方形の土地ならば設計はしやすいです。普通ならば設計に詰まってしまうこの不利な状況ではありましたがベルニーニは一味違いました。この男は逆境になればなるほど燃え上がる男だったのです。

そして完成したのがこのベルニーニのパンテオンたる堂々たる建築!この作品は彼自身が最も愛した建築だったと言われています。

現在ではここが結婚式で人気だというのにも驚きです。こんな素晴らしい聖堂で結婚式を挙げられるなんてあまりに羨ましい・・・!

私もこの聖堂に入った瞬間息を呑んでしまいました。「何だここは・・・!?」と度肝を抜かれてしまったのです。そして思わず「パンテオンだ・・・」と漏らさずにはいられませんでした。

ちなみに以下がパンテオンです。

色彩からその形状までパンテオンそっくり。ですがよくよく考えてみて驚愕。パンテオンは完全な円形ですが、この聖堂は楕円形です。であるにもかかわらず楕円形であることすら忘れてしまう完璧な調和がここにはあります。

私が訪れたのは11月末から12月初旬で、日も暮れるのもとても早い時期です。日の暮れた時間帯にも私はこの聖堂を訪れました。

夕暮れ時の教会はなぜかほとんど人がいません。この素晴らしい空間をほぼ独り占めです。静寂の中ベルニーニ自身も愛したこの教会を心ゆくまで味わうことができます。

ベルニーニも誰もいないこの教会に立ち、自らの心を慰めていたのです。そんな光景を想像しながらゆっくりと時を過ごします。

ベルニーニは横長の土地しかないという悪条件を克服しこの聖堂を設計しました。そのベルニーニの心意気に私はぐっと来てしまうのです。

私はこの聖堂に一瞬で魅了され、ローマ滞在中4度ここを訪れました。その度にベルニーニのパンテオンたるこの聖堂の美しさ、完全なバランスに驚嘆していました。

サンタンドレア・アル・クイリナーレ聖堂はサン・ピエトロ大聖堂と並んでローマで最も好きな教会です。日本ではあまり知られていませんがぜひぜひおすすめしたい傑作建築です。

テルミニ駅や地下鉄Barberini駅からも近くアクセスも容易ですのでぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

サン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ聖堂に度肝を抜かれる

このひとつ前でベルニーニの傑作建築サンタンドレア・アル・クイリナーレ聖堂を紹介しましたが、実はその聖堂から150メートルほどの距離にベルニーニのライバル、ボッロミーニの傑作建築があります。

私もベルニーニのサンタンドレア・アル・クイリナーレとセットでこの聖堂を拝観しました。

ボッロミーニについては「(26)ベルニーニの挫折と失脚~パトロンウルバヌス八世の死と鬼才ボッロミーニの台頭」の記事でお話ししましたが、彼はベルニーニとは真逆の性格、作風の持ち主でベルニーニ失脚の折には激しいバトルを演じた男でもあります。ですがその才能は紛れもなく突出しており、鬼才というにふさわしい独創性に溢れた建築家でした。そんなボッロミーニの傑作とベルニーニの傑作がほぼ隣同士に立っているというのは奇跡というほかありません。

私もこの聖堂に入った瞬間度肝を抜かれました。ベルニーニのサンタンドレア・アル・クイリナーレに入った時もその素晴らしさに衝撃を受けましたがここも全く負けていません。実に素晴らしい教会です。

こちらがドーム天井部分。

私もこのドーム部分の装飾には言葉を失ってしまいました。この予想もできない曲線!白と黒のシャープな色彩で表現された曲線と直線の絡み合いが私を圧倒します。

そしてそこに散りばめられた装飾の美しさたるや・・・!

正直、インパクトという面ではベルニーニのサンタンドレア・アル・クイリナーレを超えています。何かよくわからないがものすごいパンチ力で一撃必殺されるような感覚。それがこの聖堂です。

ベルニーニのサンタンドレア・アル・クイリナーレとボッロミーニのサンタンドレア・アッレ・クワトロ・フォンターネ、どちらかを選べと言われても正直私にはできません。どちらも圧倒的すぎます。

そもそも二人は正反対と言われるように、この両建築はジャンルが違い過ぎて比べることもできません。こうなったらもうあとは「好み」の問題です。しかしそうであっても私がどっちの方が好きだとは言えません。選べません。どっちも好きすぎます。この両聖堂はローマのハイライトです。ローマの偉大なる天才の競演をぜひ皆さんも味わってみてはいかがでしょうか。どちらもテルミニ駅から近くアクセスも容易です。他にもメトロを用いて近くの駅まで行くこともできます。ぜひここを訪れることをお勧めします。

サンタンドレア・デッレ・フラッテ教会で敬虔な空気に触れる

ベルニーニの二体の天使像があるサンタンドレア・デッレ・フラッテ教会はスペイン広場にほど近いエリアにあります。上で紹介したサンタンドレア・アル・クイリナーレもボッロミーニのサンタンドレア・アッレ・クワトロ・フォンターネもすぐ近くです。

私が初めてこの教会に入った時はちょうど夕方のお祈りの時間で、この聖堂が満杯になるほどの信者さんがお祈りをしていました。この教会は今でもローマ市民の信仰の拠り所となっているそう。そのため他の観光地化された教会とはかなり雰囲気が異なります。その時は私も撮影は控えたので、上は後日再訪した時の写真です。

『INRIの銘を持つ天使』
『茨の王冠を持つ天使』

衣のうねりや恍惚の表情はたしかにベルニーニを感じます。特に『INRIの銘を持つ天使』(上)は圧巻としか言いようがありません。晩年だからといってベルニーニの腕は全く衰えることがありません。むしろその洗練具合が増しているのではないかとすら思えてきます。

そして不思議なことに私はこれら二体の天使像を見ていて、なぜか京都三十三間堂の風神と雷神を連想してしまいました。天使たちの奇跡的な衣の波打ちを見て私は大好きな風神雷神を連想してしまったのかもしれません。

そして興味深いことに、実はこの二体の天使像はローマ屈指の観光地サンタンジェロ橋に飾られていたものでした。

サンタンジェロ橋

しかしベルニーニの天使像のあまりのクオリティから、それを野ざらしにするのは忍びないと当時の教皇は判断し、オリジナルの作品は移動させられることになりました。現在サンタンジェロ橋に置かれているのはレプリカです。両者を見てみればレプリカとオリジナルのクオリティの差は歴然!ぜひ信仰の場で今も大切にされているベルニーニの傑作を堪能してはいかがでしょうか。

スペイン広場とバルカッチャの泉でまったり


『ローマの休日』でもお馴染み、スペイン広場。

ここも王道中の王道ですが私もぜひおすすめしたい素晴らしい空間です。上で紹介した4つの教会とも徒歩圏内です。実はこの記事で紹介している順番が私の散歩コースになります。テルミニ駅付近に宿を取っていた私はこうして大好きな教会を巡りながらこの広場まで歩いて来ていたのです。

そしてこの広場の中で特におすすめしたいのがこちらの『バルカッチャの噴水』です。

この噴水もベルニーニによって1629年に造られました。私はこの噴水が大好きです。ローマには数多くの噴水がありますがその中でもこの『バルカッチャの噴水』はピカイチだと思います。

夜のバルカッチャもたまりません。ちょろちょろ流れる水の動きと音が実に心地よいです。がやがやしたスペイン広場なのにこの噴水に意識を傾けると不思議と心が安らぎます。

私はこの噴水が大好きでローマ滞在中何度となくここを訪れました。一見地味で派手さもないこの『バルカッチャ』でありますがベルニーニ芸術の真髄が現れています。豪華で華やかなだけがローマ芸術ではありません。ローマの噴水といえばトレビの泉が有名ではありますが、私はこちらの噴水の方が圧倒的に好きです。しかもトレビの泉は観光客で大混雑で落ち着いて見るどころではありません。こういう点でも私はここを穴場として挙げたい理由があります。

ローマの美しさ、開放感を味わうにはこの広場は最高です。特にこの『バルカッチャの噴水』はぜひおすすめしたいです。この噴水が地理上の不利を芸術に転化した最たる例だと知れば、この噴水の見え方も変わってくるのではないでしょうか。詳しくは以下の記事「『ローマの休日』の舞台スペイン広場は文豪や芸術家達のロマンに溢れていた!」で解説していますのでぜひご参照ください。

ローマの老舗カフェ・グレコで文豪や芸術家に思いを馳せる

上で紹介したスペイン広場からほぼ徒歩1分にある老舗カフェ・グレコ。こちらはあのゲーテやアンデルセン、メンデルスゾーンやベルリオーズなど数え切れないほどの著名人が時を過ごした名店で、文学や絵画、音楽好きにはたまらない聖地です。

入ってすぐの場所はバーカウンターとフードコーナーになっていてここでさっとエスプレッソを飲む客やテイクアウトを注文する人でごった返します。この写真はかなり空いている方。カフェエリアでゆっくり楽しむ場合は店員にその旨を伝えれば中に通してくれます。狭い通路に沿って座席があるという一風変わった構造ですがその壁には絵画がびっしり。雰囲気があります。

入り口近くの席に着いた私はというと、エスプレッソとカプチーノを一気に注文。せっかくここまで来たので心ゆくまで味わいたい。

ここでゲーテやアンデルセン、メンデルスゾーンもコーヒーを飲んでいたのだ。

そんなことを考えながら頂くコーヒーは格別でした。

私はローマ滞在中何度もここへ足を運びました。何度来てもわくわくする空間です。憧れの偉人たちがここにいたのだという思いに毎回興奮していました。教会を巡りながら散歩し、最後にここで一服して帰る。私にとって最高のルーティーンです。あぁ、またローマに行きたくなってきました。

文学、絵画、音楽、歴史ファンにぜひおすすめしたいローマの一押しスポットです。

ザビエルの手があるイエズス会総本山ジェズ教会

ジェズ教会はパンテオンから徒歩数分で行ける距離にあります。

写真は日暮れ後の堂内の写真です。この時間帯になると観光客も参拝者も少なくじっくりとこの聖堂を味わうことができます。

私はこの空間にいて現実を忘れるかのような不思議な気分になりました。ここでベンチに座りぼーっと過ごした時間は忘れられません。

また、この教会の右側の祭壇にはあのザビエルの手とされる聖遺物が納められています。

金の器の中に保管された小さな手。これが本物なのかどうかは「神のみぞ知る」ですが、伝承としてこの聖遺物はここで大切に納められています。日本にもゆかりのあるザビエルがどれだけ世界的スケールの人物だったのかということを改めて実感することとなりました。

ジェズ教会はパンテオンやナヴォナ広場からも近くアクセスしやすいのでぜひおすすめしたいです。

絶品エスプレッソを堪能できる名店「Castroni(カストローニ)」

バチカンの近くにあるお店カストローニ。お店自体は食料品店ということで地元の食品がずらりと並んでいるのですが、奥に行くとコーヒーカウンターがあります。

ここでバリスタが作ってくれたエスプレッソをカウンターで立ったまますっと頂く。

これがローマのコーヒースタイル。

あまりに美味しくて私はすぐさまお代わりを注文したほどでした。

私はすっかりこの味に夢中になってしまい、それから毎日ここに通い、最初から2杯を頼み一気に飲み干しては帰るという妙なルーティーンをこなすことになったのでありました。

ここはボスニア・ヘルツェゴビナでお世話になったガイド、ミルザさんに教えて頂いたお店です。

ミルザさんは10年以上もローマに住んでいたローマ通。

その方が「ここが1番美味しいです。地元の人がみんな行きます」とおっしゃられるのだからこれは間違いありません。

このお店は本当におすすめです。イタリアのお土産を買うのにも絶好の場所です。現地ならではの、そして本当にクオリティの高い食品をリーズナブルな価格で買うことができます。

バチカンに行かれる方はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

サンタ・チェチリア・イン・トラステヴェレ聖堂の聖セシリア像は私のローマ・ナンバー1

ここまで中心部から徒歩圏の穴場スポットをご紹介してきましたが、最後に少し離れてはいますがどうしても紹介したい場所があります。

それがトラステヴェレ地区に位置する由緒ある教会、サンタ・チェチリア・イン・トラステヴェレ教会になります。

ここの教会がおすすめなのは、何といってもここに「聖セシリア」という素晴らしい彫刻が安置されているからです。

聖セシリア(サンタ・チェチリア)は二世紀頃のローマ帝国の殉教者で、音楽家と盲人の守護聖人として有名。処刑された際に受けた首の傷がこの像にも残されています。

この像自体は1600年にステファノ・マデルノによって制作されました。1599年に彼女の墓が開けられた際、遺体が元のままの姿で残っていたため、ローマ中が「奇跡」として沸いたとされています。そしてマデルノは「そこで見た聖セシリアの姿そのままを彫刻にした」と言葉に残しています。

私が訪れたのは夕暮れ時でしたのでほとんど誰も聖堂内にはいませんでした。何という幸運!

薄暗い聖堂内は荘厳そのもの。しーんと静まり返った堂内。なんと美しい・・・!

そしてその中央祭壇の下部に私の求めた『聖セシリアの殉教』が安置されていました。こういう構造の教会はほとんど見たことがありません。

今この写真を見返してみてもこの彫刻には並々ならぬものを感じます。

ローマにはベルニーニやミケランジェロなどが遺した優れた彫刻が数多あります。ですが2022年のローマ滞在で私が最も衝撃を受けたのはこの『聖セシリアの殉教』であったことは間違いありません。時間の都合上一度しかこの聖堂を訪れることができなかったのが心残りで仕方がありません。もう一度でいいからこの像を見たいと、この記事を書いている今も胸が苦しくなります。

なぜここまでこの像に夢中になったかはうまく説明できません。しかしこの像の持つ圧倒的な力に私は文字通りすっかり打ちのめされてしまいました。それほどこの像は圧倒的でした。

ぜひこの像を皆様にもおすすめしたいです。中心部から少し離れていますがバスを使えば簡単にアクセスすることが可能なエリアです。この教会の他にもサン・ピエトロ・イン・モントリオ教会サン・フランチェスコ・ア・リーパ教会など素晴らしい教会がいくつもあります。ぜひ時間があれば回ってみることをおすすめします。

おわりに

以上、ローマの穴場スポットをご紹介しました。今回ご紹介した場所はスペイン広場を除いてはほとんどが一般的な王道モデルルートには載らないものだと思います。ですが、ここまで読んで頂いた皆さんならお気づきのように、こうした穴場だからこそ味わえる魅力がたくさんあります。ぜひ皆さんの日程にプラスαで組み込んで頂き、自由に散策、再訪して頂ければなと思います。本当に楽しいですよ。夢のような時間でした。

また、私がここでご紹介したのはそうしたローマのおすすめスポットの一部です。

当ブログでまとめた以下の記事では王道も含めたおすすめスポットを紹介しています。

もっと詳しくローマについて知りたいという方はぜひこちらもご参照頂ければと思います。

以下今回ご紹介できなかった王道スポットに関する記事もまとめておきます。興味のある方はぜひご活用頂けましたら幸いです。

バチカン、サンピエトロ大聖堂

コロッセオ、フォロ・ロマーノ

パンテオン

ボルゲーゼ美術館

以上、「ローマ観光のおすすめ穴場スポットを紹介!徒歩圏内で満喫できる極上のローマをご提案」でした。

「イタリア・ローマ旅行記」記事一覧はこちら

旅行記や観光のお役立ち情報満載です!

次の記事はこちら

前の記事はこちら

関連記事


いいなと思ったら応援しよう!