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ニーチェおすすめ作品7選~生涯や思想、名言についてのおすすめ解説書も合わせて紹介


はじめに

ニーチェの哲学書と言えばとにかく難解なイメージがあるかもしれませんが、それでもなお現代まで多くの人に愛され続けているのも事実です。難解なだけでなく、やはりそこに何か読者の心を打つような強いメッセージがあるからこそ多くの人に読まれ続けているのだと思います。

今回はそんなニーチェ作品の中でも私がおすすめしたい7冊を紹介し、その後おすすめの解説書も紹介していきます。

リンク先の記事ではそれぞれについてより詳しくお話ししていますのでぜひそちらもご覧ください。

では、早速始めていきましょう。


1 『悲劇の誕生』~哲学者ニーチェの特徴を知るのにおすすめ

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ニーチェは元々哲学者ではなく、古典文献学者でした。

ニーチェは古代ギリシア文献を当時の学問的常識とは全く異なる視点で見ていこうとします。その試みの結晶が『悲劇の誕生』という作品になります。

ニーチェはこの作品でデビューすることになったのですが、他の学者達から猛反発をくらい、ニーチェの学者としてのキャリアは消滅してしまったのでした。孤高の哲学者ニーチェは自ら進んでなったのではなく、この作品の発表によって学者達から締め出しをくらってしまったからなのでした。

ここではなぜニーチェが他の学者から猛反発をくらってしまったかはお話しできませんが、ニーチェ哲学の始まりを知る上でもこの作品は非常に重要なものとなっています。その顛末を知りたい方はこの記事でより詳しくお話ししていますのでぜひリンク先をご参照ください。

私の個人的な感想ですが、『ツァラトゥストラ』をはじめ後半の作品群と比べても文章がわかりやすいような気がします。ニーチェ作品の中では読みやすい部類に入ると私は思います。

ニーチェを学ぶ上で非常におすすめな作品です。


2 『ツァラトゥストラ』~「神は死んだ」で有名な代表作

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『ツァラトゥストラ』といえば「神は死んだ」という言葉で有名なニーチェの代表作です。

この本はこれまで私も何度も読んできました。学生時代、院生時代、社会人時代とそれぞれのタイミングで読んだ思い出があります。

ただ、以前の記事「ニーチェとドストエフスキーの比較~それぞれの思想の特徴とはー今後のニーチェ記事について一言」でも少しお話ししましたがやはりこの本は危険な書物です。

というのも、既存の秩序を破壊せんとするこの本ではかなり攻撃的な言葉が発せられ、これを読むとそれに感染してしまうということが起こりうるからです。

『ツァラトゥストラ』を読むとなぜか熱に浮かされるような、自分が強くなったかのような気がしてくるのです。正直、読むたびに「自分が他人よりもよく世界を知っている」という気にさせられ、そこから周りを見下してしまいそうな気分になってしまうのです(それは私が若かったからということや、私の読み方が未熟だったせいかもしれません。)

ですが、最近になって様々な参考書や、他の作品を読むことでそんなニーチェへの印象が変わってきました。

この記事ではそんな『ツァラトゥストラ』の私なりの感想を述べています。

この本はニーチェの中心思想がふんだんに説かれています。それぞれの箇所で様々な思いが浮かんでくると思います。私自身、初めてこの作品を読んだ時はニーチェの孤独など思いも寄りませんでした。「孤独」よりも「孤高」を感じていたくらいです。今でも「孤高」のイメージは無くなったわけではありませんが、初めて読んだ時とは違った空気を感じるようになっています。

同じ人間でもこうなのですから、それぞれ感じ方が異なるのは当然です。様々な読みができるのもこの作品の魅力なのではないでしょうか。


3 『道徳の系譜』~道徳の起源とキリスト教倫理の成立を分析した作品

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この記事の中では『善悪の彼岸』も解説に含めていますが、私がよりおすすめしたいのは『道徳の系譜』という作品です。

この作品には個人的な思い入れがあります。

というのも、学生時代、倫理学の授業の課題図書としてこの作品を読むことになり、ニーチェ作品で初めて手に取った作品が『道徳の系譜』だったのです。つまり、私の初めてのニーチェ体験がこの『道徳の系譜』だったのです。

この作品は『ツァラトゥストラ』のようなアフォリズムという形式ではなく、論理的にわかりやすい形で展開されます。これまであまりに自分の論が理解されなかったことから、彼はその論述スタイルを変更してまでこの作品を書き上げたのです。

おかげでニーチェ作品の中では非常に読みやすく、わかりやすいものとなっています。(それでも難しいですが)

この作品でニーチェはキリスト教世界における道徳の歴史を分析し、考察します。

善人とは何か、悪人とは何か。

はて、そもそも善悪とは何か。それは立場によって変わってくるのではないか。

いや、キリスト教道徳は悪が善に変わったという前代未聞の試みなのだ。弱きものが怨恨感情(ルサンチマン)によって強き者を引きずり落したのだとニーチェは驚くべき論を展開します。

私の初めてのニーチェ体験は彼のとてつもない道徳論に度肝を抜かれっぱなしでした。

キリスト教の道徳観をこれでもかと批判するニーチェ。これには圧倒される他ありません。この猛襲にほとんど私たちは置いてけぼりをくらうほどです。

ニーチェのすごい所は単にキリスト教を「宗教は迷信だ」「科学的に神はありえない」と切り捨てるのではなく、その在り方を徹底的に分析し考察している点にあります。単に「宗教はまやかしだ」と述べる無神論者とはかなり違った色があるのです。

普通の人なら思いもよらないところまでニーチェは潜り、より深く根源へ根源へと突き進んでいきます。そうした所から生まれてくるキリスト教への疑問や問題点をニーチェはえぐっていくのです。

ニーチェは究極的なところまで行こうとするのでその議論はたしかに極論のようになってしまっているところもあります。ですが、だからこそ彼の言葉に力があるというのも事実です。この本は恐るべき作品です。

私は同じく学生時代、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』の「大審問官の物語」にも大きな衝撃を受けました。その時の顛末は以下の記事でもお話ししましたが、宗教における根源的な部分に戦いを挑む彼らの絶対的探究心、思想的闘いには本当に驚かされます。

『道徳の系譜』はニーチェ作品の中でも特に私の印象に残っている作品です。また、ニーチェの思想を知る上でもとてもおすすめな作品です。そして他の作品に比べて読みやすいというのもありがたいです。

ぜひおすすめしたい一冊です。


4 『偶像の黄昏』~ドストエフスキー、フランクル『夜と霧』とのつながりとは

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この本が書かれた1888年はニーチェが発狂する直前の時期で、この年が実質哲学者ニーチェ最期の年になります。そんなニーチェの最晩年の著作の一つがこの『偶像の黄昏』となります。

『偶像の黄昏』は価値転換の書というべき、私たちの価値観を揺さぶる強烈な言葉が続きます。

そしてここで語られる内容はこの直後に発表される『反キリスト者(アンチクリスト)』という作品に直結していきます。

キリスト教というこれまでの歴史を形作ってきた道徳体系に鉄槌をくださんとするニーチェの試みがこの作品でなされます。

また、この作品が書かれる直前の1887年にニーチェはドストエフスキー作品に出会い、衝撃を受けています。この作品においてニーチェはドストエフスキーについて次のように述べています。

ドストエフスキーこそ、私が何ものかを学びえた唯一の心理学者である。すなわち、彼は、スタンダールを発見したときにすらはるかにまさって、私の生涯の最も美しい幸運に属する。浅薄なドイツ人を軽蔑する権利を十倍ももっていたこの深い、、人間は、彼が長いことその仲間として暮らしたシべリアの囚人たち、もはや社会へ復帰する道のない真の重犯罪者たちを、彼自身が予期していたのとはきわめて異なって感じとった―ほぼ、ロシアの土地に総じて生える最もすぐれた、最も堅い、最も価値ある木材から刻まれたもののごとく感じとった。

ちくま学芸文庫、原祐訳『ニーチェ全集14 偶像の黄昏 反キリスト者』p138

ニーチェは1887年に偶然ドストエフスキー作品に出会い、彼の思想に共鳴し絶賛したのでありました。

ドストエフスキ―晩年の大作『未成年』『カラマーゾフの兄弟』は読んでいなかったそうですが、『死の家の記録』『虐げられた人びと』『地下室の手記』『悪霊』などを読み大きな感銘を受けたとされています。

『偶像の黄昏』では上のように述べていますが、彼の書簡やノートにはドストエフスキーに対する言及が数多くあります。ニーチェ最晩年の思想とドストエフスキーのつながりは非常に興味深いものがあります。

また、この記事ではフランクルの『夜と霧』とのつながりについてもお話ししていきます。ぜひリンク先もご参照ください。

この本はニーチェ最晩年の思想が凝縮されています。ニーチェ自身がこの本を入門として読むことを薦めるほどの作品です。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。


5 『反キリスト者(アンチクリスト)』~晩年の傑作!ニーチェの対キリスト教思想における最重要作品

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ニーチェ研究者の西尾幹二はこの作品を晩年の傑作とし、ニーチェの対キリスト教思想における最重要の作品と見なしています。

ニーチェはこの作品でキリスト教教団がいかにして成立し現在まで続くかを心理的、歴史的に考察していきます。その切れ味は凄まじいほどで、これをぶつけられたら教団側も何と答えるのだろうかとこっちが固唾を飲んでしまうほどです。

そしてドストエフスキーという観点からニーチェを読んでいる私にとってはどうしてもこの『アンチクリスト』の主題が『カラマーゾフの兄弟』の大審問官の章と重なって見えてきます。

ドストエフスキーもカトリック教団の歴史と疑問点をイワンの口を通して極限まで突き詰めていきます。ニーチェもドストエフスキーも極限まで探究せざるをえない狂気の思索家でした。こうした2人の特徴が『アンチクリスト』を通して見えてくるように思いました。

また、ニーチェはこの作品を書くにあたり、ドストエフスキーの『悪霊』を参考にしていたことが彼の遺稿から明らかになっています。グロイター版を底本にした白水社版『ニーチェ全集第十巻(第Ⅱ期)』のその箇所を見てみると、『悪霊』のかなりの部分が抜き書きされていることがわかります。西尾幹二もこうしたドストエフスキーとのつながりを指摘しています。

そして個人的にこの作品で興味深かったのが、仏教とのつながりです。この作品ではキリスト教に対して容赦ない攻撃を浴びせかけますが、仏教に対してはかなり好意的です。これは僧侶である私にとっても非常に興味深いものでした。

『アンチクリスト』は西尾幹二が述べるように、私もニーチェ作品の中でも特に優れた作品であるように思えます。何より、読みやすい!そしてその思想の強烈たるや!この本はニーチェ作品の中で私の一番のお気に入りの作品です。ドストエフスキーが好きな方には特におすすめしたい1冊です。


6 『この人を見よ』~発狂直前に書かれたニーチェ最後の作品

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この本の巻末解説によると、この作品はニーチェの誕生日10月15日に書き始められ11月4日には脱稿するという驚異的スピードで書かれた作品です。1889年1月初頭にはニーチェは発狂してしまうのでまさにこの作品は発狂直前のニーチェ最後の姿を知ることができる1冊となっています。

この作品はニーチェの自伝的な作品となっており、彼の思想の形成過程やこれまでの作品に込めた思いなどを知ることができます。

実際に本文を読んでいると正気と狂気のはざまを揺れ動くような言葉が続いていきます。読んでいて恐怖を感じるほど鬼気迫る言葉でニーチェは語り続けます。ほとんど狂気と言ってもいいような精神状態で書かれた言葉というのは、やはり凄まじい強さがあります。ドストエフスキーにもそれを感じますが、やはり天才と言われる人間の精神の在り様は通常のそれとはまるで違うということを考えさせられました。

ニーチェ最晩年の狂気すれすれの圧倒的パワーを感じられる作品です。かなり面食らう箇所もありますが、だからこそそのインパクトも絶大です。ぜひおすすめしたい作品です。普通の本を読むのとはまた異なる「黒魔術的な」読書とも言うことができるかもしれません。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。


7 『ニーチェ書簡集Ⅰ・Ⅱ』~ニーチェのイメージががらっと変わる!ニーチェの素顔を知るのにおすすめ!

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この本は『ツァラトゥストラ』や『アンチクリスト』などの哲学書で有名なニーチェの意外な素顔を知れる1冊です。個人的にはニーチェ作品の中で最も興味深く読んだ作品です。

ニーチェといえばとにかく難解で何を言っているかわからない文章がひたすら続き、しかも厳しく、攻撃的な思想を述べるイメージがあるかもしれません。

ですがこの書簡集を読めばそんなニーチェのイメージががらっと変わります。

ここではその書簡を紹介することができませんが、ニーチェの精神の遍歴がこの書簡から見えてくるようで非常に興味深かったです。リンク先の記事でより詳しく書簡についてお話ししていますのでぜひご覧ください。少し見ただけでびっくりすると思います。ニーチェの意外な姿を知ることができます。

ニーチェの素顔を知る上でこの書簡集は非常におすすめです。ニーチェに対するイメージがきっと変わると思います。ぜひ読んで頂きたい本です。正直、哲学作品そのものよりもおすすめしたいくらいです(笑)それくらい面白いです。


番外編 『権力への意志』~ニーチェの主著?妹によってまとめられた幻の遺稿集

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ここでご紹介するのはニーチェの死の翌年の1901年に彼の妹エリーザベトによって編纂され発表された『権力への意志』という作品です。

ニーチェの妹エリーザベトに関しては以前当ブログでも紹介しました。

ニーチェ自身も規格外の存在でしたがその妹もとてつもない人物でした。彼女は過激な反ユダヤ主義者の夫とともに南米パラグアイの奥地に純粋アーリア人の村を作り、そこの支配者として君臨し、村人たちを騙し続けていました。しかもニーチェ発狂後は彼の著作や手紙を改竄し、自分の都合のいいように「偉大な哲学者ニーチェ」を作り上げ、最後にはナチスに加担することになります。

では、そんなエリーザベトが『権力への意志』を編纂した過程を見ていきましょう。

エリーザベトは、兄との関係のイメージを輝かしいものにするのに役立つとみれば、徹底して文書を偽造した。二ーチェがだれかほかの人に宛てた手紙でも、稀にみるような称賛の言葉を見つけると、手紙の冒頭の受取人の名前を自分の名前と差し替え、自分宛ての手紙だったように装ったことも一度ならずあった。

また、自分が受け取ったという手紙の《複製》を作り、もとの手紙はパラグアイにいるあいだに文箱のなかから盗まれてしまった、と言い張ったこともある。望み通りの印象をあたえてくれない手紙がどれほど破り捨てられたか、今となっては知る由もない。

フリッツ・ケーゲルが彼女のところを辞めるときには、ニーチェが自分について考えていたことを記した手紙のコピーを持ち出すことを恐れて、ケーゲルの相続人にたいして出版を差し止める法的措置をとった。

しかし、間違いなくエリーザべトの最大の過ちは『権力への意志』の出版だった。これはニーチェの最高傑作で、最後の昏倒の前に書かれた大いなる《すべての価値の価値転換》だとされているものだ。たしかにニーチェはそのような著作の構想をもっていたが、おそらく断念していた。出版する用意はなく、したがって出版を望んではいなかったのだ。それが完成しているのを見たら、きっと驚いただろう。単純な事実は、ニーチェは『権力への意志』という題名の本は書かなかったということだ。書いたのはエリーザべトである。

エリーザべトがぺーター・ガストの助力をえて一九〇一年に『権力への意志・習作と断片』という題で出版した本は、じつのところ、二ーチェ自身が破棄したり別のところで用いたりした哲学的がらくたを寄せ集めたものにほかならなかった。

後年には断片がさらに追加されて大部の本になり、予言者もしくは《価値制定者》としての二ーチェの名声を確立するために、表題もいっそうどぎつい『権力への意志―すべての価値の価値転換』に改められた。

エリーザべトは、本来ならば関連のない走り書きや手記や箴言を寄せ集め、そこにあるはずのない秩序をもたせて、これがニーチェの代表作だと言い張り、この本にまったく偽りの重要性をもたせた。

たとえば、『権力への意志』の第四部は「陶冶と訓育」と呼ばれているが、これは誤解を招く。たしかにニーチェは、数多い草稿の一つでこの題名を使いはしたが、それは放棄されたのだ。実際のところ、彼はここで陶冶についてほんのわずかしか述べておらず、しかもそのことごとくが、控え目にいっても曖昧であり、(フェルスターやエリーザべトや、のちのナチスが考えたような)生物学的陶冶についてはほとんど何も言っていない。
※一部改行しました

白水社、ベン・マッキンタイア―著、藤川芳郎訳『エリーザベト・ニーチェ ニーチェをナチに売り渡した女』P237-238

『権力への意志』という作品を「ニーチェの作品」として捉えていいものなのかということについては非常に大きな問題です。

ですが、この作品がどういう経緯で作られたのか、そしてそれが意味するのはどういうことなのかということを知った上でこれを読むことは文学や哲学、歴史を学ぶ上で大きな勉強になったと思います。この本の制作で起きたようなことはおそらくあらゆるジャンルで起こりうるものでしょう。そうしたことについても思いを馳せる読書になりました。

そうした意味でこの本を読めたことは大きかったなと思います。


ニーチェのおすすめ解説書~ニーチェとは何者なのか、その思想を学ぶために

ニーチェといえばとにかく難しいというイメージがありますよね。

実際、『ツァラトゥストラ』などを読んでみると、短い文章が単発で繋げられていくアフォリズムという独特な形式やその語っている内容の難解さに面食らうと思います。私も毎度毎度読むたび面を食らっています。

そしてニーチェの難しい所は参考書を読んでもその著者によって様々な解釈があり、何が本当に正しいのかもわからないという点です。解釈の多様さもニーチェの特徴と言えるかもしれません。

そんな中でも私がおすすめするのがこれから紹介する10冊の参考書になります。

これから紹介する本を見て皆さんは驚かれるかもしれませんが、一般的に「ニーチェ 入門」と検索しておすすめされる本とはたしかに違うラインナップです。ニーチェ入門の本を探している方にはハードルが高いと思われるかもしれませんが、実際読んで頂ければわかると思いますがとても丁寧でわかりやすい解説書ばかりです。

一応、私もニーチェ入門的な本をいくつも読みました。しかし結局よくわからないというのが正直なところでした。難解なニーチェ哲学をわかりやすく噛み砕こうとすると、大事なものがどうしても薄まってしまう。そうしたことが起ってしまうのです。むしろ、「ニーチェとはこういうものなんだ」と中途半端にわかることがニーチェにおいては非常に危険な気がします。ニーチェは用い方によっては危険思想になってしまいます。

「わかりやすい入門書」は良くないと一概に申したいわけではありませんがこの辺りの事情については以下の記事「なぜニーチェは難しいのか、人によって解釈が異なるのか~ドストエフスキーとの共通点」で解説していますのでこれからニーチェを学びたいという方はぜひ参考にして頂けると嬉しいです。もちろん、すでにニーチェと親しい方にもぜひ読んで頂けたらなと思います。

では早速始めていきましょう。

それぞれのリンク先でより詳しくその本について紹介していますで気になった方はぜひリンク先もご参照ください。


1 R.ザフランスキー『ニーチェ その思考の伝記』

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著者のザフランスキーはドイツ生まれの評伝作家で、ジャーナリスト、学者としての経歴もあります。

この本の特徴は何と言っても、単なる伝記ではなく、「思考の伝記」であるという点にあります。ニーチェの生涯を辿りながらその思考のプロセスをこの本では見ていくことになります。

しかも難解な哲学者の代表とも言えるニーチェの思想を小難しい言葉をなるべく使わずに解説してくれる点もありがたいです。

この本はわかりやすくも、その本質をしっかりと押さえた参考書になっています。難解なものをわかりやすい言葉で説明するというのはある意味危険を伴います。簡単に表現することで本来のものからかけ離れてしまう危険があるのです。しかしこの本ではそうしたことにならないよう、著者は細心の注意を払っていることがうかがわれます。

ニーチェを学ぶ上の入門書としても、さらに深く知るための参考書としてもこの本はとてもおすすめなように私は感じました。読んでいてニーチェの思考過程が伝わって来て非常に興味深かったです。


2 渡辺二郎・西尾幹二編『ニーチェ物語 その深淵と多面的世界』

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「ニーチェとは何者なのか。」

これは永遠のテーマなのかもしれません。

読まれる時代、読む者それぞれの違いによって違った姿で現れてくるニーチェ。

この本ではそんな「多面体」というべきニーチェについて考えていく参考書となっています。

この本では様々な項目がたくさんの専門家によって書かれています。

目次を見て頂ければ一目瞭然です。

そしてありがたいのが単にニーチェの解説だけでなく、彼と関係のある作家や哲学者との関係も書かれている点です。

1枚目の目次にありますように、ドストエフスキーについての言及もあります。これはとてもありがたかったです。

また、ニーチェの生涯や思想面についても簡潔にまとめられていますので、困った時の参考書としても非常に便利な1冊となっています。

通読するにはやや厳しいなという思いもありますが、自分の関心のある部分を参照したい時には非常に助かる参考書です。

3 ベン・マッキンタイアー『エリーザベト・ニーチェ ニーチェをナチに売り渡した女』

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この本は凄まじいです。衝撃的です。

「嘘でしょ!?」と思わずにはいられない驚くべき事実の連発です。

世界がいかにニーチェを受容していったのかを調べようと思い手に取ったこの本でしたが、想像をはるかに超える面白さでした。

ニーチェ自身も規格外の存在でしたがこの本によれば、その妹もとてつもない人物でした。彼女は夫とともに南米パラグアイの奥地に純粋アーリア人の村を作り、そこの支配者として君臨し、村人たちを騙し続けていました。しかもニーチェ発狂後は彼の著作や手紙を改竄し、自分の都合のいいように「偉大な哲学者ニーチェ」を作り上げ、最後にはナチスに加担することになります。

この本ではそんな恐るべきニーチェの妹の生涯を通してニーチェの人物像もあぶり出していくという作品となっています。ニーチェが世界でどのように受容され利用されてきたかということがこの本で明らかになります。

ただ単に思想や哲学のプロセスを見るのではなく、生身の人間のどろどろした生活すべてからニーチェ兄妹の姿を追っていくところにこの本の特徴があります。これはものすごく興味深かったです。

これはぜひおすすめしたい一冊となっています。ぜひ手に取って頂きたい作品です。


4 W.シューバルト『ドストエフスキーとニーチェ その生の象徴するもの』

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著者のワルター・シューバルトは1897年にドイツで生まれた哲学者です。日本ではほとんど知られておらず、ドイツ本国でもあまり知られていない存在だそうです。というのも、彼はナチスに反対していたためドイツから逃れリトアニアに亡命しなければなりませんでした。そこで苦労しながらも研究を続けこの『ドストエフスキーとニーチェ その生の象徴するもの』を1939年に書き上げました。

しかし1941年に独ソ戦が始まると今度はソ連によって連行されそのまま殺害されてしまったそうです。

ですのでシューバルトは学者時代に常に迫害され続けたため歴史の表舞台に立つこともなく、ひっそりとナチス、ソ連の対立の中でその生涯を終えてしまったのです。

こうした悲運の著者による力作がここでご紹介する『ドストエフスキーとニーチェ その生の象徴するもの』になります。

著者は絶対的な真理を追い求める両者を神との関係性から見ていきます。

さらにこの本では『罪と罰』の主人公ラスコーリニコフや『カラマーゾフの兄弟』のイワンとニーチェの類似についても語っていきます。理性を突き詰めたドストエフスキーの典型的な知識人たちの破滅とニーチェの発狂を重ねて見ていきます。これもものすごく興味深かったです。

この本では興味深い箇所が山ほどあり、正直、本そのものを全部引用して紹介したいくらいの気持ちです。ですがそれをしてしまうと大変なことになってしまうのでそれはあきらめます(笑)

ただ、私自身にとってもこの本は非常に衝撃的なものであり、これからも何度もじっくりと読み返していきたいなと思える本でした。

この本はドストエフスキー、ニーチェの両者を考える上で非常に有益な参考書です。この本がほとんど知られていないのはあまりにもったいないです。ぜひともこの本がもっと広まることを願っています。


5 J・R=ローゼンハーゲン『アメリカのニーチェ ある偶像をめぐる物語』

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この本ではニーチェがアメリカにおいていかに受容されてきたかを見ていきます。ニーチェは読む人によってその姿が変わってきます。つまりニーチェ解釈にはその人その人の個性が出てきます。ニーチェがどのように受容されたかを知ることで当時の人たちの思想を知ることにもつながっていきます。

ニーチェがいかに多様に理解されていたかがこの本を読めばわかります。

「ニーチェとは~~である」と言うことは自分の思想表明に他ならないことを感じます。それほどニーチェは謎多き存在なのだなと実感しました。

ただ、内容はかなり専門的ですのでニーチェの入門書としてはあまりおすすめできません。あくまで「ニーチェは読む者によって姿を変える」ということを感じるためにおすすめな作品です。非常に興味深い1冊でした。


6 樋口裕一『ヴァーグナー 西洋近代の黄昏』

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上の「ニーチェとワーグナーとの出会い~ニーチェの思想形成におけるワーグナーの巨大な影響とは」の記事でニーチェとワーグナーのつながりについてお話ししましたが、そんなワーグナーの特徴を知るためにおすすめな参考書がこの1冊になります。

著者の樋口裕一氏は2004年に発行されたベストセラー『頭がいい人、悪い人の話し方』で有名です。

樋口氏はクラシック音楽に造詣が深く、特にワーグナーは40年以上も愛好しているそうです。そんな氏のワーグナー愛が溢れた作品となっています。

また、この本ではワーグナーともつながりの深いマルクス、ドストエフスキー、ニーチェについても言及されます。

ワーグナーと思想、文学、哲学の関係についても著者はお話ししてくれますので、様々なジャンルがつながり非常に興味深いです。

ワーグナーの生涯や特徴だけでなく、西洋文化の歴史も知ることができるのでとても面白い本です。クラシック音楽に疎い私でしたが、とてもわかりやすくて夢中になって読むことができました。

中学高校と音楽の授業に大苦戦していた私でしたがこの本はあっという間に読み終えてしまいました。こういう本が教科書だったらもっと音楽が好きだったのにと思ってしまいました(笑)

この本も非常におすすめな1冊です。ワーグナーの音楽を通して西洋文化の歴史の流れまで知ることができる非常に興味深い1冊です。


7 西尾幹二『ニーチェ 第一部』

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この本の特徴はニーチェの生涯を当時の時代背景や思想の流れと共に詳細に追っていく点にあります。

この本は全367ページとなかなかな分量ですが、この本ではニーチェが学者となる前の青年時代、1865年までのニーチェが書かれます。つまり、21歳までのニーチェを丸一冊かけてじっくりと見ていくことになります。

単にニーチェの生涯を学ぶだけでなくそこから私たちが何を思うのか、それを体感していく読書体験になりました。知的興奮を味わえる1冊です。


8 西尾幹二『ニーチェ 第二部』

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ここでご紹介するのは、1977年に中央公論社より発行された西尾幹二著『ニーチェ 第二部』です。この本は上で紹介した西尾幹二著『ニーチェ 第一部』の続編に当たります。

『ニーチェ 第一部』では21歳までのニーチェが語られましたが、この第二部では彼の教授デビューや巨匠ワーグナーとの出会い、処女作『悲劇の誕生』の成立過程について語られていきます。

第一部も非常に興味深い内容が満載でしたがこの第二部も負けていません。意外な事実がどんどん出てきます。この本では哲学者ニーチェだけでなく、大学教授、看護兵、高校教師としてのニーチェの素顔を知ることができました。人間味溢れるニーチェの姿を感じることができ非常に興味深かったです。

非常におすすめな1冊です。ニーチェに対する見方が変わるほどの作品です。


9 『西尾幹二全集第五巻 光と断崖ー最晩年のニーチェ』

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この本では発狂直前のニーチェの作品や彼の思想を解説する「最晩年のニーチェ」が収録されています。

上で紹介した『ニーチェ 第一部』と『ニーチェ 第二部』の続編にあたる論稿です。

ニーチェ最晩年の作品には『偶像の黄昏』や『アンチクリスト』、『この人を見よ』などニーチェ思想における重要な作品があります。

著者の西尾氏はその中でも『アンチクリスト』こそ晩年の傑作とし、その解説に多くの頁を割いて語っていきます。

その中でも個人的に驚きだったのがドストエフスキーとの関係です。他の参考書ではニーチェがドストエフスキーの後期作品を読んでいたかは不明だとされていたのですが、西尾氏によると『悪霊』や『白痴』の影響が『アンチクリスト』には明らかに反映されていて、資料的な裏付けもしっかりとなされているとのことでした。

『偶像の黄昏』、『アンチキリスト』、『この人を見よ』をもっと深く知りたい方にはこの本は非常に役に立つと思います。これらの作品に込められた意味や制作の背景がくっきりと見えてきます。

また、ニーチェの問題作『権力への意志』についての詳細な解説もこの本の魅力の一つです。『権力への意志』がどのように成立したのか、そしてその問題点はどこにあるのかということが詳細に語られます。

この本は単にニーチェの解説だけにとどまらず、いかにニーチェと向き合うかということも考えさせられます。ニーチェに興味のある方にぜひおすすめしたい1冊となっています。


10 橋本智津子『ニヒリズムと無ーショーペンハウアー/ニーチェとインド思想の間文化的解明』

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この本ではショーペンハウアーとニーチェのインド思想との繋がりについて見ていくことになります。

ショーペンハウアーの『意志と表象としての世界』や『幸福について』ではインド思想の影響が顕著に現れています。

そしてそのショーペンハウアーに強い影響を受けたニーチェも仏教思想に関心を向けていました。彼の晩年の作品では仏教に対して数々の言及がなされており、キリスト教に対して辛辣な意見を述べたあのニーチェが仏教には好意的な見解を述べています。

この本ではそんなショーペンハウアーやニーチェが実際にインド哲学や仏教のどの文献を参考し、自らの思想の糧としたかを見ていくことになります。

「彼らがインド哲学や仏教に影響を受けた」と言うのは簡単ですが、いざ実際にどの文献や参考書を読んでいたのかというのはなかなか難しい問題です。

一口に仏教と言っても時代や地域によってかなり異なったものになります。そうした事情を考慮した上でショーペンハウアーやニーチェがどのように仏教を理解したのかを探ることは非常に意義深いことだと思います。

ニヒリズムと仏教の繋がりをより深く知りたい方にはおすすめな1冊です。


以上、10冊のおすすめ参考書を紹介致しました。

ぱっと見るとなかなか手を付けにくいような本が多いと思います。

ですがどの本も読み物として読みやすい本ばかりです。難解な哲学書という雰囲気はありません。新書や文庫と変らず、いや、それ以上にスイスイ楽しく読めるような本ばかりです。

この中でも特にお薦めしたいのがベン・マッキンタイアー『エリーザベト・ニーチェ ニーチェをナチに売り渡した女』です。この本はニーチェ作品を読んだことがなくてもニーチェとは何かということをものすごく考えさせられます。また、西尾幹二の著作もどれも刺激的でおすすめです。

そしてドストエフスキーやキリスト教、宗教の面からニーチェに興味のある方にはW.シューバルト『ドストエフスキーとニーチェ その生の象徴するもの』をぜひともおすすめしたいです。これはもう必読と言ってもいいのではないでしょうか。ドストエフスキーとニーチェの関係がこの上なくわかりやすく示されます。私にとってニーチェ関連の書物で最も印象に残った作品です。

ニーチェは知れば知るほど興味が湧いてくる大人物です。実は私はあまりニーチェが好きではありませんでしたが、学べば学ぶほど愛着が湧き、今では好きになってしまいました。人間ニーチェを知ったことで哲学者ニーチェも好きになっていったのだと思います。

難しいイメージがあり、そして実際に難しいニーチェはなかなか触れがたい存在であると思います。

ですが彼とぶつかる価値は大いにあります。ぜひこの哲学の巨人とぶつかってみてはいかがでしょうか。今回ご紹介した本たちはその大きな助けになります。この記事を通して皆さんのお役に立てましたら嬉しく思います。

おわりに

正直、私は当ブログでニーチェを紹介することをずっとためらっていました。

というのも、ニーチェは読む者に良くも悪くも強烈な影響を与える存在だからです。

ニーチェの言葉には悪魔的な強さがあります。その感染力たるや凄まじいものがあります。

そして私が懸念していたのはニーチェを読むことで「攻撃的になり、他者を見下す傾向が生まれやすくなる」という点です。

学生時代から私はニーチェを読んできました。特に『ツァラトゥストラ』は何度も読みました。この本はかなり過激で攻撃的な言葉が多いです。正直、読むたびに「自分が他人よりもよく世界を知っている」という気にさせられ、そこから周りを見下してしまいそうな気分になってしまうのです(それは私が若かったからということや、私の読み方が未熟だったせいでしょう)

ニーチェは今もなお様々なところで引用されたり、「わかりやすい解説本」が出回っています。

ですが、私にはそれが怖いのです。

ニーチェは一歩間違えば他者を攻撃する根拠として使われてしまうのではないかと。

そしてそれは実際に歴史上何度も繰り返されてきたのでありました。あのナチスもニーチェ思想をプロパガンダとして利用していたのです。

こうした理由からドストエフスキーと関係が深いながらも、ニーチェをブログで紹介することを私はためらっていたのでした。私のブログのポリシーとして、他者を攻撃することに繋がる内容は書きたくないという思いがあったのです。

しかし、最近ニーチェ関連の参考書を読んだり、ニーチェ作品を改めて読み返してみると、これまでとは違ったニーチェが私の前に現れてきました。ニーチェを学ぶことはドストエフスキーの理解をさらに深め、さらに言えば浄土真宗の開祖親鸞聖人を学ぶ上でも非常に有益な視点を与えてくれることに気づいたのです。

ニーチェのおかげでまた新たな視点でドストエフスキーや親鸞聖人を見ることができるようになったと思います。そして、ニーチェその人に対する思いがかつてと変わったことが何より自分の中で大きかったです。

これまで紹介してきた記事に関してですが、私はニーチェの専門家ではありませんので、基本的にニーチェの言葉や思想についての解説は致しません。

気になった箇所や、参考書の興味深い解説を皆さんに紹介し、それについて私の感想を述べるにとどめています。学術的な思索や難しい哲学問題はこのブログでは立ち入りません。ただでさえニーチェは危険な存在です。私が軽はずみに彼の言葉を解釈したり、意味を付け加えたりするようなことはしないという立場で記事を書きました。ですので、入門者の方でも気軽に読める記事となっています。もちろん、ニーチェと親しい方にも新たな発見があると思います。

ぜひ気になった記事があれば覗いて頂けたらなと思います。

ちなみに今回の記事は以前当ブログで公開した以下の記事を再構成したものになります。

この記事では上で紹介したおすすめ作品の他に以下の記事も紹介しています。

  1. ニーチェとドストエフスキーの比較~それぞれの思想の特徴とはー今後のニーチェ記事について一言

  2. ニーチェとワーグナーとの出会い~巨匠ワーグナーの巨大な影響

  3. なぜニーチェは難しいのか、人によって解釈が異なるのかードストエフスキーとの共通点

  4. ニーチェは発狂したから有名になったのか~妹による改竄とニーチェの偶像化

  5. ニーチェ発狂の現場と『罪と罰』ラスコーリニコフの夢との驚くべき酷似

  6. ニーチェ書簡におけるドストエフスキーへの言及について

  7. 教養とは何か~読書や知識量で得られるものなのだろうか

興味のある方はぜひこちらもご覧ください。

以上、「ニーチェおすすめ作品7選~ニーチェは面白い!哲学だけではなくその人生、人柄も魅力です」でした。

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