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『もっと知りたい 慶派の仏たち』感想~運慶快慶の仏像のおすすめガイドブック!

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今回ご紹介するのは2018年に東京美術から発行された根立研介著『もっと知りたい 慶派の仏たち』です。

早速この本について見ていきましょう。

運慶・快慶に代表される鎌倉時代の仏師の一大流派「慶派」の仏像を、勃興から黄金期を中心にその末裔の動向まで、仏像彫刻史の第一人者が最新の知見をまじえて平易に解説。慶派一門の層の厚さに驚く名品揃い。

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本書は東京美術の「もっと知りたい」シリーズの運慶、快慶版になります。

東大寺金剛力士像(阿形像)Wikipediaより

運慶といえば東大寺南大門の金剛力士像が有名ですが、他にも数多くの優れた彫刻を残しています。

その最たるものが肖像彫刻の最高傑作と言われる興福寺の世親・無着像です。

興福寺ホームページのスクリーンショット

詳しくは興福寺さんのホームページをご参照願いたいのですが、運慶の写実的な仏像はとにかく圧倒的。写真で見るだけでもこうなのですから生で観たらどうなるのだろうと思ってしまいます。9月に始まる東京国立博物館の運慶展ではまさにこうした仏像と会うことができます。

本書ではそんな運慶の作品についても詳しい解説を聞くことができます。

そしてこの「もっと知りたい」シリーズ(正式には「アート・ビギナーズ・コレクション」)は私も大好きなガイドブックで、私がフェルメールを好きになったのもこのシリーズがきっかけでした。

東京美術さんのこのシリーズは内容が濃いながらコンパクトに絵画を学んでいけるのでとてもおすすめです。

本書『もっと知りたい 慶派の仏たち』でも運慶、快慶の歴史やその仏像の由来や特徴、魅力がわかりやすく解説されます。写真も実に素晴らしいです。

運慶、快慶は現在でも非常に人気があり、写真集なども数多く出ています。ただ、それらはアップの写真が多かったり、プロの写真家特有の凝ったアングルのものも多く、入門用のガイドブックとしては正直少し難しいものもあります。ですがこの本書『もっと知りたい 慶派の仏たち』では正面からのスタンダードな写真がメインで非常に見やすいです。入門のガイドブックとしてはやはり全体像がわかりやすく写されている方が学びやすいのではないかと私は感じています。

運慶仏像の写真集で何かいいものはないかと私は様々な本や写真集を手にしたのですが、結果的にこの本が私にとってはベストです。快慶に関しては後の記事でも紹介する『快慶作品集』という素晴らしい写真集があったのですが、運慶に関してはこの本が私のお気に入りです。

運慶の入門書や写真集をお探しの方はまずはこの本を手にとってみられることをおすすめします。

以上、「『もっと知りたい 慶派の仏たち』感想~運慶快慶の仏像のおすすめガイドブック!」でした。

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『インド・スリランカ仏跡紀行』記事一覧はこちらのまとめ記事にて


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