<時々小旅行(第15回【大宮編】)>
きっかけ
株主優待を主目的に「いちご(2337)」および「いちごオフィス(8975)」を所有しています。今年度もJ2リーグですが、「RB大宮アルディージャ vs いわきFC」のチケットが当たりました!

試合会場は「NACK5スタジアム大宮」。大宮を訪れる機会は殆どなく、遠い街というイメージがありましたが、湘南新宿ラインを利用すれば1時間程度。せっかくなので、試合観戦だけでなく街歩きも楽しむことにしました。
武蔵一宮 氷川神社
14時キックオフですが、周辺散策のため11時には大宮駅に到着。まずは 武蔵一宮 氷川神社 を目指します。駅前の繁華街を抜け、10分ほど歩くと大きな参道が見えてきました。

GW期間中の曇り空でしたが、歩くにはちょうどよい気候。参拝へ向かう人々が絶えず行き交い、中にはRB大宮アルディージャのユニフォーム姿のサポーターもちらほら見かけます。
参道は真っ直ぐ伸び、その両側を鮮やかな緑の木々が包み込みます。歩いても歩いても続く感覚があり、後で調べると氷川参道は約2kmもの長さを誇るとのこと。都市の中にありながら、どこか空気が澄んでいて、自然と背筋が伸びるような神聖さがあります。
本殿で参拝を済ませると、不思議と気持ちが落ち着きました。

考えてみると、最近の日帰り散策では寺社仏閣を訪れる機会が増えています。若い頃には気づかなかった静けさや厳かな雰囲気の魅力が、歳を重ねるごとに少しずつ分かってきた気がします。
大宮公園
氷川神社のすぐ隣には 大宮公園 があります。
幼稚園の遠足で1度訪れ、池で蛇を見つけて驚いた記憶だけがぼんやり残っています。それ以来なので、本当に久しぶりの訪問です。

公園内ではジョギングをする人、レジャーシートを広げてピクニックを楽しむ家族連れ、遊園地ではしゃぐ子どもたちの姿が見られました。小さな動物園まであり、大宮公園が地元の人々の日常に深く根付いていることを感じます。
巨大な観光地ではありませんが、こうした地元の人に愛されている場所には独特の心地よさがあります。
埼玉県立歴史と民族の博物館
本日の目的の1つである「埼玉県立歴史と民族の博物館」も大宮公園内にあります。

正直そこまで大規模な施設とは思っていなかったのですが、想像以上に展示が充実しており、予定していた1時間をフルに使って見入ってしまいました。
石器時代から現代まで、武蔵国を中心とした歴史や民俗資料が数多く展示されています。土器や甲冑、古地図、昭和期の生活用品など、時代ごとの空気感が伝わってくる展示ばかりです。




これまで読んできたSF小説の影響か、歴史博物館を歩いていると、単に展示物を見ているというより、「時間軸を移動している感覚」になります。3次元の空間に時間軸が加わった4次元の世界でタイムトラベルしているような、不思議な感覚です(うまく表現できませんが)。
学生時代には歴史を「暗記科目」として捉えていましたが、大人になってから触れる歴史は、人間の営みそのものを学ぶ感覚に近い気がします。
RB大宮アルディージャ vs いわきFC
自然と文化を味わった後は、公園内を歩いて NACK5スタジアム大宮 へ向かいます。
スタジアムに入ると、すでに熱気が漂っています。売店で大宮名物の「ホルモン焼きそば」とビールを購入し、席で観戦前の腹ごしらえ。コリコリしたホルモンの食感と濃い味付けがビールによく合います。スタジアムグルメもJリーグ観戦の大きな楽しみの1つですね。

このスタジアムは初訪問でしたが、想像以上にピッチが近い。J1の大型スタジアムと比べるとコンパクトな分、選手同士の声やボールを蹴る音まで聞こえてきます。

サポーターの応援も迫力十分。ゴール前の攻防ではスタジアム全体がどよめき、得点時には一気に歓声が爆発します。テレビ観戦では味わえない臨場感です。


Jリーグ発足から30年以上。試行錯誤を重ねながら、日本各地に地域密着型スポーツ文化が根付いてきていることをあらためて感じました。
今回特に興味深かったのが、RB大宮アルディージャの主要スポンサーである Red Bull の存在です。
2024年、大宮アルディージャはレッドブルグループ傘下となり、クラブ名にも「RB」が加わりました。レッドブルといえば、F1やサッカー、エクストリームスポーツなど世界中でスポーツマーケティングを展開している企業。日本のJ2クラブへの本格参入は非常に興味深く、「なぜ大宮なのか」、「クラブは今後どう変わるのか」、「レッドブルブランドは日本でさらに浸透するのか」など、試合を観ながら色々考えてしまいました。
オレンジとネイビーにレッドブルのロゴが組み合わさったデザインも印象的で、従来のJクラブとはまた違う雰囲気があります。
試合は両チーム譲らぬ打ち合いとなり、3対2でRB大宮アルディージャの勝利。非常に見応えのあるゲームでした。
そして試合内容以外で印象的だったのが女性主審の存在。ピッチを絶えず走り回り、笛を鳴らしながらゲームをコントロールしていきます。時には体格の大きな選手たちに詰め寄られる場面もありましたが、毅然とした態度で試合を裁く姿に、時代の変化はスポーツ界にも訪れていることを感じました。
帰りはビールとおつまみを片手にグリーン車へ。試合の余韻に浸りながら、ゆっくり帰路につきました。
終わりに
いちご(2337)の株主優待
今回楽しんだ「いちご(2337)」の株主優待ですが、先日ショッキングなお知らせがありました。
2026年6月末をもってJリーグトップパートナー契約が終了し、株主優待での観戦チケット提供も終了とのこと。毎年楽しみにしていた制度だけに、かなり残念です。
当選率は1%を切ることもある狭き門ですが、親族複数で保有し、毎年200試合近く申し込んできた結果、これまで5回当選しました。
家族や友人と、時には1人でスタジアムを訪れ、さまざまな街でサッカー観戦を楽しめたことは本当に良い経験でした。優待をきっかけに訪れた場所も多く、単なる「チケット」以上の価値があったと思います。
いつかまた復活(別の形?)してくれることを願いつつ、取得価格を上回り配当も出ているため、引き続きホールド予定です。
グリーン車
これまでグリーン車はほとんど利用したことがありませんでしたが、今回、購入方法や使い方も覚えました。
移動時間そのものも旅の一部と言え、今後の日帰り旅行では適宜利用していきたいと思います。
今回印象的だったのは、海外からのインバウンド客が思った以上にグリーン車を利用していたこと。区間や時間帯にもよるのでしょうが、日本の鉄道インフラの快適さは海外から見ても魅力的なのだと実感しました。
自然と文化とスポーツ
今回は偶然にも、「自然」、「文化」、「スポーツ」の3つ全てに触れることができました。
振り返ってみると、これまでの日帰り旅行も、この3つが自分の中で大きなテーマになっている気がします。
自然の中を歩き、文化や歴史に触れ、スポーツで熱狂する。どれか1つに集中する旅も良いですが、こうして組み合わせることで、1日の満足度がぐっと高まる気がします。
これからも「次はどこへ行こうか」、「何をテーマにしようか」と考えながら、日帰り旅行を続けていきたいと思います。
