父娘3人暮らし⑦|娘がくれた無印のネックウォーマー

あの日のことは、今でも鮮明に覚えています。

真冬の寒い日。

仕事を終えて家に帰ると、いつものようにリビングへ入りました。

すると、食卓の上に小さな袋と一通の手紙が置いてありました。

「なんやろ?」

そう思って袋を開けると、中には無印良品のネックウォーマー。

そして手紙には、寒がりなパパを気遣う優しい言葉が書かれていました。



聞くと娘は、学校が終わってから近くのローソンへ行き、自分でコツコツ貯めたお小遣いで買ってくれたそうです。

その瞬間、涙があふれました。

嬉しくて。

ありがたくて。

「こんなに優しい子に育ってくれたんや……」

そんな思いが込み上げてきました。

娘たちは、その頃にはコタツで気持ちよさそうに眠っていました。

起こさないようにそっと隣へ行き、二人を優しく抱きしめました。

「ありがとう。」

心の中で何度もそうつぶやきながら。

親として娘たちを育てているつもりでした。

でも、本当は僕のほうが、娘たちにたくさんの愛情をもらい、支えられていたのかもしれません。

あの日にもらったネックウォーマーは、今でも大切にしています。

寒さをしのぐための物ではなく、娘の優しさが詰まった、世界に一つだけの宝物だからです。

あの日流した涙も、娘たちを抱きしめた温もりも、一生忘れることはありません。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました😊

✨ 次回予告

父娘3人暮らし⑧|初めて娘と本気でぶつかった日

親子だからこそ、分かり合えないこともある。

初めて本気で言い合いになった日。
でも、その出来事があったからこそ、親子の絆は少しだけ強くなりました。

そんな忘れられない一日のお話です。

いいなと思ったら応援しよう!