冷笑系って世間的には賢いと思われてるけど実際には頭が悪いよ
世の中を冷ややかに笑い、批判ばかりする「冷笑系」。一見賢そうに見える彼らですが、研究により実は認知機能や学力が低いことが判明。
・世の中にいる冷笑系
ネット上の議論や職場の会話で、他人の熱意を鼻で笑ったり、世の中の出来事に皮肉めいたコメントばかり残したりする人を見かけたことはありませんか?
いわゆる「冷笑系(シニカル)」と呼ばれる人たちです。
彼らは常に斜に構え、まるで「自分はこの世の真理を理解している」といった態度を取るため、周囲からは「賢い」というイメージを持たれることがあります。
「批判ができるのは、物事を深く考えている証拠だ」――そう考える人もいるかもしれません。
しかし、その考えは大きな間違いのようです。
オランダのティルブルフ大学などの研究チームが大規模な調査を行った結果、「冷笑的な人は賢いどころか、認知機能が低い可能性がある」ようです。
今回は、冷笑系のイメージと実態のギャップについてお話しします。
・「皮肉屋=賢い」は人類共通の幻想だった
研究チームはまず、「冷笑系」に対するイメージを調査しました。
研究チームは平均年齢37歳の男女195人を対象に、「冷笑主義の人)」と「そうでない人」のストーリーを読ませ、賢さについて聞きました。
結果、多くの人が「冷笑系の人は賢い」と評価していました。
・30カ国20万人の調査:冷笑系のおバカ
研究者チームはイメージだけでなく、「実際に冷笑的な人は賢いのか?」という実態を調査しました。
30カ国・約20万人分のデータを分析し、個人の「冷笑レベル」と「認知機能・学力」の関連を分析したのです。
その結果、世間のイメージとは真逆の結果が得られました。
冷笑的な傾向が強い人ほど、認知機能テストの成績が悪く、学力も低いことが判明しました。
彼らが賢いことを示すデータは得られず、むしろ平均的な人よりも知的能力が劣る可能性が高いようです。
つまり、彼らが賢そうに見えるのはあくまで「雰囲気」だけであり、中身が伴っていないようです。
・なぜ冷笑系は賢いと思われるのか_
どうして世間では冷笑系に賢いというイメージがあるのでしょうか?
その理由はフィクションにあるかもしれません。
映画やドラマなどのフィクション作品では、「皮肉屋の天才科学者」や「斜に構えた名探偵」といったキャラクターが頻繁に登場します。
彼らは孤独や不幸な生い立ちを背負いながらも、その機知に富んだ知性で問題を解決します。
こうしたメディアの影響もあり、「冷笑系=賢い」というイメージにブーストがかけられるようです。
・なぜ冷笑系はおバカなのか?
どうして能力が高くない人ほど冷笑的な態度を取りたがるのでしょうか?
その理由はシンプルです。
「否定するのは簡単だから」です。
相手の意見を肯定したり、新しい提案をしたりするには、文脈を理解し、論理を構築する知性が必要です。一方で、何かを否定したり、揚げ足を取ったり、斜に構えて「くだらない」と吐き捨てるだけの行為は、頭を使わなくてもできます。
本当に賢い人は、その場の状況や相手の感情といった微細な機微を読み取り、最適な振る舞いを選びます。
時には相手を立て、時には建設的な批判をする、そうした使い分けができるはずです。
どんな場面でも常に「冷笑」というワンパターンの反応しかできないのは、複雑な状況処理ができないという「思考停止」の証左でもあります。彼らは頭を使っているようで、実は一番頭を使わない楽なコミュニケーションに逃げているのです。
・さいごに
あなたは「冷笑系は賢い」というイメージを持っていませんでしたか?
そのイメージはあくまでイメージです。実際には、そんなことはありませんでした。
もし今後、あなたの周りに冷笑系がいたら、距離を取りましょう。一緒にいても成長に繋がりません。
彼らは賢いから批判しているのではなく、単に「それ以外の高度なコミュニケーションが取れないだけ」なのです。「ああ、この人は楽な道を選んでいるんだな」と心の中で分析し、そっと距離を置くのが最適です。
賢いあなたは、冷笑系の言葉に惑わされず、建設的で前向きな思考を大切にしてくださいね。
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参考文献
The Cynical Genius Illusion: Exploring and Debunking Lay Beliefs About Cynicism and Competence
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