言語化と表現を鍛えるために読んだ本を紹介
noteで文章を書いて1年以上が経ちました。
本業の仕事でも、毎日その時に起きた事実を書き記し、仕事でメールを送ったりと文章を書かない日はありません。
家では、犬に話しかけることから一日が始まり、仕事では同僚達と話す。
一日中、多くの方とたくさんの言葉を交わし、その言葉が面白くて涙を流して笑ったり、気持ちを表していて泣きそうになったり、きつい一言でむかついたり。
相手を理解するために、わずかな言葉を反芻する。
そんな普段当たり前に使っている言葉について、立ち止まって考えたくなったのです。
手にしたのは、言葉のプロ二人の著書。
言葉の研究者、表現者。
それぞれの特徴が現れた内容の一部をお届けします。
齋藤孝著 最強の言語化
ビジネス、自己表現のためには、言語化が重要。
言葉、言語の生い立ち、日本語を使うこと、言語化で人を動かす、言語化の先にあるもの。
言語化を鍛える方法論も語られているので、実用的だ。
例えば、基本的な習慣から身につける方法として、メモを取ること。
だれでも仕事中にメモを取ると思うが、その時に思考・まとめ方が言語化する習慣に結びつくという。
仕事中の発言や普段の会話は、ピンカンと飛んできた球を返したい。
瞬発力を鍛える方法として、『連想ゲーム』的なものが紹介されている。
「何々といえば、~」と、どんどん話を膨らませることにつながる。
これは、一例で言語化を鍛える方法がいくつも出ている。
言語化は一日してならずだ。
言語化力とは
相手を見極め、わかりやすい言葉で真理を伝えることができる力
ー中略
言葉は私たちの内面を伝え、意思を表現し、他者と繋がるための大切な手段
俵万智著 生きる言葉
読んでいる最中から、「座っているだけでは、言葉は出ない」ということが頭にずっと浮かんでいた。体験するのはもちろん、座っていても想像したり考えたりすることが言葉を生み出すということ。
言葉を生業としている著者の言葉を借りると、
言葉とは、ー中略
言葉を生かして、なんとか人の心を表現しようとするのもまた人の営みだ
言葉を使って、読んでくれる人が情景を浮かべることができるように、私の感情の動きが分かるように表現しようとする。
それと反するように、俳句や短歌、詩などは全てを語らずに、限られた言葉と余白で気持ちを表したくなる。
歌人である俵万智さんは、歌会をとおして言葉がどう伝わるのかを見ている。
言いたいことが伝わっているのか、違う受け止めかたをされているとすれば、自分の言葉が足りなかったと気づく。
noteの記事を書いて、いただいたコメントを読むのに似ているように思う。
noteで記事を書いたり、創作に取り組む時に、今までに経験したことや想像したことを思い出している。その時の感情を呼び起こす。
そんな時間を俵万智さんは、こんな表現をされている。
言葉にするということは、その体験をもう一度生き直すということ
おふたりの著書を読んで、言葉・言語化についてまだまだ書きたいことがたくさんある。
言葉を使う、深める、疑う、信じる。そして言葉で世界を広げる。
言葉は分かりかけては、手をすり抜ける。
もっと知りたくて、また私は書いていく。
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