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[旅]予習と復習

予習
予習と復習は大事と教わってきました。

勉強だけでなく、旅に出る時も予習は大事。

いつもは、その土地にまつわる小説を読む。
でも、神保町は少し話が違う。
世界一の本屋街と言われ、歴史もある街。
当然、神保町を舞台にした小説は、たくさんありいくつか読んできた。
なので、今回は予習は、なくてもいいなあと思い調べたりもしなかった。

たまたま、予約本を受け取りに図書館に行くと「食欲の秋」にまつわる特集中。

私がいつも利用している図書館では、季節ごとにテーマをかえた特集コーナーがある。
夏には、青や海にちなんだ本の特集をしていた。

片岡義男の「洋食屋から歩いて5分」というエッセイが特集コーナーにあった。
「スローなブギにしてくれ」などの作品は知っているが読んだことはない。
食に関するエッセイはきっと読みやすいだろうと借りることにした。

女性と行った喫茶店。
編集者を待つ間、珈琲片手に原稿を書く。
煙草と珈琲と執筆。
期せずして、神保町の話を読むことができた。

実際に伺った喫茶店の1軒が、喫煙席ありで、少し薄暗い店内に煙が立ち込めていて、エッセイの世界を思い起こさせた。

復習
神保町では、お店の名前を確認せずに次から次へと古書店を巡った。
たくさんの古書を前に、コレクターでもない私は、本を眺めているだけで良く、戦禍を潜り抜け残っている戦前の本を前に、守って来た人を空想した。

1冊1冊、背表紙をとにかく見続けた。

「北原白秋」という名前が書かれた本をいくつかのお店で目にした。

「北原白秋」って、何を書いた人だった?

ここにきて教養のなさが露呈する。

その場では、他の本も気になるので、「北原白秋、後でね」となった。
(そういうところなんだと思う)

北海道の自宅に着いてから、「そういえば北原白秋って」と、ようやく調べる。

言わずと知れたお方だった。
私も幼い頃に歌ったわ。

♪あめあめ、ふれふれ、かあさんが〜『雨ふり』
♪この道は〜、いつかきた道〜『この道』

山田耕作とタッグを組んでたくさんの名作を世に出し、多くの学校の校歌を作詞し、今も歌い継がれている。

こんなに素晴らしい作品を残した「北原白秋」の人生を調べていく。

落第や不倫、結婚と離婚を繰り返し、兄弟と事業を起こしたり、嫌われたり。

糖尿病の合併症で苦しんでいたようで、視力も低下し、腎症でもあった。
糖尿病だったなんで、一気に親近感がわく。


いまさら、そういまさらだけど、あの薄ーい白い紙に包まれた箱入りの北原白秋と書かれた本の中は、どんなだったんだろう。

予習と復習、疑問はすぐに解決する。
いくつになっても大事。



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