染みる音、響く音 #2【Chilli Beans.】
Chilli Beans.という3人の天才に出会ってしまった日
Spotifyのおすすめでたまたま流れてきたのが「lemonade」だった。
最初は「ふーん、いい感じのポップだな」と軽く流してたけど、気づけばリピート。そこから完全に沼だった。
何がそんなに良いのか、自分でも最初は分からなかった。
でも、ライブに行って確信した——Chilli Beans.は“音源じゃ分からないバンド”だ。
登場して1曲目で空気が変わる。ギターのLilyがかき鳴らすリフ、Maikaのベースが轟いて、Motoの声が乗った瞬間、脳がバグった。
音源だと柔らかくてチルな印象があったのに、ライブではむしろエッジが効いてて、表現力がエグい。
「lemonade」って、こんな攻撃力高かったっけ?って笑ってしまった。
曲ごとに全然表情が違うのもいい。
「Vacance」はクラブミュージックっぽいし、「アンドロン」は不思議な浮遊感があるし、「シェキララ」ではMotoがステージを縦横無尽に駆け回って、観客の熱量とリンクする。
「Raise」はあのワンピースのエンディング曲にもなっている。
一人ひとりがシンガーソングライターだから、1バンドで3方向の物語が進んでるような感覚。しかも全部が高クオリティでまとまってる。どうやって作ってるんだろう、ほんと不思議。
歌詞も、軽く聞き流せるのに、ちゃんと刺さる。
「タラバガニ? カニカマの方?」なんてラインで泣けるとは思わなかった。
クールな音の上で、ちょっとふざけたような本音が踊ってて、それがたまらなくリアル。
あと、Vaundyとのシナジーもすごい。「rose」は新しい扉を開いた感じがするし、「lemonade」も彼のアイデアが入ってるって知って納得。音楽塾ヴォイス、どんだけ才能生んでんの…。
音楽ってこんなに自由でよかったんだ、って改めて思った。
Chilli Beans.に出会って、音楽の聴き方が少し変わった気がする。
「なんとなくBGM」だった自分が、今は歌詞もベースラインも全部拾いたくて耳を澄ませてる。
それくらい、彼女たちは面白い。
【似た雰囲気のアーティスト】
iri:チルでクールなボーカルスタイルが共通点
chelmico:ジャンルミックス感や軽快な言葉選びが似てる
SIRUP:ソウル・R&Bと現代的なプロダクションの融合
yama:ポップスの枠に収まらない音楽性と詞世界
Aimer(ロックサイド):表現力とライブの熱量という意味で共通点あり
【おすすめの楽曲】
・「シェキララ」
・「Raise」
・「daylight」
・「HAPPY END」
・「rose feat. Vaundy」
・「アンドロン」
・「lemonade」
