Canva停止から学ぶ|「あって当然」が無くなるツール依存の恐怖と再起できる人の3つの原則
はじめに
こんにちは。HASエンジニアです。
昨日、もしあなたが愛用する「あのツール」が使えなくなったら、仕事は完全に止まりますか?
世界的なデザインツールであるCanva(キャンバ)が先日サーバーダウンしたとき、「あって当然」の情報インフラが一瞬で停止するリスクを、私たちは突きつけられました。
特にXでCanvaを検索すると、海外ではCanvaシステムダウンの件で「これじゃ仕事にならん」などの投稿がたくさんされていましたね。
こちらの自己紹介サムネも作ったのですが、Canvaのダウンでしばらくダウンロードできませんでした。

クラウドの恩恵を享受する一方で、システムへの「依存度」が最も高くなっています。
「このツールがなかったら、自分は何もできない」
そんな漠然とした不安を感じていませんか?
この記事は、あなたがその漠然とした不安を「具体的な対策」に変えるためのものです。
単なる操作スキルではなく、システムの「本質的な信頼性」を知り、特定のサービスに依存しない「リスクに強いキャリア」を築く思考法をお伝えします。
読み終える頃には、あなたはシステム障害や急な異動にも動じない、変化に柔軟なプロの第一歩を踏み出しているでしょう。
1.「動いて当然」が崩れた日〜Canvaダウンが突きつける真実
多くの企業がクラウドサービスを導入し、業務がオンライン上で完結する今、「ITシステムは常に動いているものだ」という前提で仕事をしています。
しかし、この「当たり前」は突然崩れます。CanvaよりもAWSの障害だったようですね。(他のサービスも停止してしまっていました)
現在、AWSの障害によりCanvaにアクセスしづらい状況が発生しています。ご不便をおかけして申し訳ございません。現在、復旧に向けて対応を進めております。ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
— Canva 公式(キャンバ) (@CanvaJapan) October 20, 2025
Canvaがサーバーダウンしたとき、あなたの仕事はどうなりましたか?
納期が迫っているのに、作業が完全にストップした人もいたのではないでしょうか。
システムが止まったとき、「誰かが何とかしてくれる」と受け身で待つしかできない状態は、企業信用だけでなく、私たち個人の業務継続性というキャリアの土台を直撃します。
プロとしてリスクヘッジの視点がないと見なされることは、
評価と信用を大きく失うことにつながりかねません。
だからこそ、私たちは「システムの信頼性」という本質を知る必要があります。
2.知っておくべき「システムの信頼性」の基礎知識【RASIS】
私たちが頼りにするクラウドサービスの裏側には、ITシステムの品質を測る上で重要な指標、RASIS(ラシス)の考え方があります。
RASISとは、信頼性(R) / 可用性(A) / 保守性(S) / 完全性(I) / 安全性(S)の5つの要素の頭文字です。
特に重要なのは、以下の2つです。
R:信頼性(Reliability)
システムが「どれだけ壊れずに動き続けられるか」という能力です。
つまり、「そもそも壊れにくい」設計になっているかという視点です。
A:可用性(Availability)
システムが「使いたいときに、すぐに使える状態にあるか」という能力です。
たとえ故障しても、すぐに復旧できるかが重要です。
AWSなどで謳っている「稼働率99.99%」といった数字は、「どれだけ利用できる状態を維持できるか」を示す指標です。
企業がどんなに高い信頼性を謳っても、100%はありえません。
だからこそ、次に壊れたときにどうするかという個人の備えが決定的に重要になるのです。
3.特定のツール依存があなたのキャリアを停滞させる
クラウドやSaaSなど、ITツールは便利ですが、無意識のうちに深い「依存」を生みます。
特定のツールに依存しすぎることは、あなたのキャリアを停滞させる「見えない負債」となります。
独自体験:ベンダーにキャリアを支配される恐怖
私自身の体験談ですが、以前、長年使ってきた設計ツールが、サプライヤー(ベンダー)の都合によるライセンス料高騰で、強制的に変更せざるを得なくなりました。
特にベテラン勢は既存ツールの操作に依存していたため、
異動や転職、そして同じ部署でも外部環境の変化で別のツールを使う必要が出た瞬間に、
「このツールは使いこなせるが、それ以外は何もできない」
という状況になり、キャリアの市場価値が激減します。
変化に柔軟に対応できるスキルこそ、これからのプロには不可欠なのです。
4.ツールに依存しない「リスクに強いプロ」になるための3つの行動原則
特定のツールに縛られず、リスクに強いキャリアを構築するために、今日からできる具体的な行動原則は以下の3つです。
原則1:常に「代替手段」を想定する
最も依存しているツールを思い浮かべ、「もしそれが明日使えなくなったら?」と考えます。
代替ツールを1つ見つけておく:
普段の作業の10%だけでも、あえて競合の代替ツールを使ってみましょう。
依存度のチェックリストを作る:
ダウンロードデータや独自のショートカットキーなど、あなたがそのツールから抜け出せない要因を洗い出してください。
原則2:ツールの「本質的な知識」を習得する
操作方法やUIの使い方だけを覚えるのは、変化に弱いキャリアの第一歩です。そうではなく、そのツールが「どのような原理や概念で動いているか」を理解するように努めてください。
特にプログラミング言語の習得にこれは当てはまるのではないでしょうか。
本質的な知識(概念)を習得していれば、たとえツールが変わっても、その知識を新しいツールに「移植」してすぐに使いこなすことができるでしょう。
原則3:あえて「不慣れなツール」を触る時間を作る
新しいツールへの適応力は、脳の「柔軟性」です。週に10分でも構いません。業務に全く関係ない新しいサービスに触れてみてください。
「なぜこのUIにしたんだろう?」
「この仕組みはどう動いているんだろう?」
と考える習慣こそが、あなたのキャリアを停滞から守り、リスクに強いプロへと進化させるための最高のトレーニングとなります。
5. まとめ
「誰かがやってくれる」と受け身でいるか、「想定内だ」と動じずに代替行動を取るか。
この意識の差こそが、今後のあなたのキャリアを大きく左右します。
今回のCanvaの例で学んだように、リスクを想定し、備える姿勢を持つことが、変化に強く、市場価値の高いプロフェッショナルとしての証です。
🎁 あなたのキャリアを強くする【最初の行動】
この記事を読んで危機感を覚えたなら、次の行動を起こしてください。
【実践】今すぐ、普段あなたが最も依存しているツールの「代替ツール」を1つだけ試してみましょう。
そして、その代替ツールを触ってみて感じた「あなたの依存度の高かった点」や「本質的な知識で対応できた点」を、ぜひこの記事のコメントで教えてください。
あなたの気づきが、同じ悩みを持つ40代・50代の仲間を救うヒントになります。

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