40代後半初心者PMがベテランPMと渡り合う日 PM奮闘記#3
2025.06.11 一部修正しました。
1. はじめに:40代後半でPMに転身した私の現在地
こんにちは。HASエンジニアです。
40代後半。製品開発エンジニアとして20年以上キャリアを積んできた私は、ある日プロジェクトマネージャ(PM)としての新たな挑戦を始めることになりました。以下ノートで詳細を書かせて頂きました。
チームリードの経験こそあれど、PMとしてはほぼ“新人”。
今回は、そんな私が「20年以上のキャリアを持つベテランPM」と協業する中で直面したギャップ、乗り越えた壁、そして得られた気づきを、同じようにキャリアチェンジを考える方に向けて書いてみたいと思います。
2. ベテランPMとの協業
日本での開発プロジェクトのPMとして任命された私は、並行して進むドイツ側のプロジェクトとの協業も任されることになりました。
相手は、某ドイツ自動車メーカーからヘッドハントされた超ベテランPM。
自動車ソフトウェア開発の標準プロセスであるAutomotive SPICE(ASPICE)を熟知し、欧州の厳格な開発文化に20年以上身を置いてきた人物です。
日本側のPM窓口は、なんと私一人(他にできる人がいない状態)でした。
「どうすればいいんだ…」という不安の中、協業が始まりました。

3. 初心者PMが抱えた3つのギャップ
私が直面した主なギャップは、以下の3つでした。
• 知識の差:ASPICEやV字モデルなど、実践者にしか分からない“暗黙知”の壁。
• コミュニケーションの壁:ドイツ文化特有の“ファクト重視・ロジック第一”な進め方。
• 判断力の差:トラブル対応時の意思決定の速さと的確さに圧倒される。
すぐに「自分はここでは通用しないかもしれない」と思ったのを覚えています。
4. 対等に協業するために意識した3つのこと
この状況を打破するため、私は以下の3つの視点を大切にしました。
① 謙虚に、学ぶ姿勢を持ち続ける
「プライドは捨てて、とにかく学ぼう」。
これが、私がまず意識したことでした。
エンジニアとして20年以上やってきた自分を一度リセットし、「教えてもらう」姿勢を徹底。
変に張り合うより、聞いて、吸収して、信頼されることが何より重要だと気づきました。
② 自分の強みで“補完関係”を築く
相手は欧州の開発文化のプロですが、日本の現場や業界には不慣れ。
そこで私は、自分の技術的バックグラウンドや現場感覚をフル活用し、「お互いを補う関係」を意識しました。
「お互いが違うからこそ価値がある」――その意識が、徐々に協業のベースを作っていきました。
③ 知識は“努力”で追いつく
実務経験が足りないなら、体系的な知識を徹底的にインプットするしかない。
私はPMBOKやプロジェクトマネジメント関連の書籍を読み漁り、PMP資格の取得にも挑戦しました。
知識は、努力すれば誰でも手に入れられる。そう信じて日々学び続けました。
5. 今、振り返って思うこと
「初心者だからできない」のではなく、初心者だからこそ担える役割がある。それが、今の私の実感です。
ベテランの隣に立つのに必要なのは、“知識量”ではなく“姿勢”や“視点”。
そして何より、相手も一人の人間です。
彼も非常に誠実な方で、私のようなPM初心者にも真摯に向き合ってくれました。
こういった誠実な姿勢のことをPMBOKでは「スチュワードシップ」と言うのだそうです。私自身も、それに応えられる存在でありたいと強く思いました。
6. おわりに:40代のキャリアチェンジは、“遅すぎる”のか?
もし、あなたが今「未経験だから無理かも」「もう遅いかも」と思っているなら、それは思い込みかもしれません。
40代でも、未経験でも、新しい挑戦はできる。
そのためには、謙虚さと努力、そして自分の強みを活かす視点が必要です。
キャリアチェンジの道は決して楽ではありませんが、その先には確実に新しい成長の景色があります。
ぜひ、あなたの一歩も応援しています。
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
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