技術者が疲弊する「なぜなぜ分析」の罠|失敗パターンと再発防止の正しい進め方
はじめに:「なぜなぜ分析」が技術者に必要な理由
こんにちは、HASエンジニアです。
製造や開発の現場では、トラブルは日常茶飯事です。
しかし、トラブルを今後起こさないよう常に対策していかないと、会社の信頼は一気に失墜してしまいます。
問題が起きたとき、ただ表面的に対応する「対症療法」では再発リスクは残ったままです。
真に求められるのは、再発を防ぐための「真因(Root Cause)」の特定。
そしてそのための有名なツールが、今回紹介する「なぜなぜ分析(5Whys)」になります。
今回の記事ですが、以下の方々に向けた内容になっています。
ぜひご覧ください。
不具合の根本解決を目指すエンジニア、品質担当の方
彼らを教育、管理するリーダー、マネージャーの方
1.「なぜなぜ分析」とは?
「なぜなぜ分析」は、トヨタ自動車が確立した問題解決手法で、「なぜ?」を5回繰り返すことで、根本的な原因を突き止めていくものです。
一般的には5回の「なぜ?」で真因に辿り着くとされていますが、回数が多ければいいわけではありません。
重要なのは、誰もが納得できる“真因”に行きつくことです。
▼身近な例で考えてみましょう
テーマ:「人気テーマの副業に関する有料noteが売れない」
なぜ売れない? → noteの価格が高すぎたから
なぜ高い値段をつけたのか? → この手の記事の相場を知らなかった
なぜ相場が不明なのか? → 関連する記事の相場調査が難しかった
なぜ調査が難しかったのか? → 比較対象の条件(誰のnote、価格帯、キーワードなど)が不明確だったから
なぜ条件が不明確だったのか?→ 自分の得意とする副業noteの方向性をはっきり示さなかったため、”副業全体”の相場でなんとなく調査した
あるいは、別の切り口からこうも言えるかもしれません。
なぜ売れない? → 誰に向けたnote(主婦?学生?それとも会社員)かが曖昧だった
なぜ曖昧な状態にした? → 明確なターゲット像(ペルソナ)を設定していなかった。
なぜペルソナ設定をしていなかった? → なるべく広く売りたいと思い、万人向けのnoteにしてしまった
なぜ万人受けのnoteにしたのか → (さらに掘り下げ)
このように、真因はひとつとは限らず、複数ある場合もあります。
2. やりがちな「なぜなぜ分析」NGパターン
上記の「有料note」が売れないのなぜなぜ分析で、有料note販売を多数経験されている大先輩の方々からすると、
「なぜなぜの考察が甘い!!こんなのでは真因は分からない!!」という鋭いご指摘があるかもしれません。
実はまさにご指摘の通りで、分析する人の技量、観点、および時間的余裕によってなぜなぜの質が大いに影響を受けてしまうのです。
実際問題、こんな“あるある”な失敗が起きがちです。
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