信頼される技術者の第一歩!若手エンジニアが陥りがちな「質問」の落とし穴とその対策
はじめに:その聞き方、相手を困らせてませんか?
こんにちは、HASエンジニアです。
もしかしたら、あなたもこんな経験があるかもしれません。
勇気を出して先輩に質問したのに、返ってきたのは「で、結局何が聞きたいの?」という冷たい一言。
30分も時間をかけて説明したのに、なぜか話が噛み合わない。
せっかくの質問も、先輩の顔を曇らせ、自分自身のメンタルを削るだけ。
質問ができないばかりに、仕事が思うように進まず、知らない間に
「コミュニケーション能力が低い」
というレッテルを貼られているような気がして、日々モヤモヤしている。
もし一つでも心当たりがあるなら、それはあなたの能力が低いからではありません。
それは、「正しい質問の技術」を知らないだけです。
私は20年以上エンジニアとして働き、数え切れないほどの失敗を繰り返しながら、この「質問の技術」を磨いてきました。
本記事では、私自身や若手エンジニアが陥りがちな「質問の落とし穴」を具体的に解説し、その上で「相手の時間を奪わず、あなたの評価を上げる」質問の黄金ルールをまとめました。
これを知るだけで、あなたはもう、質問にビクビクする必要はありません。
まずは、私が新人時代に経験した、忘れられない失敗談からお話ししましょう。
1.「俺が聞けば1分で終わった」件
私も新人だった頃、似たような失敗を繰り返してきました。
上司から「この件、Aさんに聞いてきて」と言われ、よく分からないまま質問し、結果30分以上やり取りするハメに。最終的にAさんから言われた一言がこちらでした。
「で?結局何が知りたかったの?」
何とかそれらしい情報を持ち帰って報告したら、上司は「これじゃない」と一蹴。 結局その上司が直接聞きに行ったら、こう言われたのです。
「俺が行ったら1分で終わったよ。あとは雑談してきた(笑)」
この経験は、私のメンタルを深く削りました。 上司の1/30の仕事すらできていなかったのです。
「こいつ何言ってんだ」と相手の印象も悪くなるし、上司からは「コミュニケーションできない社員」のレッテルを貼られて人事考課に影響するなど、いいことが全くありませんでした。

なぜ、たった1つの質問が、これほどまでに大きな差を生むのでしょうか?
それは、「技術者の質問」というものが、単なる情報収集ではないからです。
この失敗を教訓に、私が20年以上かけて磨き上げてきたのが、次の章で紹介する「質問の定義」です。
ここから先は、私が考える「良い質問」のやり方について、具体的なテクニックを交えてご紹介します。
2.技術者の「質問」とは?
皆さんは「質問する」という行為をどう捉えていますでしょうか?
ただ「分からないことを聞く」だけだと思っていませんか?
もしそう考えているなら、それは大きな勘違いです。
私が20年を超えるエンジニア時代における苦い経験から考える、「技術者の質問」の定義は以下だと考えています。
自分のプロジェクトを前に進めるために、
必要な情報を持っている人に、
目的・背景を共有し、
時間的・心理的負担を掛けないよう、
情報を引き出すこと。
そして、この情報をもってプロジェクトを前に進めることができること。
ただ「何かを教えてください」と言うだけでは、相手は「で?結局何が聞きたいの?」となってしまいます。それは、相手の時間を奪うばかりか、あなた自身の信頼をも失う行為です。
だからこそ、ただ「分からない」と聞くのではなく、「なぜその情報が必要なのか」「その情報をどう使いたいのか」を明確にすることが、質問の成否を分ける鍵となります。
そして、この「質問の定義」を実践するには、いくつかの重要なステップがあります。
ここから先は、私の実体験とあわせて、「良い質問」とは何か?を具体的にご紹介していきます。
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