日本と世界でここまで違う!グローバル人材獲得のリアル
こんにちは、HASエンジニアです。
2025/05/17(土)記事内容更新しました
今回は、私がドイツに赴任していた際に体験した「グローバル人材獲得の現場」について共有致します。
私の自己紹介記事を投稿させて頂きました。お時間のあるときにご覧いただけると嬉しいです。
日本では当たり前のように思っていた“新卒一括採用”という仕組み。
でも、海外ではまったく違う常識が広がっていました。
1. 日本の“新卒一括採用”という特殊ルール
最近、「初任給30万円超え」なんて話題がニュースを賑わせていますよね。
人材不足が深刻になる中で、企業も待遇を見直さざるを得ない状況のようです。
就職氷河期に社会人になった私からすると…正直、うらやましいです(笑)。
私の初任給は20万円。それでも「就職できただけありがたい」と思っていました。
そんな中、富士通が2026年度から「新卒一括採用をやめ、通年採用へ移行する」と報じられました。
いよいよ、日本でも“新卒”という枠組みが見直されつつあります。
実際、私もこの制度で社会に出ましたが、世界的に見るとこのような新卒一括採用の仕組みはかなり珍しいようです。
2. ドイツでは“インターンから採用”がスタンダード
今の日本はインターンを受け入れる比率が高くなってきましたが、海外ではインターンで入社するケースがスタンダードになっています。
ドイツに赴任していた頃、現地の大学生が2ヶ月ほどチームでインターンとして働き、その後3ヶ月大学に戻る…というサイクルを何度も見かけました。
さらに、私の日本人の同僚がインターン生の指導を任されており、製品評価の補助などを担当してもらっていたそうです。
インターンを採用学生側も“就活”というより、実務経験を重ねて自分に合った会社を見つけるといった感じで使用しています。
実際、複数の企業でインターンを経験した学生が、うちの会社で英語による成果発表を行い、それが高評価を得てそのまま正式採用されたケースもありました。
今ではその方がバリバリ活躍していて、私が現在携わっているプロジェクトにも協力してくれています。
「実力と相性で判断して採用する」インターンが企業と学生のミスマッチを防ぐ方法になっています。
3. 通年採用が当たり前、しかも多国籍!
事業が波に乗っていたこともあって私が赴任したドイツの会社では、中途採用もとにかく活発。3ヶ月に一度の全社集会では、毎回10〜20名ほどの新入社員が紹介されていました。
「ドイツの会社だからドイツ人ばかりだろう」と思っていたら、全然そんなことはなくて…。
フランス、オーストリア、中国、インド、マレーシア、イラン、韓国など、国籍も本当にさまざまでした。
帰任後もドイツのチームと連携していますが、そのメンバーの約6割はドイツ国外出身。
インド、スペイン、エジプト、パキスタンなどから来たメンバーが中心で、ほとんどが入社2〜3年ほどの中堅クラスです。
毎日のやり取りも、オンライン会議も、すべて英語です。
ドイツは日本と違って長期休暇を取る文化があり、子供の学校が休みになる6月に2週間、クリスマスだと大体3週間ほど取得します。
他の国から働いている人はその期間中に母国に帰ってリフレッシュしてくるそうです。
「優秀な人材は、国境を越えて採用する」という文化がグローバル企業に根付いています。
4. 母国を離れても、自分に合った仕事を求めて
印象的だったのが、2人の同僚のエピソードです。
1人目は、チュニジア出身のソフトウェアエンジニア。チュニジアは昔フランスの植民地だったこともあり、フランスとの交流が多いようです。彼もフランスに留学し、卒業後の仕事探しで、母国には戻らず、陸続きの隣国ドイツで就職しました。
うちの知り合いでもフランス→ドイツに就職する方は多いようで、エンジニア職ならドイツとも言っていました。
こちらはチュニジアのことはよく知らなかったんですが、彼は日本のことをよく知っていて、特にアニメが大好きでした。「ドラゴンボール」の話で盛り上がったこともありました(笑)。
もう1人は、トルコで15年エンジニアとして働いていた方。妻と小学生の娘さんがいたのですが、より良い環境を求めて、家族と共にドイツに移住するという大きな決断をされました。
ある日、そのご家族と一緒に夕食を囲む機会があったのですが、奥さんがドイツ語のCEFR B1(英検でいうと2級〜準1級相当)を取得して、現地のスーパーでレジ打ちの仕事に就けたと喜んでいました。
異国の地で語学を学び、働きながら生活基盤を築く。本当に頭が下がる思いです。
ちなみに、ドイツとトルコは飛行機で3時間ほど。上記で述べた長期休暇の時にはには家族で祖父母に会いに帰っているそうです。
5. まとめ 〜世界の人材採用に“国境”はない〜
ドイツでの経験を通じて、私の中の「働き方」や「採用」の価値観は大きく変わりました。
日本ではまだまだ“新卒一括採用”が主流ですが、海外では通年採用が一般的。
LinkedInや人材エージェントを活用しながら、世界中から優秀な人材を獲得しています。
「どこの国の人か」ではなく、「どんなスキルや意欲を持っているか」が重要。そんな風に、ボーダレスな人材戦略が当たり前になりつつあります。
これからの時代、日本もこの人材獲得の環境変化にどう向き合うか。
私たち一人ひとりの視野も、どんどん広げていく必要があるのかもしれません。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
このような価値観の変化の共有が皆さんの成長の助けになれば幸いです。
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