「会社にしがみつく」ではなく「会社を利用する」?|氷河期世代の泥臭い生存戦略
はじめに
「会社を辞めたい。
でも、次がある保証なんてどこにもない」
そう悩み続けて、
気づけば20年が経っていました。
私たち「就職氷河期世代」にとって、
退職は軽いものではありません。
一度レールを外れたら終わり──
そんな「呪い」のような
強迫観念があるからです。
とはいっても
こんな思いも抱えていませんか?
「このまま会社に残って、本当にいいんだろうか?」
そんなモヤモヤを抱えながら、私は新卒で入った会社に20年以上しがみついてきました。
しかし今、20年後の答え合わせをして
思うことがあります。
それは、「しがみつくことも、ある意味生存戦略だった」ということです。
今回は、
会社への不満を抱えながらも残留を選んだ
私の「泥臭い20年の記録」と、
そこから見えた
「会社を利用して生き残る方法」
をお話しします。
今回の記事はハルマガキャンペーンの
『あなたのストーリー2026』
にエントリーします!

1.泥水をすすり続けた末の「今」
私の社会人生活は、
まさに「忍耐」の連続でした。
氷河期絶頂期で何社も落ち続け、
今の会社の圧迫面接を耐えて
やっと入社したものの、
待っていたのは長年の上司からのパワハラと、
成果を出しても放置される日々。
その後も激務部署へ異動し、
休日深夜問わず仕事に追われ
製品開発を何とかやり遂げても
目立った評価をもらえない。
「ここにいても、もう意味がない」
会社への忠誠心が消えた瞬間、
私は「自分のため」だけに
資格勉強を始めました。
いつか辞めるための準備でした。
しかし、皮肉にもそれが転機となります。
「いつでも辞めてやる」
と腹をくくって取得したTOEICスコア。
670点程度でしたが、奇しくもそれがビジネス留学の参加条件になってしまいました。
ビジネス留学では多くの仲間に恵まれ、ビジネススキルを磨いて帰国。
その後は開発部署から異動し製品企画とマーケティングを学びます。
その後「自分で企画した製品を自分で作れ」という無茶振りに遭いましたが、執念で量産化に成功。
その結果、今度は英語力も評価され
「ドイツへの赴任」を勝ち取ったのです。
20年前、震えていた若手社員は今、
ドイツで現地のエンジニアと
ビールを飲み交わし、
今は大規模プロジェクトを回しています。
もし感情的に辞めていたら、
この景色を見ることは一生なかったはずです。

2.「優秀」の基準は、完全に書き換わった
20年しがみついて分かったこと。
それは、若手の頃に信じ込まされた
「優秀な社員像」は、
もう完全に賞味期限切れだということです。
昔は滅私奉公こそが正義でしたが、
「都合のいい社畜」への
片道切符でしかありません。
今では転職が当たり前になり、
副業もできる会社が増え、AIまで登場。
この20年で、
ルールはここまで変わったのです。
こちらキャリア孔明さんの
参考になるポストです。
職場で 「 こいつは優秀だ 」 とされる基準、もう完全に書き換わってるぞ。
— キャリア孔明 (@career_koumei) January 24, 2026
[ 旧時代の優秀 ]
・毎日遅くまで残業する
・上司の誘いは断らない
・即レスで電話に出る
・マニュアルを遵守する
・会議の資料作りが上手い
・空気を読んで発言する
・会社のために滅私奉公する
[ 新時代の優秀 ]…
このポストの最後に
「会社を利用して市場価値を上げる」
がありました。
まさに今の時代に必要とされている
価値観なのではないでしょうか。
3.会社は「守ってくれる親」ではなく「パトロン」だ
以前、研修で「自分にとっての会社はどんな存在?」という質問を投げかけられ、参加者からは色々な答えが出てきました。
その時私は「蜘蛛の糸」と答えました。
切れたら他に行くところがないから。
しかし他の参加者の答えを見ると、
感じ方は色々です。
「このような捉え方をしているんだな」
と参考になりました。
「エンジニアとして成長させてくれる学校」
「全速力で走らないと追いつかないレール」
「ビジネスパートナー」
「契約書一枚でつながっている」
私がこの20年で「会社から利用」したもの。
数百万かかる留学費用
未経験職種(PM・マーケ)への挑戦権
失敗しても給料が出る実験環境
ドイツ赴任で培ったグローバル感覚
これらを自腹でやるにはリスクが高すぎます。
「自分のキャリア実験に資金を出してくれるパトロン(出資者)」
だと思えば、
景色はガラリと変わるのではないでしょうか。
最後に
「辞める」も「踏みとどまる」も、
どちらも正解です。
ただ一つ言えるのは、
「自分なりにやりきった(使い倒した)」
と思えるまで、その場所に居座ってみる。
それもまた、私たち氷河期世代の、
誇り高い戦い方なのだと思います。
過去は変えられませんが、
会社の「使い方」は明日から変えられます。
就職氷河期という
つらい時期を経験したからこそ言えます。
あなたも会社に対する視点を変えてみませんか?

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