親父の背中をみせた夜🍫ホワイトデーに作ったアトラクション型チョコレート
去年のホワイトデーはどうしたっけなと記憶をたどる。
が、ちっとも出て来ない。
2、3年前のホワイトデーは、ケーキ屋さんでチョコを買った。ラズベリーや柚子ペーストの香りを詰めて、この時期だけよとケーキのように幾重にも装飾されたチョコレート達を、色とりどりに買って帰った。
はて、去年はどうしたんだっけなと、iPhoneの写真アプリを確認してみる。
されど全然写真が残っていない。
あれ?返さない訳ないよなと思い、みてねも探すがやはりない。
きっと、ひとへのプレゼントだから自分では撮っていないのだろう。そして多分、どこかで買ったのだろう。ん〜
…カヌレだったかな… 外でランチだったかな。あとで妻にも聞いてみよう。
🍫
2月には、人様のバレンタイン事情はどうなのだろうかとロバ耳の聞き耳だけ立てといて、自分の事はひとつも言ってなかったぞと気がついた。
これはいかんフェアじゃない。自分はどうだったのか報告せねばなるまい。
ショコラへんのことを、
チョコっとだけ公開しちゃおう。
あの時私は娘(と妻)から、日をおいて2種類のチョコレートを賜ったのだ。
ひとつは14日、市販のアルコール入りのチョコ詰め合わせ。自分では買わないからありがたい。
ママと動画をみて、その入れ物を一緒に工作してくれた。

可愛い

入れ物に書いたひらがなも、ちょっとした漢字もいつの間にか操れるようになっていた。小学校入学前後に、家で一緒にひらがなの練習をしていた時には、字の間違いや書き方を指摘すると、こちらが優しく言ったとしても、6割方キレて怒り出し、「もうやらない!ひらがなキライ!」なんて言い出す始末。
そんな時には決まって腹ペコなことが多いのだけど、私はショボンとしてしまう。前頭葉が未発達でなんて話は分かってはいるが、その荒ぶる言葉の矛先がパパに向かってきたならば、ひらりとかわせる時もあれば、かわせず反射的に返してしまうこともある。
穏やかな気持ちや楽しさも伝播するものだけど、憤怒の気持ちも伝播してしまうのだ。どうやら、上手に書けないことが悔しいようだった。
どうしたものかと思いながら一緒に家で練習する頻度は減ってしまっていたが、親の知らぬ所でちゃんとやってくれていたらしい。先生ありがとうございます。
最近は、暮らしの中の漢字や文章を読めるようになり、楽しいようで何よりだ。
時々見る宿題の文字も、ママより上手かもなんて思うこともあり、その成長に驚く。少しずつだが、成長の証が増えていく。

大すき

ぱぱ大すき💖
大すきの二段構え(´;ω;`)ブワッ‼︎
だがしかし、
それからしばらくして、私は骨折してしまった。
そして祖父母に会いに行くタイミングで、もうひとつチョコを賜わった。無印で買った手作りキットのものだ。祖父達と親戚Boyにあげる為に、ママと一緒に作ってくれていた。
ちなみに、この無印の手作りキットが良いのではないかと進言し、いくつか種類のあった中から娘に選んで貰い、お会計をしたのは、私だ。
そして作ったチョコを入れる包装をどうするか、一緒に動画を見ながら考えたのも、私だ。
こういうのも、「循環社会」と言うのでショコラ。
かろうじて、チョコタルト本体はママが監修してくれて助かった。あわや自作自演の完全犯罪となる所であった。


🍫
そしてまたしばらくして、いざホワイトデーの時が来たれり。
当時の右手のスペックは、刀身の重みで切れる出刃包丁を使い、かろうじて味噌汁は作れるが、握り込む力が必要なチャーハンは作れない。だけど早春の植え替え作業はなんとかやれた。そんな状態だ。
そのため、作れるものは限られる。
え?作るの?
なんてお思いでしょうが、作るのです。
やれることを、やるのです。
娘に手作り貰ったからには応えにゃならん。
親父の背中をみせねばならん。
🍫
🍓
🍫
まずはダークチョコを溶かす。
チョコのレート高騰により、失敗は許されない。
そのため300Wスチームレンチンで軽く溶かし、あとは湯煎でしっかり溶かす。


半分程使い、余ったチョコにバターを溶かして奥行きを出し、お湯で伸ばした純ココアでゆるめる。
オレンジの香りのリキュールで、爽やかな大人の風味を足す。笑顔になるよう願いを込めて、塩ひとつまみを振り入れる。トロトロに溶かし、ホットなチョコレートソースに仕立てた。
ここだけのはなし、これを作った御仁は天才だろうかと思う程うまい。
こういうのを作っている時は、とても楽しい。
味がキマると、とても嬉しい。

そして、
こうして、
こうだ。

黒いベールの結界で秘宝を隠し、それを守護するように鎮座するイチゴ。その後予想される地殻変動の動きを視覚的に楽しめるよう、計算されて置かれたアーモンドスライス。黒に浸され変わりゆく姿を眺めるためのベイクドオーツの塊と、アクセントのアーモンド。
中身はなんだろうかと気になる視線からひた隠し、期待感を引き上げる。仕上げに自らの手でチョコソースをかけ、黒いベールを溶かしてもらう。
お子様には、少々刺激と甘さが強めの仕様だ。


甘い幸せ。
チョコっとだけ、こうして、こうだのメイキングを公開しよう。

よく冷やしてチョコカップを作成。


チョコカップの下には市販のプチシューだのプチドーナツだのに抹茶アイスをサンドした。そしてチョコカップを被せて、ホットなチョコレートソースで溶かして食べる。
昔どこかで食べたデザートの、アレンジ再現だ。

全てが溶けて、固体を胃袋にペロリと収め、祭りの余韻を見つめる娘。
この直後、皆様のご想像通りのお皿のお掃除が始まったのだが、はしたないので公開する訳にはいかないことを陳謝したい。

ではまた、
アッ!

チョコっとだけ、公開してしまった。
