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失敗も経験もすべて自分の糧にすること

『タカラモノ』を読み終えま
した。心の中にじんわりと温
   かいものが残りました。


タカラモノ
和田裕美 (著)

何歳になっても短いスカート
が似合うママは、今日も娘を
そっちのけで、恋に仕事に忙
           しい。
「幸せになりたいんやったら、
 誰かのせいにしたらあかん」。
自由奔放なママに翻弄される
わたしは、反発しながら、そ
れでも愛しながら、次第に大
    人になっていく――。

タカラモノ
和田裕美 (著)
Amazonより

主人公のほのみの目線で描か
れる、破天荒で自由奔放なマ
マとの日々は、最初は「なん
て勝手な親なんだ」と思わず
  にはいられませんでした。
美人で料理も水商売も上手な
ママは、娘をそっちのけで恋
       や仕事に夢中。
世間の「正しい母親像」から
は大きく外れていて、なぜこ
んな人が結婚し、子どもを二
人も持ったのか、正直疑問に
感じる場面も多かったです。

でも、読み進めるうちに、マ
マの言葉や生き様に妙に納得
 したり、勇気づけられたりと、
私自身の価値観が少しずつ揺
さぶられていくのを感じまし
            た。
「幸せになりたいんやったら、
誰かのせいにしたらあかん」
「私は私の人生を生きる。他
の人は関係ない。そして全部
  自分で責任をとる」――
ママの潔さや、どんな状況で
も自分で選んで生きていく姿
勢は、世間の常識を超えたか
   っこよさがありました。

ほのみは、そんなママに反発
しながらも、彼女の言葉や背
中から「自分の人生を自分で
切り開くこと」「失敗も経験
 もすべて自分の糧にすること」
        を学びます。
最初は自信がなかったほのみ
が、ママの「あなたはタカラ
モノ」という魔法のような言
葉に背中を押されて、少しず
つ大人の女性へと成長してい
く姿は、読者である私自身に
も重なる部分がありました。

この物語は、家族愛や自己肯
定感、そして「生まれた環境
は選べないけれど、自分の人
生は自分で輝かせられる」と
いうメッセージが詰まってい
           ます。
時には世間の常識や他人の目
を気にして、自分の人生を誰
かのせいにしたくなることも
あるけれど、ママのように「
全部自分で責任をとる」と言
い切れる潔さを持ちたい――
そんなふうに思わせてくれる
        一冊でした。

終盤、パパとのわだかまりが
解けていく展開や、ほのみが
自分自身の「タカラモノ」に
気づいていくラストは、切な
さの中にも温かさがあり、読
後感もとても良かったです。
ママの名言がたっぷり詰まっ
た、元気をもらいたいときに
何度でも読み返したくなる作
         品でした。

「タカラモノ」とは、家族や
愛する人、そして自分を応援
  してくれる心の中の存在。
私にとっても、「自分の人生
を自分で選び、責任を持つこ
と」こそが、かけがえのない
宝物なのだと、改めて気づか
      せてくれました。


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❤️になってきた。より

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